ルノー・日産アライアンス2012年暦年(1月〜12月累計)の販売実績を発表

4 年連続で過去最高の販売台数を記録

renault nissan
  • 欧州での景気後退、中国での販売鈍化にもかかわらず、世界販売は過去最高の810万台
  • 新興国市場および米国の好調な販売に支えられた力強い成長
  • ゼロ・エミッション車の販売は前年比80%以上増加

ルノー・日産アライアンスは4日、2012 年暦年のグローバル販売実績を発表しました。2012 年暦年のグローバル販売台数は、過去最高となる8,097,197台となり、世界で販売された新車10台のうち1台がルノー・日産アライアンスのクルマとなりました。

ルノー・日産アライアンスの暦年のグローバル販売台数は、新興国市場および米国の好調な販売により、欧州での長引く販売不振が相殺された結果、前年比1%増となり4年連続で増加しています。

ルノーグループのグローバル販売台数は、前年比6.3%減の2,550,286台となりました。欧州以外での販売は、主にブラジル、ロシア、アルジェリアでの堅調な伸びにより9.1%増となりましたが、欧州では全体需要が8.6%減となる中、ルノーグループの販売も18%減という結果となりました。

日産の販売台数は、暦年で過去最高となる前年比5.8%増の4,940,133台となりました。中国と米国における同社の販売は100万台を超えています。

アフトワズのラダブランドは、ロシアにおける特別優遇プログラムが終了したことが影響し、前年比5.7%減の606,778台となりました。なお、ルノー・日産アライアンスは2012年12月、ロシア市場における攻勢を加速するため合弁会社を設立しています。

ルノー・日産アライアンスCEOのカルロス・ゴーンは「ルノーの主力マーケットである西ヨーロッパでの歴史的な販売低迷に加え、日産の最大市場である中国情勢の影響により、2012年はチャレンジングな年でした。しかし、アメリカ市場の回復と新興国での需要増が奏効し、アライアンスでの市場シェアの維持と、成長市場においては前年を上回る結果を残すことができました」と述べています。

ルノーの販売概況

ルノーグループの欧州以外での2012年暦年販売台数は、前年比9.1%増で過去最高となる1,279,598台となりました。これは新型車の発売と、同社の戦略的市場、特にブラジル、ロシア、インドの拡大に向けた積極的な取り組みによるものです。

2012年は歴史上初めて、ルノー、ダチア、ルノー三星ブランドを含むルノーグループ販売の過半数を、欧州以外の市場が占めました。欧州以外での販売台数は、グループ全体の販売の50.2%を占め、昨年の43.1%から7.1ポイント上昇しました。

フランス、ブラジル、ロシアの3国がルノーの3大市場となりました。ブラジルでは、SUV「ダスター」の発売とハッチバック「サンデロ」のモデルチェンジにより、販売台数は前年比24.3%増で過去最高の241,594台となり、市場シェアも過去最高の6.6%となりました。ロシアでの販売台数は22.7%増の189,852台、市場シェアは6.5%となり、販売台数、シェアともに過去最高となっています。中型車「メガーヌ」、セダン「フルーエンス」、SUV「ダスター」が販売を牽引し、ルノーはロシアで第3位のブランドとなりました。

一方、ルノーグループ全体の販売台数は、新興国市場での好調な販売が、欧州で続く販売の落ち込みを相殺することができず、6.3%減の2,550,286台となりました。EU全体の自動車市場は過去17年間で最低の水準となり、ロシアを除くルノーの欧州での販売台数は、18%減の1,270,688台となりました。

ルノーは、引き続きフランスで第1位の乗用車メーカーであり、小型車「トゥインゴ」、「メガーヌ」、多目的バン「セニック」は、それぞれのセグメントの販売でトップブランドとなっています。また、ルノーは15年連続で欧州の小型商用車(LCV)市場のリーダーであり、15.5%の市場シェアを獲得しています。

ブランド別の販売では、ルノーブランドが前年比6%減の2,124,773台となり、ルノーグループ全体の2012年の販売の83%を占めました。ダチアブランドは、多目的バン「ロッジー」、ダチア初の小型商用車である「ドッカー」などの新型車の発売や、ハッチバック「サンデロ」、セダン「ロガン」などのフルモデルチェンジにより、販売台数は4.8%増の359,822台となりました。

ルノー三星ブランドは、商品ラインアップと販売戦略を含む事業再編に着手しており、販売台数は45.1%減となりました。

日産の販売概況

日産の2012年暦年のグローバル販売台数は、前年比5.8%増の494万台と過去最高となりました。

日本での販売台数は、11.6%増の659,756台でした。新型ハッチバック「ノート」、「NV350キャラバン」、ミニバン「セレナ」が販売増に貢献しました。軽自動車の販売は5.4%増の153,335台となり、暦年で過去最高を記録しました。

海外販売は、日産にとって最大の市場である中国での販売の落ち込みにも関わらず、4.9%増で過去最高の4,280,377台となりました。2012年暦年の中国での販売台数は118万台で、昨年11月に修正を行った販売見通しに沿ったものとなりました。諸島問題が当社及び全日本車メーカーの販売に影響を及ぼした一方で、中国における日産のショールームへの来場者数は通常に戻り、昨年の水準を上回ろうとしています。

米国では、ニッサンブランドおよびインフィニティブランドの販売台数は、9.5%増で過去最高の1,141,656台となりました。ニッサンブランドは、新型セダン「アルティマ」、クロスオーバー「ローグ」、小型車「ヴァーサ」の好調な販売により、8.2%増の1,021,779台となりました。2012年の日産の米国における市場シェアは7.9%となっています。

