• ホーム
  • /
  • 「テラノ」及び「テラノ レグラス」をマイナーチェンジ

「テラノ」及び「テラノ レグラス」をマイナーチェンジ

1999_Terrano_Regulus_JR50

広報第7号
平成11年2月8日

 

「テラノ」及び「テラノ レグラス」をマイナーチェンジ
~平成10年度省エネ大賞受賞の直噴NEO Diディーゼルエンジンを搭載~

 

 日産自動車では、「テラノ」及び「テラノ レグラス」をマイナーチェンジし、2月8日より全国一斉に発売する。

今回のマイナーチェンジでは、「テラノ」及び「テラノ レグラス」ともに、平成10年度省エネ大賞(省エネルギーセンター会長賞) ※1を受賞した新開発の3.0リッター直噴ディーゼルエンジン「ZD30DDTi<ネオNEO Di>」を搭載し、クラス※2トップの出力(170PS/3,600rpm、36.0kgm/1,800rpm)による優れた走りを実現した。また、従来型車に対し、一層の燃費向上(約25%)※3とCO2排出量の低減を図るとともに、日産独自の新燃焼方式「エムM-ファイアFire燃焼」により、従来のディーゼルの燃焼方式では達成できなかった優れた静粛性を達成し、加えて圧縮着火の宿命であったNOx及び黒煙の発生を同時に抑制している。さらに、電子制御式エンジンマウントの採用等により、室内静粛性を大幅に向上した。
※ 1:(財)省エネルギーセンター主催の省エネルギー性等に優れた民生用(家庭・業務)の機器・システムを表彰する制度。     ※2:4リッター未満のディーゼルエンジン搭載国産乗用車
※3:10・15モード燃費(km/㍑)における社内比較参考値。
「テラノ」については、さらに外観を一新し力強さと先進性を強化、内装についても使い勝手と質感を向上させた。また、スポーティな外観を持つR3m-Xエアロリミテッドパッケージ装着車や、2WD車の追加によるラインアップの充実、安全性能の向上を図っている。
「テラノ レグラス」については、内装の使い勝手及び高級感の向上や安全性能の向上を図っている。

<販売目標台数> テラノ:1,000台/月 テラノ レグラス: 500台/月

<取り扱い販売会社>  日産系各販売会社 モーター系各販売会社
* 今回の発売を機に、取り扱い販売会社について、それぞれ下記のように変更することとした。
「テラノ」   :従来の日産系各販売会社に加えて、モーター系各販売会社でも取り扱う。
「テラノ レグラス」:従来のモーター系各販売会社に加えて、日産系各販売会社でも取り扱う。

<発表展示会> 2月13日(土)、14日(日)

<車両概要>
1.平成10年度省エネ大賞(省エネルギーセンター会長賞)受賞の直噴NEO Diディーゼルエンジンの搭載
・ 「テラノ」及び「テラノ レグラス」に新たに搭載した新開発3.0リッターインタークーラーターボ直噴ディーゼルエンジン「ZD30DDTi<ネオNEO Di>」は、4バルブDOHCによる燃焼の改善、可変ノズルターボによるレスポンス向上、及び高圧燃料噴射ポンプによる燃料の微粒化により、クラストップの出力(170PS/3,600rpm)とトルク(36.0kgm/1,800rpm)を達成し、優れた走りを実現している。また、燃料噴射時期の変更、大量EGR(排気再循環)、強いスワール(空気の渦)の生成により実現した日産独自の「エムM-ファイアFire燃焼」により、従来型車に対し、NOxを約30%低減※4しながらPM(粒子状物質)を約60%減少※4させた他、一層の燃費向上(約25%)※4及びCO2低減も達成した。さらに、電子制御
式エンジンマウントの採用等により、室内静粛性を大幅に向上させている。
※4:10・15モード燃費(km/㍑)、または同モード走行での排出量(g/km)における社内比較参考値。

