- 金融不安と自然災害にも関わらず、世界販売は10%増加し、初めて800万台を超える
- 新興市場および米国の好調な販売に支えられた力強い成長
ルノー・日産アライアンスは1日、2011年暦年のグローバル販売実績を発表しました。2011年暦年のグローバル販売は、新興市場および米国での堅調な販売に支えられ、過去最高となる8,029,222台(対前年比10.3%増)となりました。
販売は3年連続で増加しており、内訳は、ルノーの販売台数が前年比3.6%増の2,722,062台、日産の販売台数は同14.4%増の4,669,981台、アフトヴァズの販売台数は、前年比10.9%増の637,179台でした。
その結果、ルノー・日産アライアンスの2011年暦年の世界市場シェアは、前年の10.3%から増加し10.7%*となりました。
ルノー・日産アライアンスのCEOであるカルロス ゴーンは、「アライアンスは、米国経済の回復にも支えられたほか、21世紀における自動車市場の成長を牽引する地域で大きな市場シェア拡大を果たしました。二桁の販売増は、とりわけ昨年、日本での震災や津波、歴史的な円高水準、欧州の金融危機に直面した中での着実な進展といえます。」と述べました。
ルノーの販売概況
2011年暦年の販売台数は、過去最高となる、前年比3.6%増の270万台となりました。欧州以外での販売は、前年比19.2%増で過去最高の1,172,686台となり全体の43%を占めています。これは、ロシア(40%増)、トルコ(13%増)、中南米(10%増)等の急速に拡大する市場が貢献したことによるものです。
ブランド別の販売では、ルノーブランドが前年比6.8%増の2,260,694台となり、ルノーグループ全体の販売の83%を占めました。ダチアブランドは、日本での津波の影響を受け供給が制限されたことで、販売は前年比1.8%減少しました。また、韓国のルノー三星ブランドの販売は27%減少しました。
ルノーグループの2011年の上位10市場中6市場は欧州以外となり、最大市場であるフランスに次ぐ第2の市場は、ドイツに代わってブラジルとなりました。ルノーは2013年にブラジルでの生産能力を拡大する計画ですが、同市場の全需が2011年に3%拡大した中、ルノーの販売は前年比21%増で過去最高となる194,300台を記録しました。同国での市場シェアは、ハッチバック「サンデロ」および「ロガン」、「クリオ」等の小型車の需要増により前年比0.9ポイント増の5.7%となりました。
ロシアでは、販売台数、市場シェアともに過去最高を記録しました。販売台数は60%増の154,734台となり、同国はルノーにとって最も拡大が速い市場となりました。市場シェアは前年比0.7%増の5.8%となりました。販売を牽引したのは、小型セダン「ロガン」、ハッチバック「サンデロ」、ラグジュアリーセダンの「フルーエンス」でした。
- * ルノーの概算に基づいた、2011年暦年の乗用車および小型商用車の総販売台数 74,793,900 台を基準に算出。
欧州では不安定な経済と消費全体の低迷にも関わらず、ルノーの乗用車および小型商用車(LCV)市場でのシェアは8.6%を記録し、第2位の地位を確保しました。欧州で最も売れている乗用車は、中型のメガーヌハッチバック、及び小型車のクリオおよびトゥインゴでした。また、ルノーは14年連続で欧州の小型商用車市場のリーダーとして、市場シェア15.6%を記録しました。
日産の販売概況
日産の2011年暦年のグローバル販売台数は、前年比14.4%増の467万台と過去最高となりました。
日産にとって最大の市場である中国では、前年比21.9%増で過去最高の1,247,738台を販売しました。これにはセダンの「サニー」および「ティアナ」の好調な販売が貢献しました。
北米、中米および南米を含む米州では、ニッサンおよびインフィニティブランド合わせて前年比17.2%増で過去最高の1,561,230台を販売しました。ニッサンブランド単体では、市場シェアが前年比0.6ポイント増の7.5%となり、同地域で第2位のアジア自動車ブランドとなりました。
米国、メキシコ、ブラジルでは一国としては最大の販売増を記録しました。米国では、コンパクトカーの「ヴァーサ」およびクロスオーバー「ローグ」が大きく寄与し、前年比14.7%増で過去最高の1,042,534台を販売しました。「アルティマ」セダンの販売も堅調で、同車は引き続き米国での最多販売車種となっています。同国での市場シェアは8.2%へと上昇しました。
日産は2013年、米州の急速な成長をサポートするために、メキシコで3番目となる工場を開設する予定です。販売台数は18.6%増、市場シェアは過去最高の24.8%となりました。
ブラジルでの販売台数は前年からほぼ倍増となる67,097台となりました。2014年にはレゼンデに日産として初の工場を建設する予定です。日産は2011年、ブラジルで最も急速に成長した自動車ブランドでした。
市場が15%縮小した日本においては、日産は前年比8.4%減の591,312台を販売しました。市場シェアは1ポイント増の14%となりました。84,359台を販売した「セレナ」は、ミニバン販売台数でトップとなりました。
