日産自動車、2021年度上期決算を発表

日産自動車株式会社（本社：神奈川県横浜市西区、社長：内田 誠）は9日、2021年度の上期決算結果と通期見通しの修正を発表しました。

2021年度上期財務実績
2021年度上期の連結売上高は3兆9,470億円、連結営業利益は1,391億円、売上高営業利益率は3.5%となり、当期純利益^注1は、1,686億円となりました。これは、「Nissan NEXT」を着実に実行し、財務規律を重視しながら販売の質を向上させたことと、良好な市場環境によるものです。半導体の供給不足の影響等を受け、販売台数は計画を下回ったものの、販売費用や固定費が減少し、各市場における販売の質が継続的に向上していることから、台あたりの収益が向上しました。

中国合弁会社に持分法を適用した2021年度上期の財務実績は次の通りです。

2021年度上期の平均レートは、1USドル110円、及び1ユーロ131円を使用しています。

中国合弁会社を比例連結した会計基準では、2021年度上期の連結営業利益は1,997億円、売上高営業利益率は4.3％となり、当期純利益^注1は1,686億円となりました。

2021年度第2四半期3か月財務実績
2021年度第2四半期3か月は、半導体の供給不足等の厳しい環境下にありながら、連結売上高1兆9,388億円、連結営業利益634億円、売上高営業利益率3.3％、当期純利益^注1541億円となり、計画を上回る業績を達成しました。

中国合弁会社に持分法を適用した2021年度第2四半期の財務実績は次の通りです。

2021年度第2四半期3か月の平均レートは、1USドル110円、及び1ユーロ130円を使用しています。

2021年度の業績見通し
2021年度の販売台数は、前回見通しに対して13.6％減の380万台と見込んでいます。下期も引き続き半導体の供給不足による販売台数の減少や原材料価格の上昇による影響拡大等の減益要因が見込まれるものの、継続して新車攻勢と販売の質の向上に取り組むことにより、今年度の通期業績見通しを次の通り修正いたします。

連結売上高は8兆8,000億円、連結営業利益は前回見通しから300億円改善した1,800億円に修正いたします。当期純利益^注1は前回比で1,200億円改善し、1,800億円となる見込みです。

中国の合弁会社に持分法を適用した2021年度通期予想は下記の通り修正し、東京証券取引所に届け出ました。

CEOの内田 誠は、「上期の好調な業績は、厳しい市場環境の中においても、財務規律を徹底し、新車攻勢とともに販売の質の向上等に継続して取り組んできた結果です。今回、業績見通しを修正した通り、当社は事業構造改革『Nissan NEXT』のマイルストーンの一つである2021年度比例連結ベース^注3での営業利益率2%を確実に上回る見込みです。今後も気を緩めることなく『Nissan NEXT』をグローバルで着実に推進することで、同計画の目標である2023年度比例連結ベース^注3での営業利益率5%の達成につなげていきたいと考えています」と述べました。

注1）親会社株主に帰属する当期純利益または当期純損失

注2）2013年度から中国の合弁会社 東風汽車有限公司の連結方法が変わり、持分法が適用されています。本会計基準では、連結当期純利益に変化はないものの、連結売上高と連結営業利益には東風汽車の数値は含まれなくなります。

注3）中国合弁会社を比例連結した会計基準

以 上