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第3世代「e‑POWER」用高効率エンジンの燃焼技術が2025年度日本燃焼学会「技術賞」を受賞

8人の人物が横一列に並び、賞状を持って立っている。背景は室内で、淡いベージュの壁と床が見える。人物は正面を向き、フォーマルな服装を着用。

 

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:イヴァン エスピノーサ)は3日、「STARC燃焼コンセプトを核とした次世代e-POWER用高効率エンジンの燃焼設計と実用化」が、2025年度日本燃焼学会における「技術賞」を受賞したと発表しました。

「e‑POWER」は日産独自の電動パワートレインであり、エンジンを発電専用とし、駆動はすべて電気モーターのみで行うシリーズハイブリッドシステムです。電気モーターのみで駆動するため、力強くレスポンスの良い加速と高い静粛性が特徴で、より滑らかでEVのような運転体験を提供します。
第3世代e-POWERは、5つの主要コンポーネントを一体化した5-in-1電動パワートレインと、発電に特化した専用の新開発1.5リッターターボエンジンを組み合わせ、大幅な燃費性能の向上と高い静粛性を実現した最新のe-POWERで、同パワートレインを搭載した「キャシュカイ」は本年8月に欧州市場に投入され、高い評価を得ています。

今回受賞した技術は、第3世代e-POWERに搭載された発電特化型エンジン「ZR15DDTe」に採用された技術で、STARCコンセプト*1と呼ぶ日産独自の燃焼技術によって、42%という高い熱効率を達成しています。今回の受賞理由として、「長年にわたる燃焼研究で培った技術を基盤として、より高度な燃焼設計を行い量産化したことが、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する技術として、革新性・実用性・社会的意義を備えた技術」との評価をいただいています。

開発をリードしたパワートレイン・EV技術開発本部 パワートレイン・EV技術戦略部の白石 泰介は次のように述べています。
「今回の受賞は、熱効率と出力を高次元で両立する革新的な燃焼技術を、先行開発から量産化まで一貫して推進し、実現へと結びつけた挑戦の結晶です。e-POWERの発電専用エンジンにおける高効率化は、カーボンニュートラル社会の実現に向けた大きな一歩です。今後、STARC燃焼コンセプトを他のエンジンへ適用拡大するとともに、更なる進化を目指します。電動化が進む中においても、エンジン技術は日産らしさの源泉であり続けると確信しています。」

本エンジンが搭載された第3世代「e‑POWER」は、日本市場においては2026年夏の発売を予定している新型「エルグランド」、また北米市場においては2026年中に発売予定の新型「ローグ」に搭載する予定です。

 

*1 : STARC(Strong Tumble and Appropriately streched Robust ignition Channel)とは、日産が2021年に発表した高い熱効率を実現する燃焼コンセプト

 

以上