新型「プリメーラ」を発売

日産自動車は、新型「プリメーラ」を1月30日より全国一斉に発売する。
新型「プリメーラ」を発売

 

 

 

 

 


プリメーラセダン 20L<特別塗装色>、 プリメーラワゴン W20L

 


 プリメーラセダン、プリメーラワゴンは、優れた走行性能と快適な乗り心地を高次元で両立させたモデルとして、国内はもちろん、海外の市場でも高く評価されている。

 新型「プリメーラセダン、プリメーラワゴン」は、『一歩先行く大人のインテリジェントセダン&ワゴン』を商品コンセプトに、個性的で斬新さを好み、アクティブに生活を楽しむ大人の男女をターゲットに開発した。プリメーラの伝統である、優れたハンドリングと快適な乗り心地、合理的なパッケージングなどの特長を継承するとともに、斬新なスタイリングと、ヒューマン・マシン・インターフェースの追求による操作性の高さにより、競合車、しかも、その次期型車を凌駕する「次世代の本流」となることをめざした。同車の特長は以下の通り。

 

●先進的なエクステリア/インテリアのデザイン、レイアウト
 プリメーラ伝統の高効率パッケージと造形美を融合させた、先進的なデザインとした。セダンのエクステリアは、フード、キャビン、トランクを流麗なひとつの線で結んだ「モノフォルムシルエット」とし、ワゴンのエクステリアは、バックドアを傾斜させた、エレガントでスポーティなシルエットとした。

 

 また、インテリアはスポーティさと広さ感を融合させた個性的な室内空間を実現した。いずれも先進的で、高い質感を有するとともに、機能的なエクステリア、インテリアデザインとなっている。

 

●先端技術による人とクルマのインターフェース
 スイッチ、ディスプレイ及びメーター類をインストルメントパネル中央にレイアウトするとともに、スポーティな3連アナログセンターメーターを採用した。走行情報や交通情報など、運転に必要なあらゆる情報を得、乗員全員が共有できるようにした。また、7インチワイド液晶モニターや、ドライバーの手の届きやすい位置にレイアウトされた集中コントロールスイッチなど、最先端のテクノロジーにより、高速走行中でも格段に見やすく、操作しやすい装備を実現し、人とクルマの新しいコミュニケーションのあり方を提案している。

 

ナビゲーション非装着車は蛍光表示管ディスプレイを採用

 

●競合車を凌ぐハンドリングと乗り心地の高次元のバランス
 新型マルチリンクフロントサスペンション、マルチリンクビームリヤサスペンション、R34型スカイラインに匹敵する高剛性ボディ、運転席ランバーサポート(シュクラ社製)などを採用。意のままに操れる気持ちよさと、運転する喜びを提供するとともに、長距離運転でもストレスを感じさせないクルマに仕上げている。また、これらの技術に加え、QR25DDエンジン、QR20DEエンジンおよびHYPER CVT-M6、HYPER CVT などの採用により、高い静粛性と滑らかな走り、低燃費を実現している。

 

 このように、「プリメーラ」は、先進的なデザイン、高い機能性、トップレベルの走りと乗り心地を融合させ、人とクルマの新しいコミュニケーションのあり方を提案する、次世代の本流となるセダン、ワゴンである。

 

<販売目標台数>   プリメーラセダン 2,000台/月
プリメーラワゴン 3,000台/月
<取扱い販売会社> NISSAN Red Stage:サティオ系、プリンス・チェリー系各販売会社
*全車種取り扱い店(NISSAN Red & Blue)を含む
<発表展示会> 2月3日(土)、4日(日)

<車両概要>
1.エクステリアデザイン/インテリアデザイン

  • セダンのエクステリアは、フード、キャビン、トランクを流麗なひとつの線で結ぶ、優美でダイナミックな「モノフォルムシルエット」とした。
  • ホイールベースを長く取り、アーチ状のキャビンで包み込むことにより、広々とした室内空間を確保している。
  • ワゴンのエクステリアは、バックドアを傾斜させた、エレガントでスポーティなシルエットとした。
  • 視界を十分に確保し、風切音を最小限に抑えたスタイリッシュなドアミラーを採用した。
  • インテリアは、質の高い素材をセンスよくあしらい、機能的で上質な室内空間を実現している。
  • ボディカラーには、高い質感をもつ「シリカブレス(RPM)(特別塗装色)」、金属感が高く、高彩度な「アーバンブロンズ(PM)」の2色の新色を含む計7色を設定した。(セダン、ワゴン共通)

RPM:マルチフレックスカラー PM:パールメタリック

 

