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日産自動車、2023年度第1四半期決算を発表

・第1四半期の売上高は前年比37%増の2兆9,177億円
・営業利益は前年比98%増の1,286億円
・当期純利益注1は同124%増の1,055億円

 

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は26日、2023年度第1四半期決算を発表しました。

 

2023年度第1四半期は、連結売上高2兆9,177億円、連結営業利益1,286億円、売上高営業利益率4.4%、当期純利益注1は1,055億円となりました。中国での販売台数は新型コロナウイルス感染症や販売競争激化の影響を受けて減少しましたが、その他の地域の販売台数は前年比で大きく増加しています。さらに、適正な価格設定を行い、財務規律を徹底したことに加え、円安も追い風となって、売上高や利益を大きく向上させました。

 

2023年度第1四半期3か月財務実績

中国合弁会社に持分法を適用した2023年度第1四半期の財務実績は次の通りです。

(東京証券取引所届出
- 中国合弁会社に持分法を適用)注2
2022年度
第1四半期
2023年度
第1四半期
増減
(対前年)
売上高 2兆1,373億円 2兆9,177億円 +7,804億円
営業利益 649億円 1,286億円 +637億円
売上高営業利益率 % 3.0% 4.4% +1.4ポイント
経常利益 1,040億円 1,666億円 +626億円
当期純利益注1 471億円 1,055億円 +584億円

2023年度第1四半期の平均レートは、1USドル137円、及び1ユーロ150円を使用しています。

 

中国合弁会社を比例連結した会計基準では、2023年度第1四半期の連結営業利益は1,305億円、売上高営業利益率は4.2%となり、当期純利益注1は1,055億円となりました。

 

2023年度の業績見通し

中国における販売台数の減少を受け、2023年度の販売台数は、前回見通しに対して7.5%減の370万台となる見込みです。しかし、販売台数減少による減益要因はあるものの、財務規律の徹底や為替の見直し等により、今年度の通期業績見通しを次の通り修正します。連結売上高は12兆6千億円、連結営業利益は当初見通しから300億円改善した5,500億円、当期純利益注1は対前回比で250億円改善し、3,400億円となる見込みです。

中国の合弁会社に持分法を適用した2023年度通期予想は下記の通り修正し、東京証券取引所に届け出ました。

(東京証券取引所届出
- 中国合弁会社に持分法を適用)注2
前回見通し 今回見通し 増減
(対前回見通し)
売上高 12兆4,000億円 12兆6,000億円 +2,000億円
営業利益 5,200億円 5,500億円 +300億円
当期純利益注1 3,150億円 3,400億円 +250億円

社長兼CEOの内田 誠は「第1四半期は中国市場での低迷を他の地域でカバーし、業績を前年比で大きく向上させました。特に日本と北米における生産と販売の回復が顕著で、第2四半期以降もこの勢いを維持していきたいと考えています。販売が落ち込んでいる中国ではエクストレイルにe-POWERを追加し、ヴェヌーシアブランドのプラグインハイブリッド車も投入するなど、商品ラインナップの強化を進めています。事業環境が大きく変化し、競争がますます激化する中国において、一朝一夕に事業を立て直すことは困難ですが、中長期戦略の立案と実行を急ぎ、着実に収益の改善を進めていきます」と述べました。

 

注1)親会社株主に帰属する当期純利益

注2)2013年度から中国の合弁会社 東風汽車有限公司の連結方法が変わり、持分法が適用されています。本会計基準では、連結当期純利益に変化はないものの、連結売上高と連結営業利益には東風汽車の数値は含まれなくなります。

*業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいており、リスクと不確実性を含んでいます。実際の業績は現状の業績見通しと異なる可能性があることをご承知おきください。

 

 

当社決算の詳細については、以下より資料をダウンロードいただけます。
www.nissan-global.com/JP/IR/FINANCIAL/

 

以 上