日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座、社長:カルロス ゴーン)は、米国ミシガン州ファーミントンヒルズの日産デザインアメリカ社(NDA)のスタジオを拡張し、本日(現地3月17日)開所式を実施する。投資額は1,400万ドル(日本円:約14億7千万円)。この新スタジオの面積は50,912平方フィート(約4,730㎡)で、従来の3倍の広さとなる。
新スタジオの特徴の一つは、車両開発とデザインの調和を可能にする、エッグと呼ばれる卵型の15,000平方フィート(約1,394㎡)の屋外車両デザイン検討施設である。この検討施設は、最適な採光を得るため真北向きに設計されており、デザイナーは、2つのターンテーブルを活用しながら、自然光の中でフルスケール車両のデサイン評価を行う。また、このスタジオでは、オープンフロアプラン(大部屋制)を採用しており、CADデザイナーやクレイモデラーといった異なる作業を行うデザイングループが一緒に仕事を進めるため、極めて効率的で一貫したデザインプロセスが可能である。さらに、コンピュータで大型デザインを出力し、車両の位置や方向を操作しながら、デザインの即時分析が可能な大型のパワーウォール等、最新鋭の設備を有した世界でも有数な車両デザインスタジオとなっている。
同スタジオでは、これまで、12名のデザイナーが主に市販車の最終デザインを行っていたが、拡張後の新スタジオでは、大月圭介ダイレクター以下、30名以上の体制となる。
この新スタジオは、サンディエゴスタジオやその他地域のデザインスタジオとグローバルで連携しながら、最新の施設を有効活用することで、今後の日産車のデザイン向上に貢献していく。
日産デザインアメリカ社は、1979年4月に創設された。サプライヤーや日産自動車の北米開発及び製造拠点に近接している地理的なメリットを生かし、デザイン部門と開発部門が一体となり、主に市販車のデザイン開発を行ってきた。また、先般デトロイトで開催された2005年北米国際自動車ショーで出展された「アズィール」は、同スタジオでデザインをされた初めてのコンセプトカーである。
日産自動車は、デザインを重視する企業として、米国サンディエゴスタジオの拡大、英国ロンドンのデザインスタジオの開設、さらに、日本での新スタジオの建設等、グローバルでのデザイン拠点強化及び各拠点間の連携強化を行っており、今後も日産のデザインをさらに魅力的なものにしていく。
注:為替については1ドル=105円で換算した。
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