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日産自動車、110億バーツを投資しタイに新工場を建設

日産自動車、110億バーツを投資しタイに新工場を建設

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は2日、110億タイバーツ(3.58億米ドル)を投資し、タイに第2の生産工場を建設すると発表しました。2014年8月に稼働開始予定のこの新工場は、同社のアセアン地域における成長戦略をサポートし、タイ日産(NMT)の既存の工場を補完するものとなります。新工場の当初の年間生産能力は75,000台で、将来的には最大で15万台となる予定です。

日産の副社長である西川廣人は、「タイは日産にとってアセアン地域最大の生産拠点であり続けます。今回の投資は、当社の中期経営計画である『日産パワー88』で掲げている目標のひとつである、アセアンという非常に重要な地域での市場シェア拡大および成長の維持、を達成するための重要な要素となります。15万台の生産能力の追加は、タイ国内市場において競争力を高めることができるだけではなく、日産にとってグローバルでの主要な戦略的輸出拠点というタイの位置づけを確実にすることができます。」と語りました。

現在日産は、サムットプラカーン県バングナ・トラットロードに、乗用車とピックアップトラックの生産工場を1つ持っています。同工場の従業員数は6,000名で年間生産能力は22万台です。

新しい工場も同じバングナ・トラットロードに建設され、タイ国内および海外市場における日産車への高まる需要に応えていきます。新工場の最大稼働時には、既存の工場と合わせて年間37万台の生産能力を有することになります。

タイ日産社長の木村隆之は、「今回の投資は、タイ日産の中期経営計画『パワーアップ2016』における目標を達成する上で重要なものとなるでしょう。同計画では2016年までに、タイ国内の市場シェアを15%獲得することを目指しています。タイ日産の事業活動を強化するということは、日産のタイ市場に対する取り組みと信頼を裏付けるものとなります。また、新工場が現地で新たに2,000名の雇用を創出するということも喜ばしいニュースです。」と述べました。

日産は、タイで1952年に現地法人を設立し、同国で初めての日系自動車メーカーとなりました。それ以来60年の間、タイの自動車産業の発展に重要な役割を果たしてきており、現在、同国で、「ティアナ」、「シルフィ」、「ティーダ」、「アルメーラ」、「マーチ」、「エクストレイル」、「ナバラ」の7車種を販売しています。

* 注:為替レートについては、便宜上1 USドル 30.6804933 タイバーツで換算しました。

以 上