日産自動車、「資源循環技術・システム表彰 通産省環境立地局長賞」受賞

平成12年3月24日


日産自動車、「資源循環技術・システム表彰 通産省環境立地局長賞」受賞

日産自動車(本社:東京都中央区銀座、社長:塙 義一)は、本日通産省より発表された「平成11年度資源循環技術・システム表彰」にて、同社の「開発段階から使用済み段階までの一貫した自動車リサイクルの取組み」について「通産省環境立地局長賞」を受賞した。
同表彰は、通産省の外郭団体である(財)クリーン・ジャパン・センター*が、廃棄物の有効活用やリサイクルシステムの確立など、来るべき循環型社会の構築に貢献する技術に対して、賞を授与するものである。通常では、金賞にあたる「通産大臣賞」を始め、それに準じる「通産省環境立地局長賞」、「(財)クリーン・ジャパン・センター会長賞」をそれぞれ選出するが、今年度は「通産大臣賞」が該当なしのため、同社が受賞した「通産省環境立地局長賞」が、今回最も高い評価を受けた賞となる。

今回の受賞は、開発段階から使用済み段階まで一貫したリサイクルに関する、以下の取り組みが評価されたことによるものである。
同社では、開発段階でリサイクルしやすいクルマ作りを行うだけでなく、使用済み段階でシュレッダー処理する前に、部品や材料を取り外し、有効活用することに重点を置き、解体段階での適正処理と解体工法の研究や中古部品の活用、樹脂材料リサイクルの技術開発などに取り組んでいる。この他、解体後に残るシュレッダーダストの処理についても、実証研究を実施している。

この中でも今回は、以下の具体的な活動が高く評価された。これらは、実際の処理現場での問題点を明らかにし、設計に対して具体的な改善要望を伝えられるため、更なるリサイクル性の向上に有効である。

  1. 解体リサイクル実証工場の運営
    解体事業者である(株)啓愛社エヌ・エム・ビー(本社:東京都北区岩渕町、社長:松岡 敦)との共同運営により、適正処理に必要な作業・設備・技術やコストを明確にし、国内の平均的な解体事業者にも適用できる効率的な解体工法と作業管理を実施、公開している。

  2. 中古部品「ニッサングリーンパーツ」の供給網の整備
    解体部品の有効活用と、廉価な中古部品を望むお客さまの要望に対応することを目的とした中古部品販売事業を展開。解体事業者が取り外した部品の品質を確認の上、日産系部品販売会社が買い取り、補修用部品として全国に販売している。

* (財)クリーン・ジャパン・センター
昭和50年、資源の有効活用と快適な生活環境の創造を目的として設立。廃棄物の処理・再資源化を促進するため、国、地方公共団体、産業界等と協力しながら、調査研究、実証実験、コンサルティングなどの事業を実施している。


以上