2006年モータースポーツ体制発表

モータースポーツ体制発表会

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス・ゴーン 以下、日産)及びニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(本社:東京都品川区南大井 社長:眞田裕一 以下、ニスモ)は、本日、2006年度のモータースポーツ活動について発表した。


ワークスとしてはニスモがSUPER GTに参戦する。また、グラスルーツ活動支援のため、国内外のプライベートチームの活動をサポートしていく。

1.SUPER GT

Z33型フェアレディZにて、SUPER GTに出場する。日産系チームの総監督を柿元邦彦が引き続き務め、ニスモのチーム監督は新たに飯嶋嘉隆が担当する。

また、ニスモはSUPER GTにフェアレディZで参戦するチームへの技術支援及び車両開発を行う。本年度は、これまでのハセミモータースポーツとチームインパルに加え、KONDO RACING(監督:近藤真彦)が新規加入し、日産系チームとしては全5台で同シリーズGT500クラスに出場する。

2006年型フェアレディZの開発にあたっては、(1)旋回性能の向上(エアロダイナミクスの向上)、(2)動力性能の向上(エンジン出力向上)、(3)ドライバビリティの向上(エンジンレスポンスの向上)に重点を置いた。

■チーム体制
ゼッケン エントラント 監督 ドライバー 車両名
22 ニスモ 飯嶋 嘉隆 ミハエル・クルム/山本 左近 モチュールオーテック Z
23 本山 哲/松田 次生 ザナヴィニスモ Z
3 ハセミモータースポーツ 長谷見 昌弘 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/横溝 直輝 イエローハットYMS・トミカ Z
12 TEAM IMPUL 星野 一義 ブノワ・トレルイエ/星野 一樹 カルソニックIMPUL Z
24 KONDO RACING 近藤 真彦 エリック・コマス/柳田 真孝 WOODONE ADVAN KONDO Z


2.プライベーター支援

お客様にモータースポーツの楽しさを知っていただくため、様々なモータースポーツ活動をサポートしていく。

1) マーチカップレース/日産レーシングスクール
  入門クラスでありながら、本格的なレースが楽しめるマーチカップレースを開催する。今年より、最低重量を800kgから820kgに引き上げることで、3ドアだけでなく5ドアのレースカーを参戦可能とし、今まで以上に多くの方に参加していただける環境を整える。また、各サーキットでレース前にマーチカップカーを使用したレーシングスクールを開催し、標準装備されたデータロガー(記録装置)を利用して、運転技術の向上を図るほか、サーキットマナーやメンテナンスについても指導をしていく。

 

2) 日本国内のプライベーター支援
  1. SUPER GT GT300クラス
プライベートで参戦するチームに技術支援を行なう。本年度は4台(3チーム)のフェアレディZがエントリーする予定。
 
2. SUPER耐久シリーズ
プライベートで参戦するチームに技術支援を行なう。ST1クラスには、エンドレススポーツからフェアレディZが1台参戦し、ST3クラスには、4台のフェアレディZが出場する予定。
 
3. フォーミュラチャレンジ・ジャパン
今年発足する世界で活躍する若手ドライバー育成を目標としたフォーミュラチャレンジ・ジャパンに日産が協賛し、ニスモが技術支援(エンジンメンテナンス)を行なう。

 

3) 海外のプライベーター支援
  1. 中国サーキット選手権(China Circuit Championship 通称CCC)
中国で開催されている中国サーキット選手権のツーリングカー(1600cc)クラスに2台のティーダで出場する東風汽車有限公司に技術支援を行なう。
 
2. 南アフリカ オフロード選手権
2001〜2005年と5年連続シリーズ優勝を果たしている同選手権に、今年は新型ナバラを投入して参戦する。
 
3. 米国オフロードレーシング選手権(Championship Off-Road Racing 通称CORR)
2005年に引き続き、今年も参戦を検討している。


以 上