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ルノー、日産の強力な支援により、オーストラリア市場に復帰




2000年11月15日

 

ルノー、日産の強力な支援により、オーストラリア市場に復帰



日産・ルノーアライアンスの枠組みのもとで日産からの支援を受け、ルノーは国際戦略の一環として2001年前半を目処にオーストラリア市場へ復帰する。一方、日産はルノー車の販売によってその取り扱い商品の充実を図り、新規顧客の開拓を図る。 

オーストラリアでのルノー車の販売は 2001年前半を目処に開始する。ルノーは豪州日産の協力を得て、オーストラリア市場においてトップレベルの欧州ブランドを目指す。 

ルノーと豪州日産グループは緊密な連携のもと、両社のブランドを明確に区別した上で、主として日産のディーラー網を利用してルノー車を輸入・販売していく。ルノー車の販売ネットワークは、首都圏のディーラーから立ち上げ、徐々に拡大していく予定である。 

両社のブランドは別々の商品ラインアップとして販売され、これによって双方の独自性を保つ。オーストラリア市場で販売するルノー車の詳細ついては、来る 3 月に開催されるメルボルン国際モーターショーにおいて発表する。 

日産・ルノーのアライアンスによって、ルノーは、日産の営業基盤を活用し最小限のコストでオーストラリア市場に早期に復帰することが可能となる。ルノーの復帰に伴ない、日産グループは全く新たな取り扱い商品を得て、オーストラリアのより多くのユーザーに広くアピールすることができる。この協力体制は双方のパートナーにとって有益なものといえる。 

ルノーはオーストラリア市場に今世紀初頭に参入し、この間、現地生産も行ってきた。(1981 年までに R4、R8、R12、R16 を 70,000 台以上を現地生産)ルノーは 1999 年に欧州市場でリーディングメーカーとなり、セニック等のモデルによって新しいセグメントを創出したように、革新的で高品質な商品を販売することに成功している。 

日産は豪州日産自動車会社を通じて、オーストラリアに確固たる地位を築き、1966 年より事業を展開している。1999 年にはオーストラリア国内市場で6%強のマーケットシェアを記録し、輸入ブランドの第一位に輝いた。 

豪州日産のダフネ社長は次のように述べている。「次の重要な仕事は、来年始まるルノー車販売に向けてのディーラー網の整備と、ノウハウの充実である。本日の発表によって、ルノー車販売の明確で実行可能なスケジュールが整った。オーストラリア国内の多数のルノーユーザーの皆様には、変わらぬご支援をお願いしたい。現在のルノーユーザーに対しては、新しいネットワークが引き続きサポートさせていただく。新型車のオーストラリアへの投入をユーザーの皆さんと共に楽しみにしている。」 

ルノーのアジア・オセアニア担当デブロVPは、「ルノーのオーストラリアへの復帰は、自動車市場において今後大きな成長が見込まれる地域に対する戦略の重要な一歩となる。ルノー・日産のアライアンスは、この復帰を実現するためのゆるぎない基盤である。欧州の一流ブランドであるルノーは、独創的で高品質な商品をオーストラリアのユーザーの皆様に積極的に提供していきたい。」と語った。 

以  上