3台目のNissan GT-R LM NISMOは、日本車初のポールポジションを獲得したR90CKカラーに

3台目のNissan GT-R LM NISMOは、日本車初のポールポジションを獲得したR90CKカラーに

日産は、ル・マン24時間に参戦する#21 Nissan GT-R LM NISMOがまとう特別なカラーリングの一部を発表しました。25年前、グループC最盛期に、マーク・ブランデルがル・マンで3分27秒020というタイムを記録しポールポジションを獲得したマシンがNissan R90CKです。

3台目のLM P1マシンとなる#21 Nissan GT-R LM NISMOは、現在のSUPER GTチャンピオンである松田次生(日本)と、GTアカデミー勝者のルーカス・オルドネス(スペイン)、マーク・シュルツイスキー(ロシア)の3人がステアリングを握ることになっています。

当時のカーナンバー#24をつけたNissan R90CKは、過去のポールポジション獲得マシンとしてル・マンのスペシャルパレードに登場する予定です。ドライバーは、そのタイムを記録したマーク・ブランデルが努めます。1100馬力ものマシンは、観衆の注目の的になることでしょう。

「ポールポジションを手にした周は、はっきりと覚えています。なかなかできないことだけに、覚えているのです。すべてがうまくいった瞬間でした。」とブランデル。「#21 Nissan GT-R LM NISMOがR90CKカラーになるというのは素晴らしいことです。ル・マンでその姿を見られるのがとても楽しみです」

「レースにおける伝統は、とても大切です」と、ニスモのグローバルヘッドオブブランド・マーケティング&セールスであるダレン・コックスはカラーリングの理由について話しています。「ニスモ本社に展示してあるNissan R390は、ル・マンの表彰台とともに、80~90年代のグループCやIMSAでの活躍を思い出させる、ファンの中で根強い人気のあるブルーカラーです。ですから、今年のル・マンでデビューさせる3台目のLM P1マシンは、できるだけ伝統を感じられるデザインにしたいというところから話が始まりました。これはソーシャルメディアを介して分かった、ファンの要望でもあります。伝統を反映させた今回のデザインは、ル・マンというレースの歴史に残るでしょう」

日産LM P1ドライバー、最初のサルテサーキット走行は次の日曜日
3台のNissan GT-R LM NISMOは、次の日曜日の公式テストデーにル・マンを走ります。Nissan GT-R LM NISMO がル・マンを走ることも、他のル・マンのエントラントと一緒にコースを走るのもこれが初めてです。

日産/ニスモLM P1チームのル・マンルーキードライバーの3人は、このテストデーの間に規定の10周を走行しなければなりません。チームは、テストデーでNissan GT-R LM NISMOの車両セットアップを進める予定にしているため、3人はジネッタ・ニッサン LM P3のマシンでテストデーに臨むことになっています。

ルーキードライバーの走行後は、ジネッタ・ニッサンLM P3のマシンは2013年GTアカデミー勝者のニック・マクミランに引き継がれます。また、もう1台のLM P3マシンは、オリンピック金メダリストでもあるクリス・ホイがドライブします。

<関連情報>
「日産モータースポーツ」サイト

以 上