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日産フォーミュラEチーム、サンパウロe-Prixレースレポート

日産フォーミュラEチーム、サンパウロe-Prixレースレポート

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は、3月25日にフォーミュラE世界選手権シーズン9の第6戦となるサンパウロe-Prixに参戦しました。ブラジルで初めて開催された本大会で、ノーマン ナトーとサッシャ フェネストラズの両ドライバーは2回のフリー走行で好調なペースを見せたものの、決勝ではともにリタイアという悔しいレース結果となりました。

音声・字幕:英語のみ


フェネストラズはフリー走行1(FP1)で2番手、ナトーはFP2で3番手となるなど速さを見せ、チームは直近のハイデラバード大会やケープタウン大会のような良い結果を目指していました。しかし、ナトーは予選で惜しくも100分の2秒差でデュエルへの進出を逃し、フェネストラズもコンマ1秒以内の差で、さらにその後方から決勝をスタートすることになりました。

ナトーはスタート直後の激しい攻防でアクシデントに巻き込まれ、マシンのフロント部分にダメージを受け、リタイアに追い込まれました。その数周後、フェネストラズも前方のアクシデントを避けようとした際に壁に接触し、コース上にてストップすることになりました。

次戦となる第7戦・8戦は、ドイツのベルリンで4月22日・23日に開催されます。

日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ ヴォルペは「力強いレースができると信じていたので、悔しい結果です。プラクティスではペースが良かったのですが、残念ながら予選のデュエルに進むことができず、決勝ではナトーとフェネストラズの両名ともリタイアとなってしまいました。ベルリンでのダブルヘッダーに向けて、これから過去6戦のレースを分析します。今シーズンはこれまで良いところが多く見つかっています。また、今大会では弱点も見えましたので、どこに注力すべきかは理解できています。引き続き競争力を保ち、上位のポジションに挑戦します。来月には立ち直りたいと思います」と述べました。

 

ドライバーコメント

ノーマン ナトー

「週末を通してずっとマシンの調子は良かったんです。プラクティスでも速かったし、あと少しでデュエルに進出できるところまで来ていました。決勝は8番手からのスタートでしたが、滑りやすいグリッドだったためにスタートがうまくいかず、厳しいバトルに巻き込まれてしまいました。3コーナーに入るときに、接触を避けようとして急停止した前方のマシンをかわそうとしましたが、間に合いませんでした。残念ながらこの接触でレースが終わってしまいました。期待したような1日ではなかったですが、前進はしています。ベルリンまでの短い休みの間に切り替えて、次は良い結果を目指して、しっかりポイントを獲得したいです」

 

サッシャ フェネストラズ

「ナトーと私が早々にリタイアしてしまったことによって、チームにとって不運な週末になってしまいました。ここ数戦の好調ぶりを見て、もっと良い結果を期待していただけに、非常に残念です。大会では幸運と不運がつきものですが、今回もそうでした。レース展開に慣れ始めてきたところで、ターン4と5で前方のアクシデントを避けるためにブレーキングをすると、後輪がロックして壁に接触してしまいました。この接触でサスペンションアームとラジエターにダメージを受けてしまい、レース終了となってしまいました。残念な週末でしたが、良いところもあったので、もっと強くなって戻ってくるつもりです」

 

以上