日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:イヴァン エスピノーサ)は、新型ピックアップトラック「フロンティア プロ/ナバラ プロ」を、メキシコを皮切りにグローバル市場へ順次投入すると発表しました。日産は長期ビジョン「モビリティの知能化で、毎日を新たな体験に」の実現を目指し、本モデルの投入によりグローバルな成長戦略をさらに強化していきます。
日産は1934年に発売した「ダットサン13型トラック」以降、140以上の市場で累計1,500万台以上のピックアップトラックを販売してきました。新型「フロンティア プロ/ナバラ プロ」は、日産が90年以上にわたり培ってきたピックアップトラックの技術や知見を受け継ぐ新世代モデルです。パワートレインは、投入する市場のニーズに合わせて、プラグインハイブリッド(PHEV)と、内燃機関(ICE)を設定し、優れた走行性能と実用性、快適性を提供します。
本モデルは2026年10月にメキシコで販売を開始します。メキシコは、中国以外で初めて「フロンティア プロ」を発売する市場です。その後、11月にフィリピンへ投入し、2026年末までに中東および中南米のその他の市場へ順次投入する予定です。オーストラリアとニュージーランドでは、2027年に「ナバラ プロ」として投入する予定です*1。
日産のグローバル競争力を強化
「フロンティア プロ/ナバラ プロ」は、中国における日産の合弁会社である鄭州日産汽車有限公司が設計、開発、生産を担っています。日産として初めて中国で開発・生産し、グローバル市場へ輸出するモデルであり、日産のグローバルな品質・耐久信頼性基準に基づいて開発・生産されています。
本モデルは、日産がグローバルに培ってきた技術や商品開発の知見と、中国における開発・生産力を融合して誕生しました。日産は、中国を商品イノベーション、車両開発、モノづくりを支える重要な拠点の一つとして位置付けています。本モデルは、日産が各市場のニーズや使用環境を商品開発に反映しながら、グローバルの商品ラインアップを強化し、変化するお客さまのニーズにより迅速に応えていく姿勢を示すものです。今後、本モデルを皮切りに、中国の強みを活かしながら、各市場のお客さまに競争力の高い商品を提供していきます。
日産のチーフ パフォーマンス オフィサーであるギョーム カルティエは次のように述べています。
「『フロンティア プロ/ナバラ プロ』は、先進技術と優れた走行性能に、日産ならではの品質と耐久性を融合することで、日産のブランドプロミスの『想像以上、を日常に』を体現したモデルです。日常での使いやすさを備えながら、ピックアップトラックに対するお客さまの期待を超える価値を提供します。
本モデルをグローバル市場へ投入することで、日産の商品ラインアップを強化し、グローバルで培ってきた知見を活かしながら、世界各地のお客さまのニーズに応える商品を提供できる日産の力を示していきます」
新世代の日産ピックアップトラック
「フロンティア プロ/ナバラ プロ」は、仕事だけでなく家族との移動など、日常生活からレジャーまで幅広い用途に対応できる5人乗りのピックアップトラックです。タフで力強いデザインと、広々とした室内空間を備え、実用性と快適性を両立しています。各市場のニーズに合わせて、1.5リッターと2.0リッターのPHEVパワートレインに加え、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンを搭載したモデルも設定します。PHEVモデルには、車両のバッテリーに蓄えた電力を外部機器へ供給できるV2L(Vehicle to Load)機能を採用し、アウトドアや作業現場などさまざまな用途で活躍します。
電動化による新たな価値
今回、メキシコに投入する「フロンティア プロ PHEV」は、1.5リッターターボエンジンと電動モーターに加え、外部から充電できる20kWhの高出力リチウムイオンバッテリーを組み合わせたパワートレインを搭載しています。エンジンと電動モーターをそれぞれ単独または組み合わせて作動させることで、様々な走行状況に適した出力・トルクを発生します。
システム最高出力は350馬力、最大トルク660Nmを発揮し、電動モーターならではの力強い加速性能と滑らかな走りを実現します。最大75kmのEV走行距離に加え、約1,000kmの総航続距離を誇り、日常の移動から長距離移動まで幅広く対応します。
「フロンティア プロ PHEV」は、Hybrid、Sport、Electric、Snowという4つのドライブモードを備えるとともに、回生ブレーキ力を3段階から選択でき、走行状況に応じて減速度やエネルギー回収量を調整できます。
高い走破性と実用性を両立
メキシコ仕様の「フロンティア プロ PHEV」はリアデファレンシャルロック機構を備えた4WDシステムと、232mmの最低地上高によって高い悪路走破性を実現しています。また、最大3.5トンの牽引能力と最大815kgの積載能力を備え、幅広いタフな用途にも対応できます。リアサスペンションはマルチリンク式を採用し、ピックアップトラックに求められる高い実用性と快適な乗り心地を両立しています。
各市場のニーズを反映した車両開発
「フロンティア プロ PHEV」は、中南米市場のお客さまのニーズや使用環境を反映するため、メキシコの道路環境や気候条件、お客さまの使用環境を考慮しながら10万kmを超える走行評価を実施しました。
パワートレインについては、多様な条件下での加速性能やバッテリーの充電管理、高地での登坂性能を確認し、サスペンションやステアリングは、操縦安定性と快適性の最適なバランスを追求して開発しています。ブレーキシステムについても、自然な制動フィーリングと回生ブレーキとの滑らかな協調を実現しています。さらに、牽引性能やオフロード性能、耐久性についても中南米のさまざまな環境で検証を行い、多様な路面や使用条件への対応力を確認しました。
快適性と先進技術
「フロンティア プロ PHEV」は、日産のミッドサイズピックアップラインアップの中で最も大きなボディサイズとなります。全長5,494mm 、全高1,945mm 、全幅1,960mmのボディと3,300mmのホイールベースにより、広い室内空間を実現し、最大90度まで開く後席ドアにより、優れた乗降性を実現しています。
メキシコ仕様の「フロンティア プロ PHEV」には、LEグレードとPlatinumグレードをラインアップしました。
エクステリアは、両グレードにフルLEDライトや発光式の日産エンブレム、18インチアルミホールを採用し、Platinumグレードには電動サイドステップも装備しました。インテリアには14.6インチのセンターディスプレイとデジタルメーターを配置し、快適性と利便性を高めています。また、遮音ガラスや防音材の採用により、エンジン音やロードノイズ、風切り音を低減し、静かで上質な室内環境を実現しています。更にPlatinumグレードにはFOCAL🄬プレミアムオーディオや、マッサージ機能付きの運転席などより快適性を向上させるアイテムを装備しました。
先進運転支援技術
LEグレードには「ProPILOT Assist」、インテリジェント エマージェンシーブレーキ、後側方衝突防止支援システム、車線維持支援機能など、10種類の運転支援技術を採用しました。Platinumグレードでは、さらに9種類の運転支援技術を追加し、安全性と安心感を高めています。
メキシコ仕様の「フロンティア プロ PHEV」の販売価格は969,900メキシコペソからを予定しています。
日産は今後も、各地域のお客さまのニーズに応える魅力的な商品を迅速にグローバルに展開し、商品ラインアップの強化を進めていきます。
*1 中南米市場、アジア市場、オセアニア市場はPHEV、中東ではICEモデルを設定
以上