日産自動車株式会社（本社：神奈川県横浜市西区、社長：内田 誠、以下日産）は、2020年3月期（2019年 4月 1日～2020年3月31日）の通期連結業績が、新型コロナウイルス感染拡大による影響を主因とする収益悪化傾向が継続していることや一時的な損失発生の可能性があること等により、2020年2月13日に公表した通期連結業績予想から30%以上変動する可能性が生じたと発表しました。なお、正確な影響の度合いについては、現在精査中です。
当社は、2020年2月13日に2020年3月期通期連結業績予想について、営業利益850億円及び親会社株主に帰属する当期純利益を650億円とする発表をしました。しかしながら、その後も新型コロナウイルス感染拡大の影響を主因とする収益の悪化傾向が継続しており、2020年2月13日に公表した予想値に対して営業利益は1,200億円から1,300億円程度、また親会社株主に帰属する当期純利益については1,500億円から1,600億円程度、それぞれ悪化する可能性があります。
営業利益には、新型コロナウイルス感染拡大による新車及び部品の販売の減少による影響約900億円や販売金融事業における貸倒引当金の追加計上による影響約300億円等が含まれる見込みです。更に、親会社株主に帰属する当期純利益には持分法適用会社に関連する影響約300億円等が含まれる見込みです。
なお、現在検討を進めている中期計画の見直しに伴う影響は上記には含まれておらず、追加的な引当金を計上する可能性があります。
また、当社は5月中旬の決算発表に向けて準備を進めて参りましたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって生じた一部地域でのロックダウン等の影響を受け、決算・監査手続に遅れが生じています。2020年3月期決算及び中期計画見直し等の内容につきましては、5月28日に公表する予定です。なお、今後の環境の変化により、公表予定日に変更が生じた場合には、改めてお知らせいたします。
以上