日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス・ゴーン)はこのほど、同社の九州工場を母体とした新会社を設立することについて正式決定しました。新会社の名称は「日産自動車九州株式会社」で、代表取締役に児玉幸信(現日産自動車(株)九州工場長)が就任する予定です。
同社設立は、日産自動車のホームマーケットである日本での事業強化の取り組みの一環として実施するものであり、昨年10月の検討開始の発表以降、日産自動車労働組合とも協議を重ね、検討を進めてきた結果、労働条件も含め合意に至ったものであります。
自動車産業を取り巻く環境は、各国通貨に対する円高の進行や、世界経済の長期的な低迷、新興国企業の台頭、エネルギー・地球環境問題に対する関心の高まりなどによる小型車へのシフトや、電気自動車をはじめとした電動化車両の市場投入など、従来にない厳しさを増すと同時に、大きな転換期を迎えております。
日産自動車がグローバル自動車企業としていっそう成長していくためには、将来にわたり小型車も日本で生産し続けられるグローバル競争力を持った生産拠点をつくりあげていく必要があります。これを実現することで、国内100万台レベルの生産を確保・継続してまいります。
代表者: | 児玉幸信 |
会社設立: | 2011年8月1日(予定) |
事業開始: | 2011年10月1日(予定) |
所在地: | 福岡県京都郡苅田町新浜町1番地3 |
敷地面積: | 約2,362,000㎡ |
資本金: | 10百万円 |
従業員数: | 3,760名(予定) |
生産能力: | 約43万台(定時間稼動前提) |
生産品目: | セレナ、ティアナ、ラフェスタ、エクストレイル、デュアリス、ムラーノ、ローグ(輸出専用)、アルメーラ(輸出専用) |
以 上