日産フォーミュラE、チームマネジャーが自身の仕事について語る

 

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は、2024年1月に開幕するフォーミュラE世界選手権シーズン10に参戦します。開幕に向けて準備を進める日産フォーミュラEチームで、チームマネジャーを務めるフランチェスカ バルダーニが自身の仕事について語りました。

2024年1月13日にメキシコシティで開幕を迎えるシーズン10は、フォーミュラE史上で最大規模となる17レースが予定されています。そして、2024年3月30日には東京大会が開催され、日本で初めてフォーミュラEのレースが行われます。

 

レースが開催される週末の仕事は?

「レースはもちろんのこと、レースディレクターやFEO(フォーミュラE・オペレーションズ)、FIA(国際自動車連盟)のスポーツ部門と密に連携し、重要事項などをチームに伝達できるようにしています。また、チームとして常にレギュレーションを満たしているかを確認することも重要な仕事の一つです」

レース後の仕事は?

「レース後はエンジニアと振り返りのミーティングを行い、何が良かったのか、どうすればもっと改善できるのかなどを話し合っています。また、チームコーディネーターやトラベルコーディネーターと連携し、輸送手配などの準備が全て整っていることを確認するなど、次のイベントの準備に多くの時間を費やしています」

一番楽しいことは?

「レースが大好きなので、常にワクワクする瞬間を楽しんでいます。レースで良い結果を出せたり、チームの努力が報われると凄く嬉しいですね。世界各国でレースが行われるので、多くの都市を訪れ、様々な文化に触れられることも楽しみの一つです」

フォーミュラEでの仕事は、他のモータースポーツとどう違いますか?

「フォーミュラEと他のレースで大きく違う点は、プラクティス走行、予選、決勝の全てがレース当日に行われることです。当日の朝はミーティングやブリーフィングで始まり、セッションの報告会があって、あっという間にレースがスタートします。一日の中にたくさんの感情が詰まっていて、私たちにとっては息をつく間もありませんが、ファンにとっては最高の一日でしょう」

フォーミュラEの魅力は?

「新しいことにチャレンジしているという実感や、サステナブルなレースを通じて電動モビリティの未来を人々に示すというコンセプトに魅力を感じています。フォーミュラEは次世代のためのモータースポーツだと私は考えています。レースの未来のために前向きなメッセージをこれからも発信していきたいと思います」

モータースポーツにおいて、女性であることによるチャレンジはありますか?

「日々、チャレンジはあります。しかし、多くの女性がこの世界で重要な役割を担っており、日産チームでも複数の女性が活躍しています。モータースポーツに関わりたいと考える女性をサポートしていきたいですし、その環境作りも私が担う役割の一つです」

 

 

シーズン10の目標は?

「来シーズンはミスを減らしてより多くの表彰台やポールポジションを獲得し、常に上位で戦える強いチームを目指します」

 

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