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スカイラインGT-R、全日本GT選手権でシリーズチャンピオンを獲得

お知らせ 
スカイラインGT-R、全日本GT選手権でシリーズチャンピオンを獲得

 

 

 

全日本グランドツーリングカー選手権第7戦が10月25日、宮城県スポーツランドSUGOで開催された。 NISMOから参戦し、スカイラインGT-Rをドライブして選手権ポイント首位を堅持していたエリック・コマス/影山正美組はこのレースで6位に入賞し、見事シリーズ・チャンピオンに輝いた。また、アクシデントが多発し、セーフティカーも導入される荒れたレース展開となる中、スカイラインGT-Rは高いパフォーマンスと優れた耐久性を遺憾なく発揮し、5台のマシンがトップ10以内で完走するという好成績を収めた。

選手権最終戦の舞台となったスポーツランドSUGOの上空にはスタート前から穏やかな青空が広がっていた。しかしレースはスタートから荒れた展開となった。選手権ポイントでコマス/影山組を追っていたホンダNSXの山西康司/トム・コロネル組がスタート前のフォーメーションラップ中にマシントラブルによりストップ。そのままリタイアした。この瞬間、エリック・コマス/影山正美組のチャンピオンが決定した。スカイラインGT-R勢はスタートからコンスタントに速いペースで周回を続け、レースが進むにつれて次々に上位に進出。予選から好調だった#50GT-Rの本山哲/土屋武士組を先頭に、星野一義/黒澤琢弥組の#12GT-R、コマス/影山正美組の#23GT-R、長谷見昌弘/田中哲也組の#3GT-Rの順で着実にポジションを上げて行った。中でも星野一義/黒澤琢弥組の#12GT-Rは前半を担当した星野選手が力走を見せ、13周目に#50GT-Rの土屋選手をかわして6位に上がり、さらに上位を目指して速いペースで周回を重ねて行った。後半ステアリングを握った黒澤選手も快調に走行して5位に順位を上げた。レース終盤、#12に同じ#3GT-Rの長谷見選手が追いつき、さらに70kgのウエイトハンデを課せられている#23GT-Rの影山正美選手もその後方に迫ったが、黒澤選手はそのままポジションをキープ。3台のスカラインGT-Rが5、6、7位と続いてゴールした。また鈴木亜久里/影山正彦組の#2GT-Rは9位、#50GT-Rの本山哲/土屋武士組も10位でフィニッシュした。レース後の車両検査で1位でゴールした#18ホンダNSX18号車が車両規則違反により失格となったため、5位でゴールした星野一義/黒澤琢弥組の#12GT-Rは4位となり、以下順位が繰り上がった。
GT300 クラスに2台参加したニッサン・シルビアは他車との接触によるコースアウトという不運が重なったが、近藤真彦/青山孝行組の駆る#15シルビアは速いペースを維持して追い上げクラス4位に、また福山英朗/大八木信行組がドライブした#81シルビアも8位に入賞した。

エリック・コマス選手
「チャンピオンになれて非常にうれしい。全日本GT選手権は量産車をベースとしたマシンによる選手権で、真のGTカーのレース。そこでスカイラインGT-Rの強さを証明することが出来た。我々は参加した全てのレースで完走したが、これはGT-Rの極めて高い信頼性を示す結果に他ならない。また、チームも素晴らしい仕事をしてくれた」
影山正美選手
「最高の信頼性を持つスカイラインGT-R、最高のチーム、最高のピットワーク、そしてコンビを組む最高のドライバー、エリックと、我々はスタートする前から既に優位に立っていた。自分としては普通のレースのように普通に走った。初の全日本タイトルを獲得出来て大変うれしい」