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日産自動車、「いわき工場 エンジン生産累計600万基達成記念式典」を挙行

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は14日、主力エンジン工場の一つであるいわき工場(福島県いわき市 工場長:小沢伸宏)の生産累計600万基を記念し、同工場内にて式典を挙行しました。 本式典には、来賓として内堀雅雄福島県副知事と鈴木英司いわき市副市長ご列席のもと、同社、最高執行責任者の志賀俊之を始め、関係役員、従業員約400名が参加しました。
同工場は、操業開始以来17年5ヶ月で生産累計600万基を達成したこととなります。

いわき工場は、1993年に建屋を竣工し、1994年1月には最新鋭の鋳造・加工・組立設備を備え、高い自動化率を達成したV型6気筒VQエンジン専用工場として操業を開始しました。
2006年7月には、多品種の生産にもフレキシブルに対応できるNIMS(Nissan Integrated Manufacturing System)採用の最新鋭加工ラインを敷設した第2エンジン工場の操業を開始し、これにより、エンジン生産能力は操業当時の39万6千基から56万基に増強され、お客さまのニーズに迅速に対応できる体制を整えました。

同工場で生産しているVQエンジンは、排気量2.3リッターから3.7リッターまでのバリエーションを持ち、「フーガ」や「スカイライン」など12車種に採用されている同社の主力エンジンです。同エンジンはこれまで3回に亘る改良が行われ、2006年8月には第4世代となる「VQ-HR」エンジンを発表、さらに2007年6月には最新のVVEL機構を備えた「VQ37VHR」エンジンの生産を開始しました。
同工場製のエンジンは、その優れた基本性能や開発姿勢が評価され、世界で唯一、米国ワーズ社の「ワーズ10ベストエンジン」を同賞開設以来14年連続で受賞するなど、国内外で高い評価を得ています。

いわき工場は、今年3月11日に発生した東日本大震災により大きな被害を受け、操業停止を余儀なくされておりましたが、その後の復旧作業により4月18日より一部操業を再開、5月17日には全面復旧し、現在は通常生産を行っています。今回の600万基達成式典では、震災復興に支援頂いた方もお招きし、感謝状の贈呈なども実施いたしました。

以 上