日産自動車株式会社
日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社
8月2日 富士スピードウェイ(静岡県)
2026年SUPER GTシリーズ第4戦が富士スピードウェイで開催されました。第3戦のセパン大会が延期され、5月の第2戦から3カ月のインターバルをおいて行われた真夏の第4戦に、日産/NISMO陣営は3台のNissan Z NISMO GT500で挑みました。レース直前の雨と、コンディションの急回復など不安定な状況でスタートしたレースは、Nissan Z NISMO GT500勢にとって厳しい結果となりました。
開幕戦と第2戦の結果により、#12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰 一貴 / ベルトラン・バゲット)に30kg、#23 MOTUL Niterra Z(千代 勝正 / 高星 明誠)に28kg、#24 リアライズコーポレーションZ(名取 鉄平 / 三宅 淳詞)に14kgのサクセスウェイトが課されています。
【GT500】
#23 MOTUL Niterra Zが予選8位
#12 TRS IMPUL with SDG Zが予選9位
予選
予選日の8月1日(土)、曇りながら強い日差しも差し込む天候のもと、午後2時53分からQ1が開始されました。気温33度、路面温度48度の真夏のコンディションです。Z勢は各車タイヤのウォームアップを行い、5〜6周目にアタックを実施。#23 Zの高星は6番手で、#12 Zのバゲットは9番手でQ1突破を果たしました。#24 Zの名取は6周目にベストラップをマークしますが、14番手で10分間のセッションを終了し、Q2進出は果たせませんでした。
午後3時31分からGT500クラスのQ2がスタートしました。2台のZは5周目にベストラップをマークし、#23 Zの千代はQ1のタイムを上まわる1分27秒951、#12 Zの平峰もQ1のタイムを更新し1分27秒986で予選Q2を終えました。好タイムをマークした2台ですが、上位陣にはわずかに及ばず、#23 Zは8位、#12 Zは9位で予選を終えています。
#23 MOTUL Niterra Zがアクシデントでリタイア
日産勢にとって厳しいレースに
決勝
8月2日(日)決勝日、蒸し暑い曇り空のもと、全車がグリッドに着くとサーキットは激しい降雨に見舞われました。午後1時30分のフォーメーションラップ開始直前に雨は上がり、日差しが出始めたことから、各車は一旦交換したウェットタイヤから、再びドライタイヤに戻す作業に追われる慌ただしい状態になります。結局、GT500クラスは全車がドライタイヤでスタートに臨むことになりました。路面はまだセミウェット状態であることから、レースはセーフティカー(SC)スタートとなります。気温34度、路面温度47度、路面はところどころ濡れた状態で、SC先導によるレースがスタートしました。
4周にわたるSC先導走行の後、5周目からレースが開始されました。その直後、メインストレートで#12 Zのバゲットが#23 Zの高星に接触、コントロールを失った#23 Zが他車に接触する多重クラッシュが発生し、レースは赤旗中断となりました。#23 Zはこの接触によって左フロント部と右リヤ部にダメージを負い、ピットガレージで修復作業が行われました。
午後2時15分、SC先導でレースが再開されました。中断中に路面は乾き、コースは完全ドライのコンディションとなっています。4周のSC先導走行の後、10周目からリスタートが切られます。再開後まもなく、7番手を走行する#12 Zに対してSC導入中の他車への衝突行為として90秒のピットストップとSCリスタート時の追い越しに対してドライブスルーペナルティが科され、そのふたつのペナルティを消化した#12 Zは周回遅れの12番手に後退しました。
12番手を走行していた#24 Zの三宅は、リスタート後にペースを上げ、10周目に11番手に上がり、12周目には#12 Zのピットインによって10番手となります。21周を終え、GT500クラスはピットインするマシンが出始めました。比較的ピットインのタイミングを延ばした#24 Zは、4番手までポジションを上げた29周終了時点でピットインを行い、ドライバーを名取に交代しました。#24 Zは10番手でレースに戻っています。
レース折り返し直前の30周目、メカニックによる懸命な修復を続けていた#23 Zが作業を完了させ、コースに復帰。11周を走行しましたが、振動が出たため再びピットに戻り、リタイアを選択しました。レース終盤の50周目、ペースに苦しむ#24 Zの名取は11番手にダウン。その後もペースは回復せずポジションを挽回することはできませんでした。
1周遅れの12番手で走行を続けた#12 Zは、39周を終えてピットインしドライバーを平峰に交代しました。ポジションを上げるには至りませんでしたが、レース後半、平峰はハイペースで周回を重ね、マシンの競争力の高さを確認することができました。
第4戦はNissan Z NISMO GT500勢にとって想定外の厳しいレースとなりました。日産/NISMO陣営は今回の課題の分析と対処を進め、これまで実績のある次戦の鈴鹿で好結果を得られるよう全力を尽くします。
【GT300】
GT300クラスには4台のNissan GT‑R NISMO GT3と、2台のGTA GT300規則のフェアレディZが参戦。予選10番手からスタートした#56リアライズ日産メカニックチャレンジ GT‑R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / 木村 偉織)が5位に入賞しました。また、#62 HELM MOTORSPORTS GT‑R(平木 湧也 / 平木 玲次)も力走を見せて大きくポジションを上げて8位に入り、2戦連続でポイントを獲得しました。
【GT500決勝 結果】 66Laps
| Pos | No | Machine | Driver | Time / Behind |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 100 | STANLEY HRC PRELUDE-GT | 山本 尚貴 / 牧野 任祐 | 2:23’36.345 |
| 2 | 8 | #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT | 太田 格之進 / 大津 弘樹 | 0.662 |
| 3 | 37 | Deloitte TOM'S GR Supra | 笹原 右京 / ジュリアーノ・アレジ | 1.478 |
| 11 | 24 | リアライズコーポレーション Z | 名取 鉄平 / 三宅 淳詞 | 42.112 |
| 12 | 12 | TRS IMPUL with SDG Z | 平峰 一貴 / ベルトラン・バゲット | 1Lap |
| R | 23 | MOTUL Niterra Z | 千代 勝正 / 高星 明誠 | 50Laps |
【GT300決勝 結果】62Laps
| Pos | No | Machine | Driver | Time / Behind |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 52 | Green Brave GR Supra GT | 吉田 広樹 / 野中 誠太 | 2:24’28.036 |
| 2 | 32 | ENEOS X PRIME AMG GT3 | 石浦 宏明 / 鈴木 斗輝哉 | 7.881 |
| 3 | 7 | CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO | ザック・オサリバン / 梅垣 清 | 9.156 |
| 5 | 56 | リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / 木村 偉織 |
17.268 |
| 8 | 62 | HELM MOTORSPORTS GT‑R | 平木 湧也 / 平木 玲次 | 27.986 |
| 18 | 360 | RUNUP × SOL GT‑R | 荒川 麟 / 清水 啓伸 | 1Lap |
| 19 | 11 | GAINER TANAX Z | 富田 竜一郎 / 大木 一輝 | 1Lap |
| 24 | 48 | 健康ケーズフロンティアWMニルズGT-R | 井田 太陽 / ジェームス・プル | 1Lap |
| 29 | 26 | ANEST IWATA GAINER Z | 安田 裕信 / リ・ジョンウ | 10Laps |
以上