2.ヒューマン・マシン・インターフェース 〜ITS時代に対応した優れた視認性・操作性

  • インストルメントパネル中央に3連アナログセンターメーター、7インチワイド液晶モニターを配し、高い視認性を確保した。
  • ドライバーの手の届きやすい位置に、エアコン、オーディオ、ナビゲーションの操作などをトータルで行うことのできる集中コントロールスイッチを配置するとともに、スイッチ数を減らし、それぞれのスイッチのサイズを大きくすることにより、操作性、視認性を大幅に向上させた。
  • データ量を大幅に増強し、様々な地図情報をすばやく検索・表示することのできるTV/ナビゲーションシステム(DVD方式)を採用し、快適なドライブをサポートしている。
  • ビルトインタイプの自動料金収受システム(ETC)ユニットを搭載。予めETCカードを差し込むことにより、ノンストップで料金所を通過することができる。(ナビゲーション付車にメーカーオプション。ETCカードは別途クレジット会社との契約が必要となる。ETCサービス開始より利用可能)。
  • 主に高速道路や自動車専用道路でのドライバーのアクセル操作、ブレーキ操作をサポートすることで、運転操作を軽減する車間自動制御システムを採用した。
    (25X,20L,20C,W25X,W20L,W20Cにメーカーオプション。2001年3月より生産開始。)

3.パッケージング
【セダン】

  • ホイールベースを長くとり、アーチ状のキャビンで包み込むとともに、頭部周辺、膝元のスペースを十分に確保することにより、大人がゆったりとくつろげる広々とした室内空間を実現した。
  • ヒップポイント地上高を、前席534mm、後席565mmとし、フロアとサイドシルの段差を少なくすることで、乗り降りがしやすい構造としている。また、前席のアイポイント地上高を1169mmとし、良好な視界を確保している。
  • 荷室には、積載物と干渉しないダブルリンクヒンジとガスステーを採用し、セダンでは長尺ゴルフバッグが4個、または、特大サイズのスーツケースを上下に2個積むことが可能な容量(420L)を確保した。

 

【ワゴン】

  • ラゲッジ容量440Lを確保。ワゴンならではの大容量のラゲッジ空間としている。
  • ラゲッジルームには、中折れヒンジ付フロアボード(リバーシブルタイプ)、大型ラゲッジアンダーボックス(脱着式)、サイドボックス、バックドア連動フラップ付トノカバーなどを採用し、さらに使い勝手を高めている。

 

4.走り/乗り心地

  • 緻密なコンピューター解析による最適な骨格構造と、超高張力鋼板を多用したことにより、軽量でありながら、R34型スカイラインに匹敵する高い剛性をもつボディとした。
  • 新型のマルチリンクフロントサスペンションを採用。ダブルウィッシュボーン式とマクファーソンストラット式の長所を組み合わせる事で、荒れた路面での直進性、コーナリングでの応答性を向上させるとともに、不快な振動や、ショックを抑え、しなやかな乗り心地を実現している。また、フロントサスペンションの性能の高さに対応させるため、マルチリンクビームリヤサスペンションに大幅な改良を加え、安定性が高く、快適でしなやかな乗り心地を実現している。
  • フロント両席のシートバック、クッションの形状および素材を変更し、快適な乗り心地を実現している。
  • 運転席にシュクラ社製のランバーサポートを標準装備し、背中の支持面を拡大するとともに、ランバーサポートをバネで支えることで、シートバックのたわみ量を多く確保することと、姿勢保持性とを両立させている。
  • 全車4輪ディスクブレーキ(2WD車:フロントベンチレーテッド、4WD車:4輪ベンチレーテッド)とし、フロントブレーキユニットには、最新のファインケミカル技術を応用した「ファインコレクティブパッド」を採用したことにより、高い制動性能と良好な音振性能を高次元で両立させた。

 

5.エンジン/ドライブトレーン 

  • QR25DD<NEO Di>エンジン、QR20DE<NEO>エンジンを搭載。コンパクトバランサーシステムや、アルミラダーフレームによる高剛性本体構造により、6気筒エンジンに迫る静粛性を実現している。また、CVTC(連続可変バルブタイミングコントロール)、電子制御スロットルの採用により、低中速域でのトルク、レスポンスを向上させている。特に、2000回転でトルクを約15%向上させるなど、通常走行時の快適性、上り坂での力強さを確保している。さらにエンジン本体の軽量化やフリクションの低減により、燃費を向上させ、両エンジンとも、2WDのCVT車で13.0km/L(10・15モード)と、クラストップレベルの低燃費を実現した。
  • QR25DDエンジンは、燃料を直接シリンダー内に噴射する直噴エンジンで、ドライバーの操作に応じて、燃費に優れた「成層燃焼」と、高い出力を発生する「均質燃焼」を使い分けることで、クラストップレベルの低燃費と高い動力性能を両立させている。
  • トランスミッションには、運転状況、アクセル操作によって無段階に変速を行うHYPER CVTと、6速マニュアルモード付のHYPER CVT-M6を採用した。今回、HYPER CVTの適用を2.5Lエンジンにまで拡大している。両トランスミッションとも、エンジンとの統合制御に改良を加えることで、実用燃費と加速時のリニア感をさらに向上させている。
    (HYPER CVTは20L、20C、W20L、W20Cに、HYPER CVT-M6は25X、W25Xに採用)

