日産自動車、東風汽車有限の総裁人事を発表 新総裁に関潤副総裁が昇格

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン、以下「日産自動車」)の中国における合弁会社である東風汽車有限公司(本社:湖北省武漢市、総裁:中村公泰、以下「東風汽車有限」)は、本日、2014年1月1日付総裁人事を発表した。新しい東風汽車有限の総裁には、現在、同公司の副総裁である関潤が、12月末に予定している同公司の董事会(取締役会)の承認を経て就任する。現総裁の中村公泰は、同じく1月1日付で、日産自動車の副社長に就任し、TCSX(トータル カスタマーサティスファクション部門)を統括する。

東風汽車公司および東風汽車有限公司董事長の徐平は、今回の総裁人事に関し次のように述べた。
「東風汽車有限は、中国最大の自動車合弁企業として、創立後十年間で注目すべき業績を上げ、両親会社とステークホルダーの利益及び社会的責任の遂行に大きく貢献しました。そして、中外合弁企業の中において、誠意ある提携、優れた経営、調和のとれた発展という面で模範となりました。中村総裁は勤勉な努力を重ね、東風汽車有限の健全で調和のとれた持続可能な発展に大きく貢献しました。後任の関新総裁には、東風汽車有限の経営チームを率いて、努力を重ねて、さらに素晴らしい業績をあげることを望んでいます」。

また、日産自動車チーフ・コンペティティブ・オフィサーの西川廣人は、「今回の東風汽車有限新総裁人事の発表にあたり、現地合弁パートナーである東風汽車グループの継続的な支援に改めて感謝の意を示すとともに、これまで6年間に亘り東風汽車有限の経営をリードしてきた中村公泰総裁の功績を称えたいと思います。中村総裁のリーダーシップのもと、日産の中国事業は大きく発展し、当社のグローバル販売台数のほぼ4分の1を占めるまでに成長を遂げました。日産自動車のグローバル規模の中期経営計画である日産パワー88で掲げる目標を達成する為にも、当社にとって最も重要な戦略的市場の一つである中国での持続的な成功は不可欠です。今後、関新総裁の下で、東風汽車有限がさらに発展することを期待しています。」と述べた。

新しく総裁に就任する関潤は、1986年に日産自動車に入社し、エンジン生産技術等を担当。2012年に執行役員に昇格し、アジア事業や関係会社管理、国内連結販社管理を担当。翌2013年4月に東風汽車有限の董事・副総裁に就任し、これまで、商品・EV事業を担当している。

以 上