安徳 光郎は、2024年4月に日産の品質責任者であるチーフ クオリティ オフィサーに就任しました。対象は日産自動車がお客さまにお届けする全ての商品・サービスです。どうすれば、お客さまに、より喜んでもらえるだろうか―。安徳とそのチームは日々、日産車にお乗りの世界中のお客さまの声に耳をかたむけ、品質改善に向けた活動を推進しています。その結果、2025年にはJ.Dパワー社が米国で実施した「初期品質調査(IQS)」において、量販ブランドで最高位にランクされました。
1986年に日産に入社以来、約30年間にわたり、軽自動車からフルサイズSUVまで幅広い車両の開発を担当し、経験を積んできました。初めて米国へ赴任した際に車体設計を手がけた「初代エクステラ」は特に印象に残っているといいます。当時、日産のSUVはクロスオーバーが主流となってきており、 フレームベースのSUV開発は大きなチャレンジでした。ブレークスルーは、米国のお客さまがSUVに求めるものは何かを考え抜くことから生まれました。そして、企画から開発まですべてを現地で行い、市場を開拓する画期的な商品に仕上げることができました。初めて車両開発主管を務めた5代目「アルティマ」/3代目「ティアナ」は、複数の市場で販売される日産を代表するモデルで、その開発には大きなプレッシャーが伴いました。各市場で異なるお客さまニーズを満たすためにはどうすればいいのか。米国、中国、日本の3か国の開発メンバーが、お互いに納得するまでとことん議論した結果、本モデルはそれぞれの地域で高い評価を得ることができました。お客さまに焦点を当てることで、解決できない課題はない。こうした実体験が、今に活きています。
日産には長く培ってきた強い技術があり、その強みを商品にしていくプロセスが根付いていると、安徳は強調します。若手には自分のやりたいことに積極的に取り組み、楽しみながら仕事をしてほしいと願っています。楽しく仕事をするからこそ、いいクルマを作ることができると信じているからです。
安徳は京都大学で航空工学の修士号を取得しました。