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アライアンス・ロステック・オートBV、露アフトワズの新CEOを発表

ルノー・日産アライアンスとロステック国営会社(ロステック)との合弁会社であるアライアンス・ロステック・オートBVは15日、アフトワズのCEOにニコラ モール氏が4月4日付けで就任すると発表しました。

アフトワズの経営権を持つアライアンス・ロステック・オートBVを共に運営するルノー・日産アライアンスとロシアの国営企業であるロステック国営会社は、アフトワズの現CEOであるボー・アンダーソン氏が、同日付で退任することも発表しました。

55歳のモール氏は、現在、ルノーグループのルーマニア事業担当マネージング・ダイレクターとして、販売・生産活動に従事しています。また、欧州で最も急速に成長を続ける自動車ブランドのひとつであり、ルーマニア最大の民間企業でもあるダチアのCEO兼社長でもあります。

モール氏は、ルーマニア事業に従事する以前は、ルノーのグローバル生産を統括するVPおよびルノー・日産アライアンス・パーチェシング・オーガニゼーション(RNPO)のパワートレイン担当VPを歴任してきました。また、生産、購買、品質、アフターセールスといった幅広い分野においてチームを率いてきました。同氏はフォーレシアやヴァレオなどの自動車部品メーカーを経て、2000年にルノーに入社しました。

アフトワズの会長であり、アフトワズの経営権を持つアライアンス・ロステック・オートBVの過半数の株式を所有するルノー・日産アライアンスの会長兼CEOであるカルロス ゴーンは、「アフトワズは商品ラインアップと生産工程を最新化し、製品品質を大幅に改善してきました。今回、ニコラ モール氏をCEOに迎え、短期的な課題にも取り組みながら、この戦略を引き続き進めていきます。今後もロシア市場の長期的な展望には自信を持っており その中でアフトワズがロシアのトップ自動車メーカーであり続けていくでしょう」と述べました。

アライアンス・ロステック・オートBVの株式を保有するロステック国営会社のCEOであるセルゲイ チェメゾフ氏は、「アフトワズはこの7年間で、車両品質の大幅な改善、効率の向上、商品ラインアップの強化など、大きな改革を実施してきました。同社の今後の目標は、競争力の高い商品の開発、ラーダブランドのロシア市場におけるシェア拡大、そしてロシアのサプライヤーとより親密に協業していくことです。この点において、アフトワズは、ロシアの何百社もの企業にとっての手本でもあります。モール氏が同社の改革を更に推し進め、新たな課題にもうまく対応していくことを期待しています」と述べました。

アフトワズ現CEOのアンダーソン氏は、3年前の2013年に同社に入社しました。同氏は新商品の投入、技術移転に加え、生産工程の最新化を中心とした改革を実行してきました。

ルノー・日産アライアンスは、アフトワズの経営権を保有する持株会社アライアンス・ロステック・オートBVの過半数の株式を保有してします。これらのパートナーシップのもと、トリアッティ工場およびロシア全土の工場では現在、ルノー、ニッサン、ラーダの3つのブランドの車両生産を行っています。

以 上