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5月4日 富士スピードウェイ(静岡県)
2026年SUPER GTシリーズ第2戦が富士スピードウェイで開催されました。3番手からスタートした#23 MOTUL Niterra Z(千代 勝正 / 高星 明誠)は、レース序盤にアクシデントに巻き込まれスピンを喫しましたが、それを乗り越えて終始安定した速さを見せて3位表彰台を獲得。#24 リアライズコーポレーションZ(名取 鉄平 / 三宅 淳詞)は6位、#12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰 一貴 / ベルトラン・バゲット)は7位と、予選順位を上まわる結果で入賞を果たしました。
2026年シーズン、恒例のゴールデンウィーク開催となる富士スピードウェイでの第2戦に、日産/NISMO陣営はシーズン初優勝に向けて強い意気込みを持って、3台のNissan Z NISMO GT500で3時間の長丁場に挑みました。開幕戦の結果により、#23 MOTUL Niterra Zに6kg、#12 TRS IMPUL with SDG Zに22kg、#24 リアライズコーポレーションZに4kgのサクセスウェイトが課されています。
【GT500】
#23 MOTUL Niterra Zが予選3位
好位置から勝利を目指す
予選
予選日の5月3日(日)、天候は下り坂ながらドライコンディション。Q1開始が開始される午後2時53分、気温20度、路面温度26度でセッションがスタートしました。各車タイヤのウォームアップを行い、Nissan Z NISMO GT500勢は3台ともに5周目にベストラップをマークしました。#23 Zの高星は4番手で、#12 Zのバゲットは6番手、#24 Zの三宅は11番手で10分間のセッションを終了。#23 Zと#12 ZはQ2進出を果たしましたが、#24 Zはわずかに及ばずQ1で予選終了となりました。
午後3時31分からGT500クラスのQ2がスタートしました。空には黒い雲が広がり始め、時折雨粒が落ちる状況ですが、路面はドライコンディションで各車アタックを開始しました。Nissan Z NISMO GT500の2台はこのセッションでも5周目にベストラップをマーク。#23 Zの千代はQ1のタイムを上まわる1分26秒582で3番手と、上位に名を連ねました。#12 Zの平峰は思うようにタイムを伸ばせず10番手でQ2を終えました。
#23 MOTUL Niterra Zが安定した速さで3位
3時間レースでZ勢は全車入賞
決勝
5月4日(月)決勝日、天候は朝方には好転し、午後2時にスタート時刻を迎えました。強い風と日差しが降り注ぐなか気温24度、路面温度43度のコンディションで、セーフティカー(SC)先導による2周のフォーメーションラップを終え、シグナルがグリーンに変わり3時間のレースがスタート。3番手からスタートした#23 Zの高星はスタートポジションをキープし、安定した走りで周回を重ねます。10番手スタートの#12 Zバゲットは、好スタートからポジションを上げ、1周目を8番手で終えましたが、激しいポジションの争いのなか5周目に1コーナーでオーバーシュートし、他車と接触。13番手までポジションを落とすとともに、マシンにダメージを負ってしまいました。11番手スタートの#24 Z名取は、スタート直後の混乱でポジションを落とし、1周目を13番手で終えましたが、そこからペースアップして順位を挽回し、9周目には7番手となっています。14周目の最終コーナーで、#23 Zは後続に接触されてスピンを喫し、一時コースにストップしましたが、大きなダメージなくレースを再開。#23 Zは4番手にダウンしましたが、のちに接触し先行したクルマにペナルティが科され、3番手に順位を戻しています。ペースを上げる#24 Zは15周目に6番手に浮上し、ダメージを負いながらの走行となった#12 Zも20周目に前車をパスして12番手となりました。
25周を越える頃から、GT500クラスの1回目のピットインが始まりました。Nissan Z NISMO GT500勢では、#12 Zが31周終了時にピットイン。#24 Zはその翌周にピットに向かい、2台はともにドライバー交代は行わず、タイヤ交換と給油の作業のみでコースに戻りました。40周を終えた時点で#23 Zがピットインを行い、ドライバーを千代に交代しています。46周を終了した段階で、GT500クラスは全車が1回目のピットイン作業を終え、#23 Zは3番手、短い時間で作業を終えた#24 Zは5番手、#12 Zは9番手を走行。レース後半に向けて、ポジションアップの態勢を整えました。47周目、上位車にトラブルが発生しコース上にストップ。レースはフルコースイエロー(FCY)となります。この時点で#24 Zは4番手、#12 Zは8番手とそれぞれポジションアップを果たし、レースは後半戦へと入りました。
70周を越えると、GT500クラスは2回目のピット作業が始まりました。Nissan Z NISMO GT500勢は#23 Zと#24 Zが73周終了時点で、#12 Zが74周終了時点と、ほぼ同じタイミングでピット作業を行いました。#23 Zは千代がそのままドライブを続け、#24 Zは三宅に、#12 Zは平峰にドライバーを交代しています。88周を終える頃、GT500クラス全車が規定である2回のピットインを終えると、#23 Zは3番手をキープ。戦略上ピットでの作業にやや時間を要した#24 Zは6番手、ペースを取り戻しつつある#12 Zは7番手で、レースは終盤戦を迎えました。
