セレナをマイナーチェンジ

　日産自動車は、セレナをマイナーチェンジし、12月25日より全国一斉に発売する。

標準ルーフV-Gナビパッケージ(2WD)

　今回のマイナーチェンジでは、フロント、リヤなどのデザインを一新すると共に、インテリアについても新造形のインストルメントパネルや新しい内装色の採用などの仕様変更を行い、より一層の質の高さを実現した。また、ご好評をいただいている両側スライドドアに加え、リモコンオートスライドドアの採用により乗降性をさらに高めるとともに、TV／ナビゲーションシステム（DVD方式、７インチワイド液晶モニター）＆バックビューモニター（カラー）を採用するなど、利便性の向上も図っている。

　走りの性能については、全車QRエンジンを採用し、低・中速域のトルクを向上させ、スムーズな走りを実現するとともに、高い静粛性と低燃費を実現した。また、25X、25ハイウェイスターXにNEO QR25DEエンジンを採用し、2.5リッターのゆとりある走りを実現した。

環境への配慮としては、排出ガス清浄化の為にエンジンの改良を実施し、全車が国土交通省の低排出ガス車認定制度で「超-低排出ガス車」として認定を受けている。さらに、2010年燃費基準にも適合し、環境配慮化（グリーン化）税制の優遇措置を受けることができる。

今回、グレード体系を見直し、25X、V-Gナビパッケージ、V-G、V、25ハイウェイスターX、ハイウェイスターの６グレードとした。

＜販売目標台数＞　　　　　　　５,０００台／月

＜取り扱い販売会社＞　　　　NISSAN Red Stage：サティオ系、プリンス・チェリー系販売会社
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊全車種取り扱い店(NISSAN Red & Blue)を含む

＜発表展示会＞           　　　　 １月１２日（土）、１３日（日）、１４日（月）

＜車両概要＞
１.エクステリア
　フロントは横方向の広がりを強調し、安定感とすっきりとしたモダンな印象を表現した。V-Gナビパッケージ、V-G、Ｖグレードは、車体色グリルとし、若々しさとスポーティさを表現。25Xグレードは、メッキグリルで高級感を向上させた。

　リヤについては、標準ルーフ車に新造形のバックドアを採用し、バックドアフィニッシャーの追加やリヤコンビネーションランプの大型化、アルミ蒸着化を実施し、がっしりとした力強い造形により、安定感と車格感を向上させた。また、樹脂製リヤワイパーや、リヤアンダーミラーを全車スタイルドタイプに変更するなど、品質感を向上させた。ホイールカバーには、モダンさを表現した新造形のフルカバーを採用した。

　ハイウェイスターは、フォグランプ内部のメッキ化、新造形のリヤアンダープロテクターとアルミホイールの採用などにより、立体的でダイナミックなデザインとした。また、バックドア右下部に専用ネームバッジを配し、スポーティさとプレミアム性の高さを表現した。

２.インテリア
　新造形のインストルメントパネルは、ナビゲーション画面を中心とする左右対称のイメージで空間の横方向への広がりを表し質感を向上させた。また、明るい内装色（カフェラテ）を採用し、より快適な空間を実現した。さらに、３連リングダイアル式ヒーターコントロールの採用やメーター、スイッチの照明をイエローオレンジ色に統一するなど、高級感とスポーティさを演出した。

　ハイウェイスターは、スポーティさと快適さを兼ね備えるハイコントラストなブラック/ベージュの内装色（エスプレッソ）を採用し、専用ステアリングを装備するなど、さらなる

　スポーティさを表現した。また、25ハイウェイスターXには、チタン調のパワーウインドウフィニッシャーを配し、よりスポーティ感を高めた。

３.装備
　好評の両側スライドドアに加え、リモコンオートスライドドアを採用し、乗降性の良さをさらに高めた。また、TV／ナビゲーションシステム（DVD方式、７インチワイド液晶モニター）＆バックビューモニター（カラー）を採用し、利便性と視認性を向上させた。

　従来の８人乗り (5:5分割シート) に加え、７人乗り（キャプテンシート）を設定し、より快適な室内空間を実現するとともに、１列目から３列目シートへのウォークスルーを可能とした。また、サードマルチアップシート（横跳ね上げ式）をオプション設定し、居荷室の用途に応じたシートタイプ選択の自由度を拡げた。

　その他、足踏み式パーキングブレーキやフロントセンターテーブルの採用、インストルメントパネルの変更による収納スペースの拡大・充実により、利便性を一段と向上させた。

４.エンジン、ドライブトレーン
　全車にQRエンジンを採用した。NEO QR20DEエンジン搭載車は、低・中速域のトルクアップによる洗練された走りを実現するとともに、2WD車は、ハイパーCVTとの組み合わせにより、さらにスムーズな走りと燃費の向上を図った。また、NEO QR25DEエンジン搭載車は、2.5リッターならではの太いトルク240N・m(24.5kgf・m)により、ゆとりある走りを実現した。

５.環境への配慮
　今回、全車が国土交通省の低排出ガス車認定制度における「超-低排出ガス車」^＊１に認定されている。さらに、2010年燃費基準にも適合しており、環境配慮化（グリーン化）税制の優遇措置^＊２を受けることができる。

^＊１： 2000年4月より国土交通省が、一般消費者の選択を通じ、排出ガス低減性能の高い自動車の普及を促進するために開始した低排出ガス車認定制度で、NOxおよびHCの排出量の低減レベルが「平成12年基準排出ガス75%低減レベル」をクリアした低公害車。
^＊２： 環境配慮化（グリーン化）税制適合車は、2002年3月31日まで、自動車取得税が15,000円軽減される。さらに、同適合車の内、2003年3月31日までに登録した「超−低排出ガス車」は、新規登録の翌年度から２年間、自動車税が50%軽減される。但しオーテックジャパン取扱い車は適用除外となります。

＜全国希望小売価格（消費税を含まず）＞

（単位：千円）

☆掲載写真車種

E-ATx：フルレンジ電子制御４速オートマチック
HYPER CVT：無段変速機

（了）