本日、東京地方裁判所において、当社元代表取締役会長カルロス ゴーン氏及び元代表取締役グレッグ ケリー氏による金融商品取引法違反(虚偽有価証券報告書提出罪)に関し、グレッグ ケリー氏並びに当社に対する第一回公判が開かれました。
当社としても、これまで外部弁護士を加えた綿密な社内調査を進め、その調査により固めた確実な証拠を基に、カルロス ゴーン氏並びにグレッグ ケリー氏により意図的に行われた重大な不正、並びに企業倫理に対する著しい逸脱行為があったことを確認しています。
今後、その審理を通じて一連の不正行為に関する真実が裁判所の判決により明示されるものと期待しています。
なお、併せて同法違反で当社も起訴されたことについては、極めて重く受け止めております。
有価証券報告書に虚偽の内容を記載したことは証券市場における開示情報の信用性を大きく損なうものであり、関係者の皆さまに多大なご迷惑をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。
当社は、既に指名委員会等設置会社への移行、内部統制を適正に機能させるべく権限の分配、内部監査部門の強化など、独立性及び透明性が向上したガバナンスの改善を実施しております。
また、当社は2020年2月に、ゴーン氏に対し、同氏の不正行為により発生した損害を取り戻すべく、損害賠償請求訴訟を提起しております。
今後も企業情報の適切な開示をはじめ、コンプライアンスを遵守した事業運営に努めてまいります。
以上