#24 Zは前車に迫り、激しい5番手争いを展開します。#23 Zは後続が徐々に迫るなか、その差をコントロールして3番手を守ります。3時間、115周に及んだレースで、Nissan Z NISMO GT500勢は最後まで攻めの姿勢と安定した速さでポジションを保ち、#23 Zは3位、#24 Zは5位に0.470秒差の6位、#12 Zは7位でフィニッシュし、3台が揃って入賞を果たしました。Nissan Z NISMO GT500勢は開幕戦に続き、3位表彰台を獲得しています。
3時間レースという長丁場と、思わぬ強風などの影響もあり、難しい部分もあった第2戦でしたが、3位表彰台と全車入賞という結果は、Nissan Z NISMO GT500の速さと安定感を示したものとなりました。日産/NISMO陣営は、8月の次戦富士に向けて、シーズン初優勝を期して臨みます。
千代 勝正 選手(#23 MOTUL Niterra Z)
「交代してからは前に追いつきたかったのでとにかくプッシュしていましたが、なかなかライバルのペースも速かったですね。終盤は39号車とのバトルになりました。そこを最後まで抑え切れたのは良かったです。最後の2〜3周はタイヤを使い切るという気持ちでプッシュし切りましたし、お互いがフルアタック状態でした。次戦は季節が変わりますが、同じサーキットでレースができるので、今回のデータをフィードバックして、粛々とみんなで準備を進めていきたいと思います」
高星 明誠 選手(#23 MOTUL Niterra Z)
「岡山はあまり良くない展開になってしまったので、今日は表彰台獲得をと思って取り組んできました。第1スティントで接触してしまいましたが、最後の方はライバルにも離されず走ることができました。表彰台を獲得できた点は良かったのですが、手放しで喜べるような状況ではありません。その結果をちゃんと受け止めて、僕たちが前進するために何が必要なのか、次の富士までの間チームとしっかり話し合って色々と対策をしていきたいと思っています」
【GT300】
GT300クラスには4台のNissan GT‑R NISMO GT3と、2台のGTA GT300規則のフェアレディZが参戦。予選6番手からスタートした#56リアライズ日産メカニックチャレンジ GT‑R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / 木村 偉織)が33周を終えて首位に立つと、そのままポジションを譲ることなく優勝を果たしました。また、13位にHELM MOTORSPORTS GT‑R、14位にGAINER TANAX Z、15位に健康ケーズフロンティアWMニルズGT-Rが入賞し、ポイントを獲得しました。
【GT500決勝 結果】 115Laps
| Pos | No | Machine | Driver | Time / Behind |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 36 | au TOM'S GR Supra | 坪井 翔 / 山下 健太 | 3:00’31.710 |
| 2 | 14 | ENEOS X PRIME GR Supra | 福住 仁嶺 / 大嶋 和也 | 8.786 |
| 3 | 23 | MOTUL Niterra Z | 千代 勝正 / 高星 明誠 | 41.398 |
| 6 | 24 | リアライズコーポレーション Z | 名取 鉄平 / 三宅 淳詞 | 55.127 |
| 7 | 12 | TRS IMPUL with SDG Z | 平峰 一貴 / ベルトラン・バゲット | 1’23.351 |
【GT300決勝 結果】107Laps
| Pos | No | Machine | Driver | Time / Behind |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 56 | リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / 木村 偉織 |
3:02’07.657 |
| 2 | 65 | LEON PYRAMID AMG | 蒲生 尚弥 / 菅波 冬悟 / 黒澤 治樹 | 1Lap |
| 3 | 31 | apr LC500h GT | 小高 一斗 / 小山 美姫 / チャーリー・ブルツ | 1Lap |
| 13 | 62 | HELM MOTORSPORTS GT‑R | 平木 湧也 / 平木 玲次 | 2Laps |
| 14 | 11 | GAINER TANAX Z | 富田 竜一郎 / 大木 一輝 | 2Laps |
| 15 | 48 | 健康ケーズフロンティアWMニルズGT-R | 井田 太陽 / ジェームス・プル / 藤原 大暉 | 2Laps |
| 19 | 360 | RUNUP × SOL GT‑R | 荒川 麟 / 金丸 ユウ / 田中 篤 | 3Laps |
| 26 | 26 | ANEST IWATA GAINER Z | 安田 裕信 / リ・ジョンウ | 8Laps |
以上