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日産マイクラカップに続く新シリーズ「日産セントラカップ」がカナダでスタート

日産マイクラカップに続く新シリーズ「日産セントラカップ」がカナダでスタート

 

カナダ日産とJDプロモーション&コンペティションは、カナダで6年間成功を収めてきた「日産マイクラカップ」をベースに、「日産セントラカップ」を立ち上げることを発表しました。日産セントラカップはカナダ限定のワンメイクレースシリーズで、マイクラカップと同様に手ごろな価格でモータースポーツに参加できるようになっており、2021年5月にスタートします。カナダ日産は、JDプロモーション&コンペティションと3年間の契約を締結し、日産マイクラカップ創設時からの提携を延長しました。

2015年に創設された「日産マイクラカップ」は、瞬く間にカナダのモータースポーツの新たなベンチマークとなり、才能あるレーシングドライバーたちが活躍する場となりました。多くのドライバーはカートからスタートし、マイクラカップでスキルを磨いた後、他の分野のレースに進出しています。2015年から2020年にかけて参加者数が着実に増加している人気の高いシニアカテゴリーをはじめ、あらゆる年齢層のドライバーを育成することができる「日産セントラカップ」は、情熱的なドライバーのための機会を提供し続けていきます。

カナダ日産とJDプロモーション&コンペティションは、通常の商品ライフサイクルに沿って、人気の高いワンメイクシリーズの勢いを維持しつつ、車両を現行モデルに刷新することにしました。2020年モデルでフルモデルチェンジをおこなったコンパクトセダン「セントラ」は、これまでの「セントラ」の中で最も洗練されたエアロダイナミクスを備えたモデルであり、ワンメイクレースシリーズを進化させるのに適した車両となっています。

「歴史は1930年代にまでさかのぼり、日産は小型で運転が楽しいクルマがそろっています」とカナダ日産の社長であるスティーブ・ミレットは述べています。「クルマの性能を証明するには、これらのクルマをノーマルの状態でサーキットで限界まで走らせること以上に良い方法はないでしょう。日産マイクラは、日産の耐久性への取り組みをカナダに、そして世界に再認識させてくれました。私たちの製品が進化するにつれ、私たちのモータースポーツシリーズも進化していくべきです。新型『日産セントラ』は、先代よりもワイドで車高も低く、カナダの最もテクニカルなサーキットでアタックする能力を備えています。カナダで最もエキサイティングな草の根レースシリーズの1つを進化させることは、自然な決断でした」

「日産セントラカップ」のレースカー

「日産セントラカップ」のクルマは全て、6速マニュアルトランスミッションを搭載した「セントラ"S"」をベースに製作されています。マイクラカップ参戦車両の開発・改造を担当したセント・ユースターシュに本拠地を置く開発チームは、技術が詰め込まれたセントラを、エンジンとトランスミッションはノーマルのままでレーシングマシンにすることに挑戦しました。

セントラをモータスポーツに対応させるための変更点としては、専用設計で調整可能なレーシングサスペンション、日産パフォーマンス4ポットフロントキャリパー(355mm×32mmローター)、ステンレススチール製ブレードブレーキライン、MoTeC M1シリーズECM、調整可能なフロントアンチロールバー、クイックリリース式レーシングステアリングホイールなどが挙げられます。

安全性に関し、「日産セントラカップ」のレースカーはFIA仕様の6点ロールケージ、FIA公認レーシングシート、FIA公認6点式シートベルト、FIA公認ウィンドウネット、フロントとリアの牽引フック等を装備しています。

エクステリアでは、スポーティな「セントラSR」モデルからリアスポイラー、「セントラSV」「同SR」からリアキャリパーとローターを採用し、セントラが持つ力強い外観をさらに強調するものとなっています。「日産セントラカップ」のレースカーには、専用のステンレス製エキゾーストシステムと、265/645/18タイヤを装着した軽量ブラック18インチのレーシングホイールが装着されています。

リアビューカメラやピットスピードリミッターも搭載しており、ドライバーにとって視界がさらに広がり、またピットレーンの速度制限を守る役割を果たします。

セダンを装ったレーシングマシン セントラの純正コンポーネント

「日産セントラカップ」のレースカーには、先代の1.8リッターに代わる2.0リッター4気筒エンジンが搭載されています。出力は149HPで、先代に比べて20%向上しています。また、トルクは17%増の146ポンド・フィートとなっています。
また、2.0インチのワイドトラック化と2.2インチの車高低下により、先代よりも重心が低くなっています。セントラのcd値は0.29で、370Zと同じです。

限界までドライブしたセントラ ファーストインプレッション

ケベック州出身のNASCARプロドライバー、ジャン・フランソワ・デュムランは、2015年のマイクラカップ参戦車両の開発とテストと、今回のセントラカップ参戦車両の開発にも携わりました。セントラカップ参戦車両のプロトタイプをテストドライブした後、デュムランはセントラのコンパクトセダンとしての性能を次のように述べました。

「ロングホイールベース、ワイドトラック、低重心化を実現した新型セントラは、見た目もフィーリングも素晴らしい。サスペンションセッティングにも力を入れているため、ハンドリング特性は素晴らしいものです。セントラは非常に機敏でかつ安定していて、ターンインは切れ味鋭く正確です。ブレーキング性能も本当に素晴らしく、これはドライバーのブレーキングスキルの向上に役立つでしょう。この性能が加わったことで、コース上でのバトルを楽しむことができるでしょう。 これまでの開発の結果に感銘を受けています。これはワンメイクレースの飛躍的な進歩であることは間違いありません」

「日産セントラカップ」のレースカーは2021年初頭に$39,990カナダドルの価格で販売される予定です。

レース詳細

「日産セントラカップ」の開催に伴い、マイクラは参戦車両数を徐々に減らしていきます。「日産セントラカップ」の開催初年度の2021年は、セントラとマイクラは2クラスに分かれてグリッドを共有することになります。

レースでは、それぞれのクラスの上位3名が表彰台を獲得します。また、マイクラにはルーキー表彰台が、セントラカップにはシニアの表彰台も設けられます。シーズン終了時には、セントラカップで1名、クラス・マイクラで1名のチャンピオンが誕生します。

スケジュールは2021年初頭に発表され、技術規定やスポーツ規定は近日中に公開されます。

「カナダ日産では、ワンメイクシリーズレースはブランドアイデンティティの一部となっています。私たちは、販売店やお客様とより深いつながりを持つことができる貴重な機会を得ながら、新しい日産のファンを作ることができます」とマーケティング担当ダイレクターのアダム・パターソンは述べています。「モータースポーツを見ることには、ある種のスリルがあります。特にワンメイクレースを観戦する醍醐味は、普段乗っている車がコース上でひとかたまりになって走る姿を見られることです。セントラは歴史あるモデルの一つですが、8代目の発売でよみがえりました。そして私たちは、『日産セントラカップ』を通じて、それを見ることもできます」

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For more information about the Nissan Sentra Cup, please visit the official web site of the series at www.sentracup.com.

Those interested in participating in the Nissan Sentra Cup may contact Jacques Deshaies, president of JD Motorsport and Compétition at: jacquesdeshaies@coupesentra.com or +1 514 298 6537.

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