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波乱の開幕戦、NISSAN GT-Rが2位でフィニッシュ

FIA GT1世界選手権開幕戦(UAEアブダビ)レースレポート

3月26日(土) ヤスマリーナ・サーキット(UAE)
2011年FIA GT1世界選手権開幕戦は3月26日、UAEアブダビのヤスマリーナ・サーキットで予選レースおよび決勝となるチャンピオンシップレースが行われた。激戦を極めたチャンピオンシップレースでは、JRM Racingからエントリーした#22 NISSAN GT-Rのリチャード・ウェストブルックとピーター・ダンブレック(共に英国)が2位でフィニッシュした。

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前日に行われた公式予選の結果、予選レースのグリッドでは5番手(#22)、7番手(#20)、8番手(#23)、9番手(#21)に並んだNISSAN GT-R勢。しかし、スタート直後、上位陣が混戦模様となり序盤のコーナーで衝突が発生、2台がリタイアとなってしまった。幸いGT-R勢が巻き込まれることはなく、リタイアが出た分のポジションが上がった。しかしこれに甘んじることなく、経験豊富なドライビングスキルを存分に発揮したNISSAN GT-R陣は、この予選レースで2位(#22)、3位(#23)、4位(#20)につけた。

ウェストブルック/ダンブレック組は、チャンピオンシップレースではスターティンググリッドのフロントローにつけた。しかしこのスタートで#20 Sumo Power GTを駆るエンリケ・ベルノルディ(ブラジル)が、4番手から一気に首位に浮上する離れ業を見せ、まさに今季を会心の走りで滑り出した。

今年最初のコーナーをNISSAN勢が1-2で制した一方で、ポールポジションからスタートしたフォードGTは3位に後退。25分後には、そのフォードGTをダンブレックがパスし、替わって3位に立った。しかし、さらに大きなドラマが起こるのは、規定のピットストップ時間に入ってからだった。

#20 Sumo Power GTはピットストップを迅速に終えたが、割り込んできた#41フォードGTとピットレーンで衝突。フォードGTには無理なドライビングを行ったとしてペナルティが与えられたが、Nissan GT-Rはダメージが大きく最終的にリタイアとなってしまった。

一方、JRM Racingのピットでは、#22 GT-Rが絶妙な作業でダンブレックからウェストブルックに交替、NISSAN GT-Rは2位でのコース復帰に成功した。新たに首位に立っていた3号車のアストンマーチンとの間には6秒もの差がついていたが、ウェストブルックは積極的にプッシュ、最後の数周の間にその差を0.5秒以下差にまで詰めた。この果敢なアタックも首位奪取には至らなかったものの、見事2位で今季の初戦を飾った。

#21 Sumo Power GTのデビッド・ブラバム(オーストラリア)とジェイミー・キャンベル・ウォルター(英国)もレース後半で踏ん張りを見せ、ポイント圏内の9位でフィニッシュ。しかし、JRM Racingの#23 GT-Rは、ミハエル・クルムとルーカス・ルール(共にドイツ)がレース前半で奮闘したものの、後半は他マシンからヒットされた上、パンクの不運に見舞われ、最終的に14位でこのレースを終えることとなった。

#22 GT-Rドライバー リチャード・ウェストブルック
「ピーターと僕自身にとって、JRM Racing、そしてNISSANにとっても、素晴らしい結果となったことは言うまでもありません。ピットストップを絶妙な作業でこなし、私を2位でコースに戻してくれたピットメカニックたちを心から賞賛します。コースに戻った時点ではタイヤが冷えていたのですが、なんとか後ろにつけていたフォードGTを抑え2位を維持しました。その後は前にいたアストンマーチンを捉えようと全力を尽くしましたが、残念ながらわずかに及びませんでした。この週末をこのように素晴らしい形で終えることができた今、大好きなゾルダーでの次戦を楽しみにしています。いい思い出をたくさん持っているコースです。マシンは素晴らしい状態に仕上がったことが分かったので、次戦はさらにプッシュしていく自信がつきました」

同 ピーター・ダンブレック
「JRM RacingとNISSANに関わる全ての人が、この結果を喜んでいます。1日に2回も2位を獲得したのですから、喜べない人などいません!今日の結果は、去年のNISSAN GT-Rがどれだけ惜しいところにいたのかということを表しています。昨年はわずかに安定性が足りませんでしたが、今年は全てが順調だという兆しが見えています。2011年はいよいよ、本格的にタイトルを狙っていくシーズンです」

【総合結果】 31Laps
PosNoDriverMachineTime
1 3 Clivio Piccione / Stef Dusseldorp Aston Martin DB9 1:00:02.053
2 22 Peter Dumbreck / Richard Westbrook Nissan GT‑R 0.474
3 38 Markus Winkelhock / Marc Basseng Lamborghini Murcielago 14.539
4 4 Christian Hohenadel / Andrea Piccini Aston Martin DB9 15.296
5 8 Stefan Mücke / Darren Turner Aston Martin DB9 15.934
6 7 Alex Müller / Tomas Enge Aston Martin DB9 16.713
7 5 Karl Wendlinger / Peter Kox Lamborghini Murcielago 17.277
8 41 Maxime Martin / Frederic Makowiecki Ford GT Matech 22.053
9 21 David Brabham / Jamie Campbell-Walter Nissan GT‑R 32.952
10 11 Mike Hezemans / Nicky Catsburg Corvette Z06 39.805
14 23 Lucas Luhr / Michael Krumm Nissan GT‑R 4.571
16 20 Enrique Bernoldi / Ricardo Zonta Nissan GT‑R -

<関連情報>
「日産モータースポーツ」サイト
http://www.nissan-motorsports.com/JPN/

以 上