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日産自動車、2023年度上期決算を発表

上期の営業利益は前年比倍以上の3,367億円を達成、あわせて営業利益の通期見通しを6,200億円に上方修正
日産自動車、2023年度上期決算を発表

 

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は9日、2023年度の上期決算と通期見通しの修正を発表しました。

2023年度上期財務実績
2023年度上期の連結売上高は前年同期比1.4兆円増の6兆633億円、連結営業利益は同1,801億円増の3,367億円、売上高営業利益率は5.6%、当期純利益注1は2,962億円となりました。中国の販売台数は、販売競争激化の影響と新エネルギー車への更なるシフトを受けて減少しましたが、その他の地域の販売台数は前年比で大きく増加しました。さらに、オペレーションの質の向上により、売上高と利益が大きく改善しました。
中国合弁会社に持分法を適用した2023年度上期の財務実績は次の通りです。

(東京証券取引所届出)
中国合弁会社に持分法を適用注2
2022年度
上期
2023年度
上期
増減
(対前年)
売上高 4兆6,623億円 6兆633億円 +1兆4,011億円
営業利益 1,566億円 3,367億円 +1,801億円
売上高営業利益率 3.4% 5.6% +2.2ポイント
経常利益 1,969億円 4,127億円 +2,157億円
当期純利益 注1 645億円 2,962億円 +2,317億円

2023年度上期の平均レートは、1USドル141円、及び1ユーロ153円を使用しています。

 

中国合弁会社を比例連結した会計基準では、2023年度上期の連結営業利益は3,447億円、売上高営業利益率は5.3%となりました。

 

2023年度第2四半期3か月財務実績
2023年度第2四半期3か月は、連結売上高3兆1,457億円、連結営業利益は2,081億円、売上高営業利益率6.6%と業績は前年度より大幅に向上しました。
中国合弁会社に持分法を適用した2023年度第2四半期の財務実績は次の通りです。

東京証券取引所届出
中国合弁会社に持分法を適用注2
2022年度
第2四半期
3か月
2023年度
第2四半期
3か月
増減
対前年
売上高 2兆5,249億円 3兆1,457億円 +6,208億円
営業利益 917億円 2,081億円 +1,164億円
当期純利益 注1 174億円 1,907億円 +1,733億円

2023年度第2四半期3か月の平均レートは、1USドル145円、及び1ユーロ157円を使用しています。

 

2023年度の業績見通し
2023年度の業績見通しは、中国を除く販売台数の増加や上期の為替実績の見直し等により、今年度の通期業績見通しを次の通り修正します。連結売上高は13兆円、連結営業利益は当初見通しから700億円改善した6,200億円、当期純利益注1は対前回比で500億円改善し、3,900億円となる見込みです。

中国の合弁会社に持分法を適用した2023年度通期予想は下記の通り修正し、東京証券取引所に届け出ました。

東京証券取引所届出
中国合弁会社に持分法を適用注2
前回見通し 今回見通し 増減
対前回見通し
売上高 12兆6,000億円 13兆円 +4,000億円
営業利益 5,500億円 6,200億円 +700億円
当期純利益 注1 3,400億円 3,900億円 +500億円

今回修正した2023年度の業績見通しの平均レートは、1USドル140円、及び1ユーロ153円を使用しています。

 

尚、当社は取締役会において、2023年9月30日を基準日とする中間配当を5円支払うことを決定いたしました。

 

CEOの内田 誠は、「今年度は事業構造改革『Nissan NEXT』の最終年度となりますが、持続可能な成長へ向けて着実に成果を出すことができ、上半期の営業利益率は改善しました。競争が厳しい中国市場では、2024年下期より新エネルギー車の投入を決定するなど、戦略的な対応を進めています。こうした取り組みにより、長期ビジョンである『Nissan Ambition 2030』の実現へ向けて邁進して参ります。」と述べました。

 

注1)親会社株主に帰属する当期純利益

注2)2013年度から中国の合弁会社 東風汽車有限公司の連結方法が変わり、持分法が適用されています。本会計基準 では、連結当期純利益に変化はないものの、連結売上高と連結営業利益には東風汽車の数値は含まれなくなります。

以上