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レース序盤で3台のNISSAN GT-Rが撤退

FIA GT1世界選手権第2戦(ベルギー・ゾルダー)レースレポート

4月10日(日) ゾルダー・サーキット(ベルギー)
FIA GT1世界選手権第2戦は4月10日、ベルギーのゾルダー・サーキットで決勝となるチャンピオンシップレースが行われた。NISSAN GT-R勢は、3台のGT-Rが次々とアクシデントに見舞われた予選レースの悪夢が再来し、同じく3台がチャンピオンシップレースの序盤にリタイア。しかし予選レースでフィニッシュを果たしていた#23 JRM Racingのドイツ人コンビ、ミハエル・クルム/ルーカス・ルアー組はこの日もNISSAN勢最上位となる9位に入り、選手権ポイント2を獲得した。

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波乱のレースで起きた不運により思うように活躍を見せることができなかったNISSAN勢は、チャンピオンシップレースのスタートグリッドでは7番手(#23 JRM Racing)、11番手(#21 Sumo Power GT)、12番手(#20 Sumo Power GT)、16番手(#22 JRM Racing)の位置につけた。それでもJRM RacingとSumo Power GTの両チームには、好スタートを決めてポジションアップを狙う自信がみなぎっていた。しかしその希望はまたしても、スタート後まもなく打ち崩されることになってしまった。

ローリングスタートのシグナルがグリーンに変わると、グリッドに並んだ17台は少しでもアドバンテージを得ようと一斉にアタックを開始。その結果、#20 Sumo Power GTのリカルド・ゾンタ(ブラジル)が#47 コルベットと接触し、この衝撃でゾンタがチームメイトである#21 Sumo Power GTのジェイミー・キャンベル・ウォルター(英国)にヒットしてしまった。2台のNISSAN GT-Rはサイドバイサイドの状態になり、キャンベル・ウォルターが最初のストレートで壁に強く押しつけられる形となってマシンを激しく破損。両車が1周目でリタイアに追い込まれるという憂き目に見舞われた。

NISSAN勢に降りかかる次の災難はその後まもなく、5周目に訪れた。オープニングラップでの混乱をうまくすり抜けた#22 JRM Racingのピーター・ダンブレック(英国)だったが、#40 フォードGTをパスしようとした際に接触してコース上でスピン。後続の#9 フォードGTを避けきれずにヒットを受けてしまった。ダンブレックもマシンに大きなダメージを受け、ただちにリタイアとなった。

スタートからわずか7分で、コースに残るNISSAN勢はただ1台。しかしその#23 JRM Racingを担うルアーは好走を見せて、25分後のピットタイムまでに6位につけた。次のクルムがこの好位置を守るためにはスムーズなピット作業が不可欠だったが、タイヤ交換に手間取り貴重な時間をロスしてしまう。

ピット作業の遅れにより10位でのコース復帰となったクルムは、ロスした時間を取り戻そうとレース後半で渾身のアタック。この気迫で#40 フォードGTのミスを誘い32周目で9位に浮上した後は、8位の#41 フォードGTまであと僅かに迫ったが、残念ながらパスすることは叶わなかった。

レース後、ルアーは「スタート直後のストレートでアクシデントがあったので、私自身は最初のコーナーを問題なくクリアして、その後は存分にプッシュすることができました。マシンのフィーリングは素晴らしく、レースの戦略もよかったと思います。ピットストップがスムーズに行われていればトップ3も狙えていたと思いますが、残念ながらそれは叶いませんでした」とコメント。

「ミハエル・クルムはレース後半で素晴らしい走りを見せて、激しいプッシュで8位も目前でした。でも、このコースはオーバーテイクが難しいのです。全体としてはマシンの動きもよかったので、残念な点よりもよかった点の方が光ったのではないでしょうか。そして、3週間後の次戦では、これを活かしてさらに前進していきます」

ルアー/クルム組のチームメイトで、ダンブレックのリタイアをガレージで見届けたリチャード・ウェストブルック(英国)は、この日の展開について思慮深い見方を示し、「NISSANに関して言えば、この週末の2レースで起きたことはとても珍しいケースですが、多くを学びました。今すべきことは、ゾルダーで起きたことをすべて忘れて、アルガルブに向けて最善の準備を行うことです。改善できるところはあるので、流れを取り戻しますよ」

【総合結果】 37Laps
PosNoDriverMachineTime
1 38 Marc Basseng / Markus Winkelhock Lamborghini Murcielago 01:07.3
2 4 Christian Hohenadel / Andrea Piccini Aston Martin DB9 9.25
3 7 Alex Müller / Tomas Enge Aston Martin DB9 15.465
4 5 Karl Wendlinger / Peter Kox Lamborghini Murcielago 17.97
5 11 Mike Hezemans / Nicky Catsburg Corvette Z06 17.995
6 3 Clivio Piccione / Stef Dusseldorp Aston Martin DB9 20.987
7 8 Darren Turner / Stefan Mücke Aston Martin DB9 23.222
8 41 Maxime Martin / Frederic Makowiecki Ford GT Matech 23.345
9 23 Lucas Luhr / Michael Krumm Nissan GT‑R 24.936
10 40 Marc Hennerici / Bas Leinders Ford GT Matech 29.17
12 22 Peter Dumbreck / Richard Westbrook Nissan GT‑R 50:28.9
- 21 Jamie Campbell-Walter / David Brabham Nissan GT‑R -
- 20 Ricardo Zonta / Enrique Bernoldi Nissan GT‑R -

<関連情報>
「日産モータースポーツ」サイト
http://www.nissan-motorsports.com/JPN/

以 上