日産自動車株式会社（本社：神奈川県横浜市西区、社長：内田 誠）は、2024年1月に開幕するABB FIAフォーミュラE世界選手権のシーズン10で、日産フォーミュラEチームのドライバーにオリバー ローランドとサッシャ フェネストラズを起用すると発表しました。
イギリス出身で31歳のローランドは、日産がフォーミュラEに初参戦した2018年のシーズン5にルーキーとしてチームに加わりました。その後は2020年のベルリン大会での優勝を含む5回の表彰台と5回のポールポジションを獲得し、シーズン7まで同チームで活躍しました。それ以前は、2015年のフォーミュラ・ルノー3.5でシリーズチャンピオンとなり、2017年のFIAフォーミュラ2選手権ではランキング3位に入賞するなど、数々のレースで高い実績を残しています。
シーズン9からチームに加わったフェネストラズはルーキーであるにもかかわらず、デビュー後わずか5戦目の南アフリカ大会でポールポジションを獲得し、フォーミュラEの史上最速ラップも記録しました。続くモナコ大会でもファステストラップを記録するなど、多くのレースを良いポジションで戦いました。
シーズン10は、2024年1月13日にメキシコシティで開幕を迎えます。同シーズンはフォーミュラE史上で最大規模となる17レースが予定されており、2024年3月30日には東京で初の日本大会が開催されます。プレシーズンテストは10月23～27日にスペインのバレンシアで行われる予定です。
日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ ヴォルペは「シーズン10の新たなドライバー体制を発表し、大変嬉しく思います。才能にあふれ、豊富な経験を持つローランドは、チームの躍進に大きく貢献してくれると確信しています。フェネストラズはルーキーイヤーであった昨シーズンから既に高い実力を発揮しており、新シーズンでの更なる活躍を期待しています。日産フォーミュラEチームとしての2年目となる次シーズンも、ファクトリーを含めたチーム全員で一丸となって戦っていきたいと思います。そして、シーズン9でチームに大きく貢献してくれたナトーには、心から感謝しています。彼の活躍がなければ、チームランキングをここまで向上させることはできませんでした。彼と共に戦えたことを嬉しく思いますし、今後の活躍を願っています」と述べました。
オリバー ローランド：
「フォーミュラEにおけるキャリアをスタートさせたチームに戻ることになり、とてもワクワクしています。フェネストラズとは強力なコンビになると確信していますし、チームはこの1年で素晴らしい成長を遂げ、パフォーマンスも向上しています。今から次のシーズンが楽しみです」
サッシャ フェネストラズ：
「日産フォーミュラEチームで2シーズン目を迎えられることを非常に嬉しく思います。初年度の勢いをさらに加速させ、シーズンを通して好成績を残せるように戦います。ローランドとの新たなコンビで、新シーズンも全力でチームに貢献したいと思います」
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