新型軽自動車「MOCO」を発売

日産自動車は、新型軽自動車「MOCO（モコ）」を4月10日より全国一斉に発売する。

モコ Ｑ(2ＷＤ)

今回発売する「MOCO(モコ)」は、日産自動車が初めて軽自動車市場に投入するモデルである。商品コンセプトを、『若いアクティブなママが、子供と一緒にどこへ行ってもジャストフィットできるベストパートナー』とし、子供を中心に生活するお母様方が、より快適で便利に使えることを目指した。
「MOCO(モコ)」は、これまでの軽自動車にはない先進的でエレガントなスタイル、クラストップレベルの室内長、多彩なシートアレンジと豊富な収納スペースなどを採用するとともに、街中で扱いやすいエンジンと優れたサスペンションによる快適な走行性能を実現した。
また、環境への配慮としては、DOHC VVTエンジン搭載車（2WD）が国土交通省の低排出ガス車認定制度で「超-低排出ガス車」として認定を受けている。さらに、ABSなどの充実した安全装備を全車に標準採用している。なお、「MOCO(モコ)」は、スズキ株式会社よりOEM供給を受けるモデルである。

「MOCO(モコ)」の特長は以下の通りである。
●スタイリッシュなエクステリアデザイン
●実用性の高い室内スペース

＊「MOCO(モコ)」車名の由来
かわいらしく暖かな響きのある擬態語“モコモコ”からの造語。丸みを帯びた愛くるしいスタイリングを表現している。

＜販売目標台数＞ 4,000台／月

＜取り扱い販売会社＞ NISSAN Blue Stage：日産系、モーター系各販売会社
 　　　　　　　　　　　　　NISSAN Red Stage ：サティオ系、プリンス・チェリー系販売会社
 　　　　　　　　　　　　　　　　＊全車種取り扱い店（NISSAN Red & Blue）を含む

＜発表展示会＞ 4月13日（土）、14日（日）

＜車両概要＞

1. スタイリッシュなエクステリアデザイン

• 広々とした居住空間を印象づけるモノフォルムのシルエット。
• フロントターンランプを上段にレイアウトし、質の高さを演出する大型マルチリフレクターヘッドランプ。
• 日産らしさを表現したウインググリル。
• ターボエンジン搭載車には、ルーフスポイラー、アルミロードホイール、エキゾーストフィニッシャーを採用。
• モコグリーン（モコ専用色）をはじめとする、個性的な７色のボディカラー。

2.明るくカジュアルで上質なインテリア

• シンプルで洗練されたインストルメントパネル。
• ワイドで視認性の良いファインビジョンメーター。
• 上質感を演出する華やかな「タン」、カジュアルな印象の爽やかな「ターコイズ」の2色のファブリックをふんだんに使用したシートとドアトリム。
• スクエアでゆったりと座ることができるパーソナルソファ感覚のシートとくつろぎを提供する運転席・後席アームレスト。

3.実用性の高い室内スペース

●パッケージング

• クラストップの最小回転半径4.2ｍとタイヤを四隅に配したショートオーバーハングによる車両感覚がつかみやすく、取り回しのしやすいボディ形状。
• 良好な視界を確保する広いガラスエリアと635ｍｍの前席ヒップポイント地上高。
• 前席よりヒップポイントを45ｍｍ高く設定した開放感のある後席。
• クラストップレベルの室内長1,785ｍｍによる、ゆとりの室内空間。
• 乗る人にあわせて最適な居住空間とラゲッジスペースを提供する5:5分割、スライド量105ｍｍのリヤシート。
• 運転席・助手席間の移動や、助手席からのスムーズな乗降が可能なコラム式オートマチック&足踏み式パーキングブレーキ。

4. メカニズム

• Ｋ6Ａ ＤＯＨＣ ＶＶＴエンジンは、吸気バルブの開閉タイミングを最適制御するＶＶＴ(可変バルブタイミング機構)により、低回転時はトルクを重視、高回転時は高出力を発揮する。また、高効率な燃焼により、燃費性能にも優れている。
• Ｋ6Ａ ＤＯＨＣインタークーラーターボエンジンは、低・中回転時のトルクを向上させるとともに、高速走行時には爽快な走りを実現。また、高効率な燃焼により、燃費性能にも優れている。
• 全車に4速コラムオートマチックを採用し、効率的な変速制御により、シフトショックを低減するとともに、スムーズな走りと低燃費を両立した。
• フロントストラットには、リバウンドスプリングも内蔵し、フラットで安定した乗り心地を実現している。リヤは、Ｉ.Ｔ.Ｌ.式サスペンション*で路面からのショックを吸収。乗り心地と走行安定性を高次元で両立させた足周りを実現した。
• 4ＷＤ車には、路面状況や走行状態に応じ、必要な駆動力を前・後輪に自動的に配分するフルタイム4ＷＤシステムを採用した。