欧州では、「キャシュカイ」および「ジューク」の需要の急増により販売台数が前年比25.4%増で過去最高の695,703台となりました。市場シェアは2010年の3.1%から過去最高の3.7%となりました。日産にとって欧州最大の市場であるロシアでは、前年比73.1%、約60,000台増の販売となりました。
アフトヴァズのラダブランドの販売概況
ロシア最大の自動車会社であるアフトヴァズは、2011年は前年比10.9%増の637,179台を販売しました。
アフトヴァズは、ロシア国内では10.6%増となる、538,387台の販売を記録しました。グローバル自動車市場の占有率は0.9%と前年と変わらず推移しましたが、ロシア市場の占有率は21.6%となりました。
ゼロ・エミッション車について
ルノーは10月に小型バン「カングーZ.E.」の販売を開始しました。同車はインターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤー2012を受賞しています。同車への法人顧客の受注台数は現時点で15,000台に達しました。12月には、従来の「フルーエンス」セダンをベースとした高級電気自動車「フルーエンスZ.E.」の生産も開始しています。
ルノーは2012年春、市街地用のゼロ・エミッション車「トゥイジー」を発売する予定です。また、年末にはゼロ・エミッションサブコンパクト車の「ゾエ」を発売します。
日産は2011年に、「日産リーフ」を22,000台以上販売し、同車は世界で一番売れている電気自動車となりました。2010年12月に販売が開始された同車は、2011年にワールド・カー・オブ・ザ・イヤー、日本カー・オブ・ザ・イヤーおよび欧州カー・オブ・ザ・イヤーなどを受賞しました。
米国の「日産リーフ」のオーナーの80%以上ははじめて日産車を所有するお客様です。日産は、「日産リーフ」の販売を米国の全50州へ拡大しているところであり、2012年には欧州でもさらに多くの国で発売していきます。
アライアンスは、完全に再生可能なエネルギーで充電できるゼロ・エミッション車のフルラインアップを展開している唯一の自動車メーカーです。アライアンスは、2016年までに全ブランドにおけるゼロ・エミッション車の累計販売台数を150万台を目指しております。
| 台数 | 市場シェア(%) | ||
|---|---|---|---|
| 中国 | 1,272,013 | 7.4% | |
| 米国 | 1,042,534 | 8.2% | |
| ロシア* | 878,990 | 32.9% | |
| フランス | 767,263 | 29.2% | |
| 日本 | 594,368 | 14.1% | |
| ブラジル | 261,568 | 7.7% | |
| ドイツ | 254,425 | 7.5% | |
| メキシコ | 247,872 | 27.4% | |
| 英国 | 196,003 | 8.9% | |
| イタリア | 193,375 | 10.1% | |
| * アフトヴァズ社の「ラーダ」を含む | |||
| 台数 | 市場シェア(%) | ||
|---|---|---|---|
| ロシア* | 733,121 | 27.4% | |
| フランス | 689,022 | 26.1% | |
| ブラジル | 194,300 | 5.7% | |
| ドイツ | 181,176 | 5.3% | |
| トルコ | 140,827 | 16.3% | |
| イタリア | 122,920 | 6.4% | |
| 韓国** | 109,221 | 7.0% | |
| アルゼンチン | 106,040 | 13.0% | |
| スペイン | 99,092 | 10.9% | |
| イラン | 93,578 | 5.9% | |
| * ルノー:154,734台;ラーダ:578,387台 ** ルノー三星自動車 |
|||
| 台数 | 市場シェア(%) | ||
|---|---|---|---|
| 中国 | 1,247,738 | 7.3% | |
| 米国 | 1,042,534 | 8.2% | |
| 日本 | 591,312 | 14.0% | |
| メキシコ | 224,740 | 24.8% | |
| ロシア | 145,869 | 5.5% | |
| 英国 | 107,463 | 4.9% | |
| カナダ | 84,665 | 5.3% | |
| フランス | 78,241 | 3.1% | |
| ドイツ | 73,249 | 2.2% | |
| イタリア | 70,455 | 3.7% | |
ルノー・日産アライアンスについて
ルノー・日産アライアンスは、パリに本社を置くルノーと横浜に本社を置く日産の戦略的パートナーシップであり、アライアンスのクルマは世界で販売されるクルマの10台に1台を占めています。1999年にパートナーとなった両社の2011年の販売台数は、ロシアのアフトヴァズ社の台数も含めると803万台となります。12年前の創設以来、アライアンスは大きく成長しており、特に新興市場へ大きく拡大しています。
以 上