日産自動車、2015年度通期決算を発表

当期純利益は5,238億円を計上
日産自動車、2015年度通期決算を発表

2015年度連結決算
(東京証券取引所届出 ‐
中国合弁会社に持分法を適用)注1
2015年度通期
(2015年4月~2016年3月)
前年比
売上高 12兆1,895億円
(1,014億USドル、919億ユーロ)
+7.2%
営業利益 7,933億円
(66億USドル、60億ユーロ)
+34.6%
当期純利益 注2 5,238億円
(44億USドル、40億ユーロ)
+14.5%
2015年度通年の平均レートである1USドル120.2円、及び1ユーロ132.6円を使用しています。

 

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は12日、2015年度通期の決算を発表しました。
2015年度通期は増収増益となりました。北米、西ヨーロッパ、および中国で発売した新型車の好調な販売が、為替変動によるマイナスと、減速する新興市場の影響を打ち消しました。

連結営業利益は前年度から34%以上上回る、7,933億円に達し、売上高営業利益率は6.5%となりました。連結売上高は12兆1,895億円です。

中国合弁会社の業績を比例連結したベースでは、2015年度通期の売上高は前年同期から7.7%増の13兆3,656億円となりました。営業利益は前年同期から30.2%増の9,355億円に達し、売上高営業利益率は7.0%となりました。
なお、2015年度の日産のグローバル販売台数は、前年比2.0%増の542万台でした。

日産の社長兼CEOのカルロス ゴーンは、「この好業績は、特に北米における継続的な新車攻勢が功を奏しています。新型車の力強い販売と継続的なコスト低減の取り組みにより、複数の新興国市場における為替動向の逆風と不安定な市場環境の中でも持ちこたえています」と述べました。

さらに、「今年度は、特に自動運転技術の採用などの継続的な商品改良やルノー・日産アライアンスによるシナジー効果の増大がこれからの発展を牽引することになります。当社は将来を見据え、中期経営計画『日産パワー88』の高い目標に向け、まい進していきます。しかしながら、不安定な市場環境と為替動向を踏まえ、今年度は慎重な業績見通しとしました」と語りました。

 

2016年度の見通し
2016年度のグローバル販売台数は3.3%増の560万台を見込んでいます。これはグローバル市場シェア6.3%に相当します。

「マキシマ」、「アルティマ」、「タイタン」、そしてインフィニティ「Q30」を含む新型車が拡販に寄与すると見込んでいます。

堅実な販売見通しおよび慎重な為替予想に基づき、日産は2016年度(2017年3月期)の業績予想を次の通り東京証券取引所に届け出ました。

2016年度連結決算予想
(東京証券取引所届出 ‐ 中国合弁会社に持分法を適用)注1
売上高 11.8兆円
(1,124億USドル、983億ユーロ)
営業利益 7,100億円
(68億USドル、59億ユーロ)
経常利益 8,000億円
(76億USドル、67億ユーロ)
当期純利益 注2 5,250億円
(50億USドル、44億ユーロ)
1USドル105円および1ユーロ120円で算出

 

注1) 2013年度から中国の合弁会社 東風汽車有限公司の連結方法が変わり、持分法が適用されています。本会計基準では、連結当期純利益に変化はないものの、連結売上高と連結営業利益には東風汽車の数値は含まれなくなります。

注2) 親会社株主に帰属する当期純利益

当社決算の詳細については、以下より資料をダウンロードいただけます。
http://www.nissan-global.com/JP/IR/FINANCIAL/

以 上