＊：Isolated Trailing Link (アイソレーテッド・トレーリング・リンク)の略。

5. 環境／安全

●環境への配慮

• Ｋ6Ａ ＤＯＨＣ ＶＶＴエンジン搭載車（2ＷＤ車）は、平成１２年基準排出ガス75％低減レベルを実現し、国土交通省の低排出ガス車認定制度における「超-低排出ガス車」＊1に認定されている。さらに2010年燃費基準にも適合しており、グリーン税制の優遇措置＊2を受けることができる。
• Ｋ6Ａ ＤＯＨＣ ＶＶＴエンジン搭載車（4ＷＤ車）は、平成12年基準排出ガス50％低減レベルを実現。またＫ6Ａ ＤＯＨＣインタークーラーターボエンジン搭載車は、平成12年基準排出ガス25％低減レベルを実現し、国土交通省の低排出ガス車認定制度により、それぞれ「優-低排出ガス車」＊1「良-低排出ガス車」＊1に認定されている。
• 全車とも、七都県市低公害車指定制度の基準をクリアしている。

＊1：2000年4月より、国土交通省が、一般消費者の選択を通じ、排出ガス低減性能の高い自動車の普及を促進するために開始した低排出ガス車認定制度。「超-低排出ガス車」は、ＮＯｘおよびＨＣの排出量の低減レベルが「平成12年基準排出ガス75%低減レベル」をクリアした低公害車、「優-低排出ガス車」は、「平成12年基準排出ガス50%低減レベル」をクリアした低公害車、「良-低排出ガス車」は「平成12年基準排出ガス25%低減レベル」をクリアした低公害車。
＊2：グリーン税制適合車には、2003年3月31日までの新規届出車に対し、自動車取得税減税（軽四輪乗用車の場合 9,000円の軽減）が適用される。但しオーテックジャパン取り扱い車は適用除外となる。

●安全性能

•  「モコ」は、軽量衝撃吸収ボディ、運転席・助手席SRSエアバッグシステム、チャイルドシート固定式機能付3点式シートベルトなど、様々な安全装備を全車に標準採用している。
• 前面衝突時の乗員への衝撃をさらに緩和するため、運転席に、SRSエアバッグとのマッチングを考えた2ステージロードリミッター付プリテンショナーシートベルトを標準採用した。これは、衝突時にはプリテンショナー機構が瞬時にベルトのたるみを巻き取り、運転席の乗員をしっかり拘束する。さらに、2ステージロードリミッター機構により、ベルトの荷重を段階的に下げ、エアバッグとともに乗員への衝撃を緩和する。

＜全国希望小売価格（消費税を含まず）＞

（了）

日産自動車の関連会社である(株)オーテックジャパン(神奈川県茅ヶ崎市、社長:相部 剛)は、今回の「MOCO(モコ)」の発売を機に、ライフケアビークル(LV)^*アンシャンテ「助手席スライドアップシート」､「助手席回転シート」を設定し、4月10日より全国一斉に発売する。

＊ライフケアビークル：日産自動車グループでは、生活のいろいろなシーンでお役に立ちたいとの意味を込め、福祉車両を「ライフケアビークル」（ＬＶ：Life care Vehicle）と呼んでいる。

モコ アンシャンテ「助手席スライドアップシート」(2WD)　

モコ アンシャンテ「助手席回転シートﾄ」(4WD)＜オプション装着車＞

＜モコ「アンシャンテ」車両概要＞
今回発売する、アンシャンテ「助手席スライドアップシート」は、シートの昇降から回転までを全て電動化するとともに、ドア開口角度を拡大し、乗降性を高めた車両である。
また、アンシャンテ「助手席回転シート」は、室内での前後スライド機能を持ちながらも、助手席が簡単な操作で９０度回転し、さらに助手席アシストグリップを標準装備することで、高齢の方や車いすをお使いの方、和服をお召しの方などの乗り降りの負担を軽減できる商品とした。

＜全国希望小売価格（消費税を含まず）＞

「アンシャンテ」にオーテック扱いディーラーオプションの『車いす収納装置(電動式)』を装着した場合は、車両の消費税が非課税となります。

（了）