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日産、ゼロ・エミッションのアイスクリーム移動販売車のコンセプトカーを公開

Mackie’s of Scotlandとの提携により、再生可能エネルギーで稼働するアイスクリーム移動販売車で 従来発生していた炭素の削減を可能にする
日産、ゼロ・エミッションのアイスクリーム移動販売車のコンセプトカーを公開

日産は、英国の「クリーン・エア・デイ」である6月20日、ICE(Internal Combustion Engine:内燃機関)を使用しない、100%電気で稼働するアイスクリーム移動販売車のコンセプトカー「Sky to Scoop」を発表しました。

日産は、再生可能な風力と太陽光エネルギーで家族経営の酪農場を運営しているアイスクリームメーカー、Mackie’s of Scotlandと提携しました。今回「Sky to Scoop」が、アイスクリームの販売におけるあらゆる場面での炭素依存度をいかに低減させられるかを証明します。

アイスクリーム移動販売車の中で、特に古いモデルのものは、冷蔵設備を稼動させるために、ディーゼルエンジンを動かし続ける必要があります。使用されているモーターは、アイドリング状態で放置していると、ブラックカーボンを含む有害な排出物を発生させると批判されています。英国の幾つかの街や都市では、こういったクルマを禁止もしくは罰金の対象にすることが検討されています。日産は、カーボンフットプリント(製品が販売されるまでの温室効果ガス排出量)の削減とお客さまにより最良の方法で商品の提供を目指す販売会社に、有効的なソリューションを提示します。

今回発表した「Sky to Scoop」は、日産の100%電気LCV(小型商用車)である「e-NV200」をベースにしています。このクルマは、ゼロ・エミッションのパワートレイン、再利用可能バッテリー、太陽光による再生可能エネルギーの生成を組み合わせた、日産の電気による「エコシステム」の実証をコンセプトとしています。

英国日産のマネージングディレクターであるKalyana Sivagnanamは、「アイスクリームは世界中で楽しまれています。しかし消費者はおいしさだけではなく、アイスクリームを作り出す方法が与える環境への影響と、消費者のもとにアイスクリームがどうやって届けられるかの『ラストマイル』をも気にしています。このプロジェクトは『ニッサン インテリジェント モビリティ』戦略の優位性を証明する最高の機会です。日産は10年以上にも及ぶ電気自動車の経験と、進化したバッテリー技術を応用することで、お客さまの期待を大きく上回るような方法で、クリーンなソリューションを作り上げます。有害な排気ガスの排出を抑え、再生可能エネルギーをさらに活用することで、私たちは世界をより良くする手助けをしていきます」と述べました。

このクルマのモーターは40 kWhのバッテリーで駆動していますが、アイスクリームサーバー、冷凍庫、飲料用冷蔵庫を含む車内のアイスクリーム用設備は、2019年後半に発売予定の「Nissan Energy Roam(ニッサン エナジー ローム)」を搭載しています。業務用およびレジャー用に設計された「ROAM(ローム)」は、日産の第一世代の電気自動車(2010年から製造)から回収されたリチウムイオン電池を再利用した防水型ポータブル蓄電バッテリーです。日産の電気自動車のバッテリーは、生まれ変わって第二の人生を歩んでいきます。

Mackie’s of Scotlandのマーケティングディレクター、Karin Hayhow氏は、「『Sky to Scoop』により二酸化炭素の排出を無くし、再生エネルギーの活用による自立的エコシステムを実現するという我々のビジョンにおいて、日産は完璧なパートナーであり、一緒にこのプロジェクトを実施できたことを大変嬉しく思います。」と述べました。

以下よりプロモーション映像(英語)をご覧いただけます。


※上記内容は、ロンドン現地時間2019年6月20日に欧州で配信されたリリースを参考和訳したものです。