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クルー「タクシー」を一部改良

2.0リッターLPGエンジン搭載車の燃費を向上

日産自動車では、クルー「タクシー」の2.0リッターLPGエンジン搭載車の燃費を向上させるなど、仕様向上をおこない、6月22日より全国一斉に発売する。

クルーは平成5年7月に「タクシー」、「教習車」などの使用に適したセダンとして発売し、その高い居住性、乗降性、実用性が好評を得ている。さらに平成6年1月には「サルーンシリーズ」を追加することにより、モデルバリエーションを充実し、幅広い層より親しまれている。
今回の一部改良では、2.0リッターLPGエンジン(NA20P型)の燃焼室改善などにより、同エンジン搭載の「タクシー」の低燃費化を実現しながら、出力、トルクを向上させ、経済性と動力性能を高めた。また、触媒の変更によりNOx等の排出ガス値を低減し、七都県市低公害車指定制度及び京阪神6府県市低NOx車指定制度の基準をクリアするレベルとしている。

2.0リッターLPG車の燃費(60km/h定地走行):4AT車で15.6km/リッター←〔14.0km/リッター〕
5MT車で17.6km/リッター←〔16.5km/リッター〕
 最高出力:85PS←〔82PS〕、最大トルク:17.0kg・m←〔16.2kg・m〕  〔 〕は従来型車のデータ

上級グレードのGLX、GLには、カラードバンパー※1やメッキアウトサイドハンドル、アルミロードホイール※2、装飾フィニッシャー(センタークラスター部、パワーウインドウスイッチ部)など、高級感を演出する装備を「カスタムパッケージA/B」としてオプション設定した。
さらに、センターコンソールリッドへの料金トレイの設定や、トランクルームのフルトリム化、オゾンセーフエアコンの標準装備※3、ステアリング/シフトノブ/パーキングブレーキレバーへの抗菌処理※4など、実用性、居住性をより一層高めている。
なお、「サルーンシリーズ」についてもステアリングなどに抗菌処理を施し、快適性を向上させている。

※1:カラードバンパーはGLXには標準装備。
※2:アルミロードホイールは「カスタムパッケージA」のみの設定となる。
※3:GLXにはオゾンセーフオートエアコンが標準装備。
※4:ステアリングの抗菌仕様はE-L、Eには運転席エアバッグ(運転席SRSエアバッグシステム)とセットでオプション設定となる。

<販売目標台数>
クルー合計    700台/月
(内:「タクシー」 600台/月、「サルーンシリーズ」 100台/月)

<取扱い販売会社>  
日産系各販売会社(一部地域を除く)
モーター系各販売会社(一部地域を除く)

(了)

 日産自動車の関連会社である(株)オーテックジャパン(本社:神奈川県茅ヶ崎市、社長:相部 剛)は、クルー「教習車」の仕様・装備を見直し、6月22日より全国一斉に発売する。
今回の一部改良では、2.0リッターLPGエンジン(NA20P型)搭載車の出力、トルクを向上させることにより、動力性能を高めている。
また、2.0リッターLPGエンジン(NA20P型)搭載車及び2.0リッターガソリンエンジン(RB20E型)搭載車にABS(アンチロックブレーキシステム)をオプション設定し、安全性の向上を図っている。

(了)