• ホーム
  • /
  • 「第17回ニッサン童話と絵本のグランプリ」童話・絵本大賞決定

「第17回ニッサン童話と絵本のグランプリ」童話・絵本大賞決定

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座、社長:カルロス ゴーン)は、(財)大阪国際児童文学館主催「第17回ニッサン童話と絵本のグランプリ」に協賛し、昨年7月から10月までアマチュアを対象に創作童話と絵本を募集していた。このほど応募作品の中から童話と絵本の各大賞をはじめ38編の入賞作品を決定した。

 

 今回は、全国から童話2,738編、絵本717編、合計3,455編もの作品が寄せられた。選考の結果、童話大賞には、東京都昭島市在住の西村 文(本名:西村 文子)さんの作品「さようなら、ピー太」が、また絵本大賞には、北海道札幌市在住の白鳥 洋一(しらとり よういち)さんの作品「ゆきおとこのバカンス」が選ばれた。童話大賞には賞金50万円、絵本大賞には70万円が贈られるほか、童話大賞、絵本大賞の作品はそれぞれ本年秋に出版される。

 

 

 


第17回ニッサン童話と絵本のグランプリ
絵本大賞受賞作品
「ゆきおとこのバカンス」

 

 

 童話大賞『さようなら、ピー太』は、団地で大切に育てていたヒヨコが、成長して時を告げるようになり飼えなくなってしまった主人公の心の動きがみごとに描かれている物語。絵本大賞『ゆきおとこのバカンス』は、冬が大好きな「ゆきおとこ」が、あこがれの夏を体験する様子を、大胆な色彩・場面構成で表現した楽しい作品である。

 

 このほか、童話の部 優秀賞3編、佳作20編、絵本の部 優秀賞3編、佳作10編が選ばれた。
表彰式は本年3月18日(日)、大阪国際児童文学館に於いて行われる。

 

 同社では、今回の童話の部大賞/優秀賞3編、絵本の部大賞/優秀賞3編、計8編と入賞者を紹介した小冊子を制作し、応募者全員に配布するほか、全国の日産ギャラリーや日産アプリーテなどでも無償配布する。
また、同社インターネット上でも、グランプリ結果(入賞作品・選評等)や、グランプリ情報を提供していく。
《アドレス http://global.nissan.co.jp/PHILANTHROPY/FAIRY/

 

 「ニッサン童話と絵本のグランプリ」は、1984年5月、大阪国際児童文学館がわが国初の国際的な児童文学に関する総合センターとしてオープンしたのを記念して開始したもの。出版を実現することで、優れた作品・作家を世に輩出したい、そして夢や想像力あふれる童話や絵本を子どもたちに届けたい、そんな思いを込めて、広く一般より創作童話と絵本の募集を行っている。大賞を目指して何度も応募する方も多く、毎回3,000編を超える応募があり好評を博している。また、入賞作品のレベルは非常に高いとの評価も得ており、本グランプリを機にプロの作家として活躍している入賞者も多く、新人作家誕生の場ともなっている。

 

 なお、今回の絵本大賞及び優秀賞と第14回から第16回までの絵本大賞の原画が3月1日(木)から3月30日(金)まで大阪国際児童文学館(吹田市千里万博公園内、9:30?17:00、水曜休館)にて展示される予定。

 

◎入賞作品及び作者は以下の通り。
《童話の部》

 

大 賞 「さようなら、ピー太」 西村 文 (東京都昭島市)
優秀賞 「とびだした音符」 高山 佳子 (神奈川県横浜市)
  「おにいちゃんのきもち」 森 夏子 (鹿児島県大島郡)
  「とべないカエルととべないアヒル」 白川 ミコト (愛媛県松山市)
佳 作 「いじわるハリネズミとヒツジの手紙」 野坂 さおり (東京都国分寺市)
 

「へんてこりんな散歩」

よう あたる (兵庫県神戸市)
  「バス停で」 秋岡 美恵 (東京都東久留米市)
  「部屋や」 中村 菜穂子 (京都府京都市)
  「リバーシブル」 小野 靖子 (岡山県岡山市)
  「あかね湖行きの電車に乗って」 金山 優美 (東京都町田市)
  「おじいさんのいない節分」 中野 幸子 (佐賀県多久市)
  「蛙古堂のちょろべえ」 野村 悠里 (東京都練馬区)
  「コンタのコロッケ」 沢田 都 (群馬県高崎市)
  「ポストハウス」 久野 聖子 (北海道河東郡)
  「松五郎さんの水ようかん」 鍋島 利恵子 (長野県小諸市)
  「スイスイすうぞう」 片山 ひとみ (岡山県備前市)
  「神様の宿題」 辻 みゆき (千葉県流山市)
  「ぶたくんのまくら」 浅見 理恵 (神奈川県秦野市)
  「雨のにおい」 吉田 光恵 (神奈川県小田原市)
  「ぼくはタマゴなんだ」 佐野 崇 (神奈川県藤沢市)
  「おさかなだいきらい」 田中 美智子 (東京都昭島市)
  「うめさんのラッキョウ」 大隅 安次 (静岡県浜松市)
  「離れ小島のおまわりさん」 小野寺 恵 (静岡県焼津市)
  「ゆかいなお見舞い」 白川 美和 (埼玉県富士見市)

 

《絵本の部》

 

大 賞 「ゆきおとこのバカンス」 白鳥 洋一 (北海道札幌市)
優秀賞 「ネムケムシ」 中新井 純子 (大阪府東大阪市)
  「古いおうちのひみつ」 富田 真矢 (福岡県筑紫野市)
  「ほんとは、ほんとはネ、ニャン!」 駒井 邦子 (京都府相楽郡)
佳 作 「カメレオンくん」 たしろ ちさと (神奈川県川崎市)
  「GOOD MORNING」 木村 晴美 (茨城県北相馬郡)
  「赤いふうせん」 とみの ともこ (東京都世田谷区)
  「鼻歌発信機」 黒沢 明子 (茨城県つくば市)
  「ヤーダヨよいこ・わるいこ」 山内 鯔 (千葉県東葛飾郡)
  「はしをかけることにしたはなし」 名越 花織 (京都府京都市)
  「ルリオさんのクリスマス」 藤川 智子 (大阪府豊中市)
  「ねこはどこから?」 八田 えつこ (山口県下関市)
  「おもいでの国」 関根 美穂 (神奈川県三浦郡)
  「ナージャのまっかなほっぺ」 マル・マルオーノ (東京都葛飾区)

(了)