 

6.環境への配慮と世界トップレベルの安全性

  • QR20DEエンジン搭載車は、国土交通省の低排出ガス車認定制度で「良-低排出ガス」車*1として認定されており、大気汚染の防止に貢献している。
  • QR20DEエンジン、QR25DDエンジン搭載車は、それぞれ13.0km/L(2WD)*2という高い燃費性能を実現し、CO2排出量の削減に貢献している。
  • リサイクル可能率90%以上*3を達成した。また、燃料タンクやハーネスなどには、鉛を使用しない部品を採用している。
  • 世界トップレベルの衝突安全ボディ「ゾーンボディ」を採用し、フルラップ前面衝突(55km/h)、オフセット前面衝突(64km/h)をはじめ、側面衝突(55km/h)、後面衝突(56km/h)など、世界各国の基準及びこれを上回る様々な独自の厳しい試験を実施し、世界トップレベルの安全性を確保している。
  • ルーフサイドに組み込んだカーテン状のエアバッグを瞬時に展開させ、前後席乗員の頭部を保護するSRSカーテンエアバッグシステムを採用している。(メーカーオプション)

 

 

*1 2000年4月より国土交通省が、一般消費者の選択を通じ、排出ガス低減性能の高い自動車の普及を促進するために開始した低排出ガス車認定制度で、排出ガス量の低減レベルが「平成12年基準排出ガス25%低減レベル」をクリアした低公害車。
また、「プリメーラ」全車は、平成12年排出ガス規制に適合しているため、平成13年2月28日まで自動車取得税が0.1%軽減される。さらに、2WD車については、平成22年度燃費基準も達成しているため、平成13年3月31日まで自動車取得税が自家用車登録で15,000円軽減される。(優遇措置についてはどちらか一方を選択することになる)
*2 10・15モード。2WD/CVT車。
*3 日産独自の算出基準による(重量ベース)

 

<各地区希望小売価格(消費税を含まず)>
プリメーラセダン (単位:千円)

グレード 駆動 エンジン ミッション 東京・名古屋・大阪・福岡  
25X 2WD QR25DD HYPER CVT-M6 2,490  
20L QR20DD HYPER CVT 2,260 ☆掲載写真車種
20C 2,049  

 

プリメーラワゴン (単位:千円)

グレード 駆動 エンジン ミッション 東京・名古屋・大阪・福岡  
W25X 2WD QR25DD HYPER CVT-M6 2,590  
W20L QR20DD HYPER CVT 2,360 ☆掲載写真車種
W20C 2,130  
W20L4 4WD E−ATx 2,580  
W20C4 2,350  
E−ATx:フルレンジ電子制御4速オートマチック HYPER CVT:無段変速機
HYPER CVT-M6 :6速マニュアルモード付無段変速機

 

(了)

 


 

 

 

 

 日産自動車の関連会社である(株)オーテックジャパン(本社:神奈川県茅ヶ崎市、社長:相部 剛)は、今回の新型「プリメーラセダン、プリメーラワゴン」の発売にあわせて、ライフケアビークル「アンシャンテ」を設定し、平成13年1月30日より全国一斉に発売する。

 

ライフケアビークル:日産自動車グループでは、生活のいろいろなシーンでお役に立ちたいとの意味を込めて、福祉車両を「ライフケアビークル」(LV:Life Care Vehicle)と呼んでいる。

 

<車両概要>
 プリメーラセダン「アンシャンテ」、プリメーラワゴン「アンシャンテ」は、高齢者の方、下肢に障害をお持ちの方など、車への乗り降りに不自由を感じている方が乗り降りしやすいように、助手席に回転シートを標準装備した車両である。

 

 助手席回転シートは、サニー、ブルーバード シルフィ、ウイングロードなどセダン・ステーションワゴン系11車種に「アンシャンテ」として既に設定しており、助手席に体をひねらずに楽に乗り込めるなどの利便性が、お客様から高い評価を得ている。

 

 商品のポイントとしては下記の通り。

  • 助手席が車両外側に90度回転する回転シートを装備(回転操作は手動)。
  • 足置きステップは、走行中やシートから立ち上がる際に邪魔にならない折りたたみ式。

車種 プリメーラセダン「アンシャンテ」

プリメーラワゴン「アンシャンテ」

ベース車 20C W20C
エンジン QR20DE<NEO>
駆動 2WD
ミッション HYPER CVT(無段変速機)
乗車定員 5名
主な仕様・装備 ・アンシャンテ専用「助手席回転シート」
・胸部固定ベルト(オーテック扱いディーラーオプション)
ボディカラー ベース車に準ずる。
取り扱い販売会社 NISSAN Red Stageサティオ系、プリンス チェリー系各販売会社
*全車種取扱店(NISSAN Red & Blueを含む)