令和4年度日本アルミニウム協会賞「開発賞」を受賞

 

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は19日、令和4年度日本アルミニウム協会賞において、「プレめっきアルミバスバー」で「開発賞」を受賞したと発表しました。

 

今回受賞した技術概要、技術者は次の通りです。

 

■ 受賞テーマ:「プレめっきアルミバスバー」

 

■ 受賞者:桜田 賢人   日産自動車株式会社
 大竹 富美雄  日本軽金属株式会社
 吉田 明仁   日本軽金属株式会社
 西川 洋介   日本軽金属株式会社

 

■ 技術概要:

バスバーは、高圧大電流が流れる金属板材部品で、バッテリーやインバータなど、広く電動パワートレインユニットに用いられるものです。
バスバー材料として従来は主に銅が採用されていましたが、今回開発した「プレめっきアルミバスバー」は、高導電性アルミ基材に新開発のニッケル表面処理を廉価なプレめっきプロセス(※)で用いたうえで、コストダウンと軽量化および電気性能を実現させました。これは、ニッケルめっきの粒径を制御することで電気抵抗を低減する新たなめっき技術を適用することで可能としたものです。また、本技術はカスケードリサイクルが可能な材料設計であるため、カーボンニュートラルにも貢献します。

 

(※)部品加工をする前のロール状のアルミ板に対して連続的に大面積を表面処理できるプロセス

 

以 上