2.一新したエクステリア、インテリア
・ 「テラノ」のフロント及びサイドビューについて、シャープさを増したフロントバンパー、ワイド感を強調したフロントフェンダー、ボリューム感を持たせたエンジンフード、新造形の16インチアルミロードホイール(R3m-Vを除く全車に標準装備)等により一層迫力のある外観とし、リヤビューについても新造形のバックドアパネルやリヤバンパーによるボリューム感、高輝度リヤコンビランプによる上質感により洗練されたデザインとしている。
・ 「テラノ」及び「テラノ レグラス」のインテリアについて、高級感を演出したセンタークラスター&コンソールパネルや、電動ポップアップ式液晶モニターを採用したマルチAVシステム(R3m-Vを除く全車にオプション設定)、3本スポークのスポーツタイプステアリング等により質感を高めた他、ドライバー側により近づけたパーキングブレーキレバーや、従来のトランスファーレバーを廃止しハイ&ローの切り替え機能を追加したオールモード切り替えダイヤルスイッチ(4WD全車)等により、使い勝手を向上させている。
・ 「テラノ」のボディカラーについては、新規に設定したオーシャンブルー(M)/ソニックシルバー(M)ツートーン、ターコイズ(M)/ソニックシルバー(M)ツートーンを含む、全5色を設定した。「テラノ レグラス」については、全4色を設定している。

3.「テラノ」のラインアップ充実
・ 新グレードR3m-Xに、見る角度により色彩が変化する専用ボディサイドストライプや、専用のルーフスポイラー、エアロフォルムバンパー、フォグランプ、スエード調シート地等を装備したエアロリミテッドパッケージ装着車を設定した。また、ガソリンの2WD車も設定し、ラインアップの充実を図った。いずれも、スポーティサスペンションを採用し、高い操縦安定性を確保している。

4. 安全性能の向上及び環境への配慮
「テラノ」及び「テラノ レグラス」ともにトリプルセーフティの充実による安全性能の向上と様々な環境への配慮を図っている。
<安全性能の向上>
・インフォメーションセーフティ:プロジェクターキセノンヘッドランプ(ロービーム、レ
ベライザー付)等
・コントロールセーフティ   :ブレーキアシスト等
・インパクトセーフティ    :ゾーンボディの採用
               運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステム
                前席ロードリミッター付プリテンショナーシートベルト等                                     
<環境への配慮>
・ 3.0リッターインタークーラーターボ直噴ディーゼルエンジン「ZD30DDTi<ネオNEO Di>」<平成10年度省エネ大賞(省エネルギーセンター会長賞)受賞>は、日産独自の「エムM-ファイアFire燃焼」により、従来型車に対し、NOxを約30%低減しながらPM(粒子状物質)を約60%減少させた他、一層の燃費向上(約25%)及びCO2排出量の低減も達成している。
・ディーゼル用酸化触媒の採用により、HC、CO、さらにはPM(粒子状物質)を低減した。
・エンジンオイルの適正交換間隔を従来の5,000Km毎から15,000km毎に延長し、廃油の発生量を少なくした。
・従来のフィルターは、ケース(金属製)とフィルター(ろ紙)が一体構造で、交換時に廃棄物の量が多かったが、今回エコフィルターを採用することにより、フィルターのみを交換し、可燃物として廃棄できるようにした。
・吸気系のガスケットに従来のカーボン材に替えてリサイクル可能なメタル材を使用した。

(了)

 

 

日産自動車の関連会社である(株)オーテックジャパン(神奈川県茅ヶ崎市、社長:相部剛)は、今回の「テラノ レグラス」のマイナーチェンジを機に、テラノ レグラスの特別仕様車「スターファイア」についても仕様・装備を向上し、2月8日より全国一斉に発売する。
今回、専用光輝アルミロードホイール、新デザインの専用ボディサイドストライプを採用すると共に、3本スポーク木目・本革巻コンビステアリング、6スピーカーを全車標準装備とするなど、スポーティ感、高級感を更に強調させた。
設定車種は従来の4WD車に加え、2WD車を追加設定した。

また、テラノをベースとしたキャンピングカー「フィールドベース」についてもベース車のマイナーチェンジに伴う変更を行い、同日より全国一斉に発売する。
テラノ キャンピングカー「フィールドベース」は、ベース車の特徴である快適な室内空間、優れた走行性能などはそのままに、ベッド、シンク、コンロなどの装備を充実させた機能性の高いキャンピングカーである。

(了)