日産e.dams、サウジアラビアでのシーズン8開幕戦へ

日産e.dams、フォーミュラE開幕戦レースレポート

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は、1月28日と29日に開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権(シーズン8)の開幕戦に参戦します。本開幕戦は、昨シーズンと同様、サウジアラビアのディルイーヤのユネスコ世界遺産内にあるサーキットで、ナイトレースのダブルヘッダーで開催されます。

英語音声のみ

ドライバーは、2021年9月にチームに加入したマクシミリアン ギュンターと日産のドライバーとして4年目のシーズンを迎えるセバスチャン ブエミです。今回が日産e.damsチームから参戦する初めてのレースとなるギュンターは、これまでにフォーミュラEで3回の優勝を果たしています。ブエミは、日産がフォーミュラEに初参戦した2018年からチームのドライバーを務めています。

シーズン8は、現行のレギュレーションが適用される最後の年となります。Gen2マシンは、レースモードでは20kW増の220kW、アタックモードでは15kW増の250kWの出力が可能となりました。また、予選のフォーマットが変更となり、フリー走行が短縮されるなど、ドライバーやチームにとってはより厳しく、ファンにとってはさらにワクワクするレース展開が期待されます。

昨シーズンに続き、ブエミがドライブする23号車は「日産アリア」、ギュンターの22号車は「日産リーフ」と名付けられ、フォーミュラE選手権を通じて日産の市販電気自動車(EV)を訴求していきます。また、新たにデザインされた両マシンは、着物をモチーフとしたカラーリングが特徴的で、鮮やかな赤色は日産のEV技術がもたらす、ワクワクするパフォーマンスを示しています。

日産のグローバル・モータースポーツ・ダイレクターのトマソ ヴォルペは「バレンシアでのプレシーズンテストを経て、ディルイーヤのレースに向けて準備が整いました。今シーズンはマシンがパワーアップされるので、ファンの皆さんの見どころが増すでしょう。チームは、バッテリーの温度を調整しながら高い出力を維持できるようマシンをセットアップする必要があり、ディルイーヤでは、猛暑となる日中から冷え込む夜間まで、激しく変化するコースコンディションへの対応が課題と考えています。これから始まるシーズンに向け、チーム全体のモチベーションは高く、良い結果が出るように頑張ります」と語りました。

日産e.damsのチーム監督であるグレゴリー ドリオとオリビエ ドリオは「シーズン8の初戦に向けて最終的な準備を進めています。バレンシアでは、ブエミもギュンターも多くのラップを重ね、さまざまなシミュレーションで膨大なデータを収集しました。高速コーナーが多いディルイーヤのコースは、日産のマシンと相性が良く、私たちはディルイーヤで初めてレースが開催されたシーズン5から、毎年ディルイーヤE-Prixでポイントを獲得しています。シーズンの開幕を楽しみにしています」とコメントしました。

 

ドライバーコメント

セバスチャン ブエミ:「フォーミュラEで4年目のシーズンを、日産e.damsとともに迎えられることができてとても嬉しく思っています。12月にバレンシアで行われたテストで、シーズン8のマシンを初めてドライブしました。シーズン7よりも強いチームになると確信していますし、再び上位で戦うことを目標に、チーム一丸となって努力していきます。今シーズンはギュンターをチームメイトに迎えますが、彼はすでにフォーミュラEで多くの経験を積んでおり、一緒にチームを進化させることができると信じています」

 

マクシミリアン ギュンター:「日産チームで参戦する初のフォーミュラEレースをとても楽しみにしています。ディルイーヤでの夜のダブルヘッダーは、オープニングイベントとして非常に特別なものになるでしょう。このサーキットで走るのは、とても楽しくチャレンジングです。他のサーキットに比べて、砂が多く、滑りやすく、特にセクター2は先の見通せない急なブラインドコーナーがあります。ファンの皆さんにとって見どころの多い素晴らしいレースになるでしょう。バレンシアでのテストもとてもうまくいきましたし、チーム全体が同じ方向に向かっているので、すぐにチームに溶け込むことができました。準備はできているので、あとは本番を迎えるだけです」

日産e.dams シーズン8キックオフビデオはこちら

テレビ放送
TV details

https://www.fiaformulae.com/en/watch/ways-to-watch

#FANBOOST
日産e.damsのファンの方は、nismo.comにアクセスして投票していただくことで、レース中のドライバーに追加で加速するパワーを与えることができます。投票はレースの3日前から始まり、レース開始6分後に締め切られます。ファンブースト投票上位5人のドライバーだけが、この特別なエネルギーを手に入れることができます。

 

以上


Formula E概要については こちら

About Nissan in Formula E
Nissan made its all-electric racing debut in Season 5 (2018/19) of the ABB FIA Formula E Championship, becoming the first and only Japanese manufacturer to enter the series.

In Season 7 (2020/21), Nissan announced its long-term involvement in Formula E and its commitment to the Gen3 era, which will run from Season 9 (2022/23) through to the end of Season 12 (2025/26) of the all-electric racing series.

In April 2022, Nissan acquired the e.dams race team, with the Japanese automaker taking full ownership of its involvement in the ABB FIA Formula E World Championship.

In June 2022, Nissan announced it would supply its Nissan EV powertrain technology to McLaren Racing for the entirety of the Formula E Gen3 era.

For Season 10 of the ABB FIA Formula E World Championship, the Nissan Formula E drivers will be Oliver Rowland and Sacha Fenestraz.

Nissan races in Formula E to bring the excitement and fun of zero-emission electric vehicles to a global audience. As part of its goal to achieve carbon neutrality across its operations and the life cycle of its products by 2050, Nissan intends to electrify every all-new vehicle offering by the early 2030s in key markets. The Japanese automaker aims to bring its expertise in transferring knowledge and technology between the racetrack and road for better electric vehicles for customers.

About Formula E
The ABB FIA Formula E World Championship became the first global sport to be certified with a net zero carbon footprint from inception back in 2020, having invested in certified climate-protecting projects in all race markets to offset emissions from every season of electric racing.

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The World's greatest manufacturers race against each other on street circuits and Formula E promotes the adoption of sustainable mobility in city centres in a bid to combat air pollution and lessen the effects of climate change.