日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は8日、2023年度の第3四半期決算を発表しました。
2023年度第3四半期累計財務実績
2023年度第3四半期累計の連結売上高は前年同期比1兆6,717億円増の9兆1,714億円、連結営業利益は同1,887億円増の4,784億円、売上高営業利益率は5.2%、当期純利益注1は3,254億円となりました。第3四半期の業績は事業構造改革「NISSAN NEXT」を着実に遂行することで、利益ある成長を実現しました。主要地域の販売台数の増加と適切な価格設定により大幅な増収・増益となりました。
中国合弁会社に持分法を適用した2023年度第3四半期累計の財務実績は次の通りです。
(東京証券取引所届出) 中国合弁会社に持分法を適用注2 |
2022年度 第3四半期累計 |
2023年度 第3四半期累計 |
増減 (対前年) |
売上高 | 7兆4,997億円 | 9兆1,714億円 | +1兆6,717億円 |
営業利益 | 2,897億円 | 4,784億円 | +1,887億円 |
売上高営業利益率 | 3.9% | 5.2% | +1.3ポイント |
経常利益 | 3,804億円 | 5,401億円 | +1,597億円 |
当期純利益 注1 | 1,150億円 | 3,254億円 | +2,103億円 |
2023年度第3四半期の累計平均レートは、1USドル143円、及び1ユーロ155円を使用しています。
中国合弁会社を比例連結した会計基準では、2023年度第3四半期の連結営業利益は4,871億円、売上高営業利益率は5.0%となりました。
2023年度第3四半期3か月財務実績
2023年度第3四半期3か月は、連結売上高3兆1,081億円、連結営業利益は1,416億円、売上高営業利益率4.6%と業績は前年度より向上しました。
中国合弁会社に持分法を適用した2023年度第3四半期の財務実績は次の通りです。
(東京証券取引所届出) 中国合弁会社に持分法を適用注2 |
2022年度 第3四半期 3か月 |
2023年度 第3四半期 3か月 |
増減 (対前年) |
売上高 | 2兆8,374億円 | 3兆1,081億円 | +2,706億円 |
営業利益 | 1,331億円 | 1,416億円 | +85億円 |
当期純利益注1 | 506億円 | 291億円 | -214億円 |
2023年度第3四半期3か月の平均レートは、1USドル148円、及び1ユーロ159円を使用しています。
2023年度の業績見通し
2023年度の販売台数の見通しは、物流網の混乱と厳しい市場環境を鑑みて、前回見通しの370万台から355万台に引き下げます。しかしながら、台数減によるマイナス影響は、為替レートの見直し等により相殺される見通しです。そのため、2023年度通期の業績見通しに変更はありません。
(東京証券取引所届出) 中国合弁会社に持分法を適用注2 |
前回見通し | 今回見通し | 増減 (対前回見通し) |
売上高 | 13兆円 | 13兆円 | - |
営業利益 | 6,200億円 | 6,200億円 | - |
当期純利益 注1 | 3,900億円 | 3,900億円 | - |
今回修正した2023年度の業績見通しの平均レートは、1USドル144円、及び1ユーロ156円を使用しています。
注1) 親会社株主に帰属する当期純利益
注2) 2013年度から中国の合弁会社 東風汽車有限公司の連結方法が変わり、持分法が適用されています。本会計基準では、連結当期純利益に変化はないものの、連結売上高と連結営業利益には東風汽車の数値は含まれなくなります。
以上