日産学園とKONDO レーシングは2012年スーパー耐久シリーズに参戦

日産学園とKONDO レーシングは2012年スーパー耐久シリーズに参戦

学校法人 日産学園(本社:神奈川県横浜市旭区、理事長:太田憲男)とKONDO レーシングを運営する株式会社エムケイカンパニー(本社:東京都港区、代表:近藤真彦)は、2012年スーパー耐久シリーズGT3クラスにNISSAN GT-R NISMO GT3にて参戦することを発表しました。

NISSAN GT-R NISMO GT3

日産学園は日産自動車大学校(整備専門学校)として、全国の日産販社を中心とした日産グループに優秀なテクニカルスタッフ(整備士)を育成・輩出しています。毎年高い国家整備士資格合格率と、就職内定率100%の実績を掲げ、日産販売ネットワークを支える重要な役割を担っています。
また、KONDO レーシングはスーパーGTレースにおける日産陣営の重要な一角を担いこれまで何度もの優勝をはじめ優秀な成績を収めてきました。
このたび日産学園とKONDO レーシング両者の間で、「真のクルマ好き人財、組織に通用する人財の発掘をモータースポーツを通じて実現していく」という狙いが一致したため、本共同プロジェクトが実現しました。
使用車両は、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(NISMO)開発のGT-R(GT3仕様)車両となり、2012年スーパー耐久に参戦します。
尚、本プロジェクトはレース参戦のみにとどまらず、日産学園とKONDO レーシングによる、「日産販社メカニックにとっても重要なレースメカニックのプロの技術や、組織運営に必要なチームワークなどを学んでもらう教育プログラム」により、次の世代を担う整備士を養成することを目標としています。また、本プロジェクトに賛同した、株式会社スリーボンド(本社:東京都八王子市)をメインパートナーに迎え、(株)ファルテック、日産グループ企業も協力しての継続的なプログラム推進を予定しています。

具体的には、以下の教育プログラム内容を実施予定です。

1)テクニカル領域

  • プロのレースメカニックの技術の正確性・責任の重さ等を講義・実習を通じて学ぶ
  • サーキットにおける実際の整備の見学・レース後の実車を使ったメンテナンス授業
  • 横浜校にレース車両専用ピットを設置し、KONDO レーシングのエンジニア・メカニックを常駐させ、日常的にレース車両整備・チューニングを見学可能とする。
    (選抜した横浜校学生15名程度をメンテナンスメカニックとしてメカニックの体験もさせる)

2)コミュニケーション領域

  • レース運営を通じてチームワークの重要性を学ぶ。
    サーキットでは各サーキット近隣の日産校生50名程度をスタッフとして参加させ、役割の重さ、連携を学ぶ。それを踏まえた座学授業も行なう。
  • レースごとに「振り返り」「改善課題の抽出と対策」を行い、業務プロセスを学ぶ。
    成果を全校学生で共有し全校学生の理解を促進する。
  • レースの応援を通じて学生の一体感を醸成し、日産DNAを体得させていく。

■チーム体制

No. エントラント 監督 ドライバー 車両名 タイヤメーカー
24 KONDO RACING 近藤真彦 未定(3名予定) スリーボンド 日産自動車 大学校 GT-R 横浜ゴム

■参戦スケジュールと関係校
  4/28・29   ツインリンクもてぎ (栃木校)
  5/19・20   スポーツランドSUGO (栃木校)
  8/25・26   岡山国際サーキット (京都校・愛媛校)
  10/20・21  鈴鹿サーキット (愛知校・京都校)
  11/10・11  オートポリス (京都校・愛媛校)

注)日産自動車大学校は全国に5校。国家2級整備士資格を取得する整備科1,198名、国家1級整備士資格を取得する1級工学科604名、板金塗装資格を取得する車体科63名計1,865名の在学生を有する。(2012.4現在)
日産栃木自動車大学校(運営:日産学園)
日産横浜自動車大学校(運営:日産自動車アフターセールス本部)
日産愛知自動車大学校(運営:日産学園)
日産京都自動車大学校(運営:日産学園)
日産愛媛自動車大学校(運営:愛媛日産自動車株式会社)

<学校法人 日産学園HP> http://www.nissan-gakuen.ac.jp/
<KONDO RACING HP> http://www.matchy.co.jp/index.php

<関連情報>
「日産モータースポーツ」サイト

以 上