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日産自動車、インド・チェンナイ近郊のエノール港を輸出拠点として活用

日産自動車、インド・チェンナイ近郊のエノール港を輸出拠点として活用

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座、社長:カルロス ゴーン)の現地子会社であるインド日産会社(以下、インド日産)は18日、エノール港会社(以下、EPL)と完成車を輸出するための港湾施設使用に関する覚書に調印したと発表した。EPLは2010年6月末までに車両輸出ができる14万㎡の埠頭を新たに整備し、インド日産はエノール港から完成車を輸出する最初の自動車会社になる。

インド日産社長である木村昌平は「エノール港は完成車を輸出するための必要な条件を全て満たしている。今後、EPLと連携し、コスト競争力のある車両のタイムリーな輸出を実現したい。」と語った。

EPLはインド日産の輸出計画に準じ、新港湾施設の使用権を優先的にインド日産同社に提供する。インド日産は2010年度下半期から主に欧州向けに輸出を開始し、輸出台数は2011年に約11万台、将来的には18万台まで引き上げる予定である。輸出するモデルは新開発のAプラットフォームを採用した次期型「マイクラ」等の車種になる。

日産は本年5月に発表した同社の新五ヵ年経営計画「日産GT 2012」の中で、新型Aプラットフォームを採用する車種を5つの競争力のある国々(LCC:リーディング・コンペティティブ・カントリー)で生産を開始すると発表している。インドはその1つであり、今後グローバルな生産戦略において重要な役割を果たすことになる。

以 上