メキシコにおいては、販売台数、市場シェアともに過去最高を記録し、売り上げ上位10車種のうち5車種が日産車となりました。販売台数は9.3%増の245,634台となり、市場シェアは24.9%となりました。

ブラジルでの販売台数は、前年比56%増で過去最高となる104,711台となりました。日産は、同社として初の工場を2014年にレゼンデに建設する予定です。日産は3年連続で、ブラジルにおいて最も急速に成長したブランドとなっています。同社の市場シェアは0.9ポイント増の2.9%になりました。

欧州では、クロスオーバーの「キャシュカイ」と「ジューク」の好調な販売により、過去最高の市場シェアを達成しました。市場全体で景気の低迷が続いており、販売台数は2.4%減の678,697台となりましたが、市場シェアは0.1ポイント増の3.9%でした。

英国では、販売台数が10%増の118,211台で過去最高となり、市場シェアも0.3ポイント増の5.2%で同じく過去最高となりました。日産にとって欧州最大の市場であるロシアでは、販売台数は11.7%増の162,956台、市場シェアは5.6%となりました。

アフトワズの販売概況

アライアンスのロシアでのパートナーであり、ラダブランドを所有するアフトワズは、前年比5.7%減の606,778台を販売しました。ロシア国内での販売台数は、政府の特別優遇プログラムの終了に伴い、前年比7.0%減の537,625台となりました。ロシアで販売されるクルマの約3台に1台が、アフトワズも含めたルノー・日産アライアンスのクルマとなっており、アライアンスは少なくとも40%の市場シェアを獲得することを目指しています。

ルノー・日産アライアンスは昨年12月、合弁会社を設立し、ロシア最大の自動車会社であるアフトワズの支配株主となりました。アライアンスは現在アフトワズと共に、ロシア国内の技術や生産施設への投資を行っており、2016年に少なくとも年間170万台の生産能力を確保する予定です。

トリアッティにある生産工場は現在、ルノー・日産アライアンスにおいて、プラットフォームを共有する重要なプログラムのひとつを行う拠点です。世界最大の自動車工場のひとつでもあるトリアッティ工場ではすでにラダ「ラルグス」を生産しています。日産の新型「アルメーラ」の生産も昨年開始され、2013年にはフル稼働となる予定です。同工場では間もなく、ラダ、ルノーおよびニッサンの3つのブランドの5車種を生産することになります。本プロジェクトの投資額は合計およそ4億ユーロとなります。

ゼロ・エミッション車について

ルノー・日産アライアンスは、完全に再生可能なエネルギーで充電できる100%電気自動車(EV)の幅広いラインアップを展開している唯一の自動車メーカーです。

2012年、アライアンスのゼロ・エミッション車グローバル販売台数は、「日産リーフ」の販売がグローバルに増加し、ルノーも新たに2車種のEVを発売したことで、前年比83.8%増の43,829台となりました。ルノーの「トゥイジー」を除いたアライアンスのグローバルなゼロ・エミッション市場でのシェアは64%でした。

2010年12月の発売以降、2012年末までのアライアンスにおける電気自動車の世界累計販売台数は、67,723台でした。

「日産リーフ」は、世界で最も売れているゼロ・エミッション車です。2012年の販売台数は、前年比22%増の26,976台となりました。2010年12月の発売以来の累計販売台数は49,117台となりました。

ルノーは2012年、電気自動車を16,853台販売しました。2011年10月の小型バン「カングーZ.E.」の発売以来、ルノーは累計18,606台のゼロ・エミッション車を販売しています。

インターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤー2012を受賞した「カングーZ.E.」や「トゥイジー」以外にも、ルノーは、セダン「フルーエンス」をベースとした「フルーエンスZ.E.」や、ゼロ・エミッションサブコンパクト車の「ゾエ」を販売しています。

ルノー・日産アライアンスの主要10市場
 販売台数市場シェア (%)
中国 1,211,254 6.6%
米国 1,141, 656 7.9%
ロシア* 890,433 30.3%
日本 663, 228 12.4%
フランス 626, 297 27.6%
ブラジル 346, 305 9.5%
メキシコ 270, 664 27.4%
ドイツ 235, 423 7.2%
英国 174, 380 8.9%
イタリア 150, 395 9.9%
* アフトワズを含む
ルノーの主要10市場
 販売台数市場シェア (%)
フランス 551,314 24.2%
ブラジル 241,594 6.6%
ロシア 189,852 6.5%
ドイツ 170,303 5.1%
アルゼンチン 118,727 14.8%
トルコ 118,169 15.2%
アルジェリア 113,664 26%
イラン 100,783 9.8%
イタリア 96,144 6.3%
スペイン 83,366 10.7%
日産の主要10市場
 販売台数市場シェア (%)
中国* 1,181,530 6.5%
米国 1,141,656 7.9%
日本 659,756 12.3%
メキシコ 245,634 24.9%
ロシア 162,956 5.6%
タイ 123,850 8.6%
英国 118,211 5.2%
ブラジル 104,711 2.9%
カナダ 82,194 4.9%
オーストラリア 79,872 7.2%
*ヴェヌーシアブランドを含む

ルノー・日産アライアンスについて
ルノー・日産アライアンスは、パリに本社を置くルノーと横浜に本社を置く日産の戦略的パートナーシップであり、アライアンスのクルマは世界で販売されるクルマの10台に1台を占めています。1999年にパートナーとなった両社は2012年、世界200か国近くで810万台を販売しました。アライアンスは、ロシアのアフトワズ社以外にも、ドイツのダイムラー、中国の東風汽車、インドのアショック レイランドなどの自動車メーカーと戦略的な協力関係を結んでいます。

以 上