日産e.dams、シーズン8に向けてプレシーズンテストに参加

日産e.dams、シーズン8に向けてプレシーズンテストに参加

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は、スペイン・バレンシアのリカルド トルモ サーキットで開催されたABB FIAフォーミュラE世界選手権の公式プレシーズンテストに参加しました。日産e.damsにとって参戦4年目となるシーズン8は、2022年1月28日、29日にサウジアラビアのディルイーヤで開幕戦が行われます。

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セバスチャン ブエミと、新ドライバーのマクシミリアン ギュンターは、ニッサン・アリア(23号車)とニッサン・リーフ(22号車)と名付けられたレースマシンで、350周以上の走行を行い、マシンの性能向上に向けて膨大なデータを収集しました。3日間にわたり、5回のテストセッションで様々なシミュレーションと可能性を検討したチームは、現在最終調整を行っています。また、今回のテストでは、着物をモチーフにした新しいカラーリングが印象的な日産e.damsのマシンが使用されました。

日産のグローバル・モータースポーツ・ダイレクターであるトマソ ヴォルペは、「充実した1週間でした。プレシーズンテストの主な目的は、オフシーズン中に行ったエネルギーマネジメントのソフトウェアやその他の制御システムの変更点を検証することでした。1月のシーズン開幕に向けて、さらにデータの分析とマシンの開発を続けます。また、新加入のギュンターとマシンの相性も確認したのですが、自信をもって運転できているようでした。シーズン8の目標は、チャンピオンシップを目指すことと、フォーミュラEを通じて日産の電動化とサスティナビリティへの強い決意を示すことです」と述べました。

日産e.damsの共同チーム監督であるオリビエ ドリオとグレゴリー ドリオは、次のようにコメントしました。「私たちの主な目標は、ギュンターに、チームのシステムや運営方法を理解してもらうことでした。また、ソフトウェアのアップデートもテストしましたが、2台とも1週間を通してスムーズに走行し続け、非常に良い準備ができたと考えています。そして、初戦に向けて、予選と決勝の新しいフォーマットも試すことができました。シーズン開幕まであと少し。1月のサウジアラビアでマシンを走らせるのが楽しみです」

また、パートナーであるシェルのイストヴァン カピタニー取締役副社長は、「日産e.damsのレースカーをコースで見て、とてもワクワクしました。私たちのパートナーシップは、このスポーツに対する、またお互いに対する、長期的なコミットメントを示すものです。今後登場するエキサイティングなGen3世代のマシンに向けて緊密に協力し、技術開発を推進し、最先端の高性能Eフルードでパフォーマンスを向上させていきます。日産とは、革新的な技術をレース場から世界中のEVユーザーに還元するという目標を共有しており、それが今回の継続的なパートナーシップにつながっています。今後も、その成果を楽しみにしています」

 

ドライバーコメント

セバスチャン ブエミ:「マシンに信頼性の問題はなく、3日間のテストを順調に進めることができました。今回はラップタイムを追求するのではなく、レース展開を想定して走りました。実際のポテンシャルは、今回の結果より高いと考えています。このコースはフォーミュラEマシンにとって必ずしも理想的ではありませんでしたが、多くのデータを収集できました。ディルイーヤでの初戦に向けて最善の準備をすることができましたし、良いスタートを切ることができると確信しています。現地で予選と決勝の新しいフォーマットを体験するのが楽しみです。」

 

マクシミリアン ギュンター:「チームに合流し、初めて日産のマシンをドライブすることができたので、とても満足しています。コースではすぐに良い感触が得られました。いろいろなことを試して、多くのデータを収集し、計画していた項目をすべてクリアしました。シーズンが始まるのを楽しみにしています。チームには馴染めましたし、引き続きデータを収集・分析して、ディルイーヤでの開幕戦に向けて仕上げていきたいと思います」

 

以上


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