日産自動車、「エコ・ファースト企業」認定を取得

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は1日、環境省が創設した「エコ・ファースト制度」(*)において、同社の中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム 2010」に掲げた3つの重要課題に沿った包括的な環境への取り組みが評価され、自動車業界トップランナー企業として「エコ・ファースト企業」の認定を受ける。同社は、1日に環境省にて行なわれる締結式に出席し、鴨下一郎環境大臣に対し「エコ・ファーストの約束」を行う。

日産の「エコ・ファーストの約束」

  1. 低炭素社会の実現に向けてCO2排出量を最小化する。
  2. 水・大気・土壌の保全を目指して、エミッションをクリーン化する。
  3. 再資源化率100%を目指して、資源の有効活用を推進する。
  4. あらゆる事業活動から環境負荷を低減し、環境意識の向上に努める。

今後同社は「エコ・ファーストの約束」における取り組みについて、その進捗状況及び結果を環境省に報告するとともに、定期的な公表を行っていく。

同社は、 日産環境理念である「人とクルマと自然の共生」の実現を目指し、持続可能なモビリティ社会の発展に貢献するため、2006年12月に「ニッサン・グリーンプログラム 2010」を発表した。本計画では、シンシア・エコイノベーターとして究極のゴールである「日産の企業活動と日産車の使用過程から生じる環境負荷を自然が吸収可能なレベルに抑える」ことを目指し、「CO2排出量の削減」「エミッションのクリーン化」「資源循環(リサイクル)」の3つを重要課題として、その取り組みを積極的に推進してきた。

今回の「エコ・ファースト企業」認定は、長期的に目指すゴールを明確にし、様々な側面で環境負荷を低減する包括的な取り組みが評価されたものである。同社は、環境大臣と「エコ・ファーストの約束」を締結することで、高い透明性をもって、環境への取り組みを今後一層強化していく。

(*) 「エコ・ファースト制度」
環境省が業界トップランナー企業の環境保全への取り組みを促進する為に今年4月より開始した制度。京都議定書の目標達成に向け、企業がその環境保全に対する取り組みについて「エコ・ファーストの約束」として環境大臣と締結する。エコ・ファースト企業として認定されると、 使用基準を遵守することを条件に店舗・広報等において「エコ・ファースト・マーク」の使用が許可される。

以 上