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南アフリカ日産、ピックアップトラック「ハードボディ」を欧州、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドに輸出

本件は、南アフリカ共和国にて2月23日に発表したものです。

2004年02月24日

 

 

 

 

 

 

日産自動車(本社:東京都中央区銀座、社長:カルロスゴーン)は本日、南アフリカ日産(以下南ア日産)が自国で生産したシングルキャブ・ピックアップトラック「ハードボディ」を、2005年より欧州、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドに向けて輸出すると発表した。この輸出計画は、製造拠点を世界規模で活用することにより利益拡大を目指す日産の3ヶ年計画「日産180」の一環である。

南ア日産は、2005年より、年間約4,600台の「ハードボディ」を上記の新市場に輸出する計画である。同社は昨年よりサハラ砂漠以南のアフリカ諸国へ1トンピックアップトラックを輸出しているが、今回の計画により南ア日産製1トン・ピックアップの輸出台数は現在よりも大幅に増加することとなる。

南ア日産のフリオ・パナマ社長は、「この度の輸出は南ア日産やそのサプライヤー、そして南アフリカにとって重要な計画であり誇りに思う。今回の輸出により、南ア日産は非常に競争の激しい世界市場に参入することとなるが、これは日産自動車が南ア日産を競争力あるコストで高品質な車両を世界市場に供給する能力があると信頼してくれている証左である。」と語った。

また、同社長は「今回の輸出開始により、南ア日産のピックアップトラックの生産台数は、約20パーセント増加すると予測している。その結果、ロスリン工場(所在地:ヨハネスブルク近郊)の稼働率が向上し、1台あたりの生産コストを削減することができる。また、外貨獲得の増大、新規雇用の創出、サプライヤーの事業拡大等、南アフリカ経済へも好影響をもたらすだろう。今回の輸出により、サプライヤー約50社、パーツ600点にこの好影響が及ぶと見られる」と付け加えた。

同社長は、「2002年以来、我々は20パーセントの効率改善、120パーセントの品質向上などを達成した。南ア日産は、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国において乗用車と小型商用車における南アの主要輸出企業である。また南ア日産は、部品やアクセサリーの輸出も行なっており、昨年実績では約75万本の南ア製アルミホイールを北米、日本、メキシコ、イギリスに輸出している。」と語った。

この輸出は、グローバルな製造拠点をより効率的に活用することで、南アや輸出先市場での利益拡大に貢献すると見られている。日産自動車は現在、販売台数の100万台増加、業界トップの営業利益率と自動車事業実質有利子負債ゼロを目標とする3ヶ年計画「日産180」を実施中であるが、昨年度の段階で既に自動車事業実質有利子負債を解消し、世界の主要量販自動車メーカーの中で最高の営業利益率をあげている。2003年度は全世界での販売台数は9.7パーセント増加し、営業利益率も増加するものと予測している。

以上