日産フォーミュラEチームはABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン12(2025/26年)のドライバーとして、オリバー ローランドとノーマン ナトーの起用を継続します。
現フォーミュラE世界チャンピオンのオリバー ローランドは、複数年契約の一環として日産フォーミュラEチームで6シーズン目を迎えます。昨季は素晴らしい戦いぶりを見せ、ドライバーズチャンピオンを獲得しました。
一方、フォーミュラEで優勝経験を持つナトーは、シーズン11にチームへ復帰して以降、同チームで3年目のシーズンに挑みます。ナトーは安定した速さを見せ、昨季マイアミ戦ではポールポジションを獲得しました。
サム バードは、2025年11月にリザーブ兼開発ドライバーとして加入し、日産フォーミュラEチームの最新メンバーとなりました。彼はフォーミュラEの全3世代のマシンで勝利経験があり、2014年のシリーズ創設以来、一貫して参戦し続けています。
アビー プリングは、2025年6月にチームと契約して以来、ルーキー兼シミュレータードライバーとして引き続き活動します。彼女はこれまで通りチームのテストを担当し、パリ近郊にある日産フォーミュラEチームのファクトリーに併設されたシミュレーターで開発面を支えていきます。
世界各国で18戦が予定されているシーズン12は、GEN3 Evoマシンで戦う最後のシーズンです。

オリバー ローランド
現フォーミュラE世界チャンピオンのオリバー ローランドは、シーズン5でデビューして以来、シリーズを代表するトップドライバーです。シーズン11でも素晴らしいパフォーマンスを発揮し、シーズン残り2戦を残してチャンピオンを確定させました。シーズンを通して4勝を含む7回の表彰台、さらに3度のポールポジションを獲得しました。ローランドは、2015年にフォーミュラ・ルノー3.5シリーズで優勝し、2年後にはFIAフォーミュラ2で3位を獲得するなど、輝かしいジュニアキャリアを経て、シーズン5から日産ドライバーとしてフォーミュラEに転向しました。
「シーズン10(2023/24)に日産へ復帰して以来、ここまで成し遂げてきたことは自分でも驚くほど素晴らしい結果だと思います。フォーミュラEに来てからというもの、このチームはずっと“自分の居場所”のように感じていて、高い信頼関係と大きな支えをもらっています。シーズン12では、前シーズンの成果を再現し、さらに上回ることが目標です。そのためにはベストな結果を出すために、どれだけ努力しなければならないかも十分に理解しています。」
生年月日:1992年8月10日
出身地:英国バーンズリー
国籍:イギリス
経歴:
2012年:2010年末にシングルシーターデビューを果たし、フォーミュラ・ルノー・ユーロカップに移籍。初年度にドライバーズランキングで3位、カタルーニャの最終戦で優勝。
2013年:フォーミュラ・ルノー・ユーロカップで3勝を追加し、準優勝を獲得。
2014年:フォーミュラ・ルノー3.5に昇格し、デビューシーズンで2勝を挙げ、選手権で4位を獲得。
2015年:フォーミュラ・ルノー3.5で8勝を挙げ、初の国際タイトルを獲得。同年、GP2シリーズの4つの週末にも出場。
2016年:フォーミュラ1のサポートレースにフルタイムで出場し、GP2シリーズに移籍。ルーキーシーズンで4回の表彰台を獲得。
2017年:GP2シリーズがFIAフォーミュラ2選手権に変わり、モナコのストリートで初のF2勝利を挙げ、ブダペストでも勝利を収め、選手権で3位となる。
2018/19年:日産ドライバーとしてABB FIAフォーミュラE選手権に参戦し、デビューシーズンで勝利を争い、2回の表彰台を獲得してルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝く。
2019/20年:フォーミュラEの2年目で、ベルリンの準決勝レースで初勝利を収め、選手権で5位、日産をチームランキングで2位に導く。
2020/21年:シーズン7でプエブラとベルリンでさらに2回の表彰台を獲得し、定期的にポイントを獲得。
2021/22年:マヒンドラでフォーミュラEに参戦し、シーズンの準決勝ラウンドで表彰台を獲得。
2022/23年:マヒンドラのドライバーとして続投し、8月に日産への復帰が決定。
2023/24年:ミサノとロンドンのホームレースで2勝、さらに5回の表彰台を獲得し、ドライバーズランキングで4位に入賞。
2024/25年:シーズン11に向けて日産フォーミュラEチームのドライバーとして続投し、新しいGEN3 Evo時代に挑む。
2025/26年:日産フォーミュラEチームとの複数年契約に則り続投

ノーマン ナトー
ノーマン ナトーはフォーミュラEの優勝経験者であり、日産フォーミュラEチームで3年目のシーズンに挑みます。フォーミュラ・ルノー3.5シリーズ、GP2シリーズ、FIAフォーミュラ2でのレースで勝利を収めたジュニアキャリアを持ち、2020年にはル・マン24時間レースで総合2位を獲得しました。世界耐久選手権のハイパーカー部門でも競技しています。
「チームで戦うのはこれで3度目で、2年連続のシーズンになるので、前に進むうえで大きな自信につながっています。改善すべき点はまだたくさんありますが、今年はゼロからのスタートではないので、シーズン11で得た経験を活かすことができます。ローランドも再び非常に高いレベルで戦ってくれると確信していますし、チームとしてチャンピオン争いができると信じています」
生年月日:1992年7月8日
出身地:フランス・カンヌ
国籍:フランス
経歴:
2010年:F4ユーロカップ1.6でシングルシーターデビューを果たし、2勝を挙げて選手権で2位。
2012年:フォーミュラ・ルノー2.0アルプスに昇格し、4勝を挙げ再び選手権で2位。
2014年:フォーミュラ・ルノー3.5シリーズの2年目でポールポジションと2勝を獲得し、GP2シリーズへの移籍を果たす。
2016年:GP2で5回の表彰台を獲得し、その中には2勝も含まれ、選手権で5位。
2017年:FIAフォーミュラ2の初年度に参戦し、1勝を挙げて3回の表彰台に上がる。
2018年:耐久レースに転向し、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP2クラスで勝利を収め、総合3位に。ル・マン24時間レースにもデビュー。
2019-20年:FIA世界耐久選手権にデビューし、上海とオースティンで勝利を挙げ、ル・マン24時間レースで2位。
2020-21年:フォーミュラEのデビューシーズンの最終レースでベルリンで勝利を収め、WECでの活動と両立。
2021-22年:WECに継続参戦し、再びル・マン24時間レースに出場。
フォーミュラEのシーズンの最後の2ラウンドに出場した後、日産へのフルタイム復帰が決定。
2022-23年:ローマE-Prixで表彰台を獲得し、シーズン9を6戦連続のポイントフィニッシュで締めくくる。
2023-24年:アンドレッティとともにフォーミュラEで競技し、上海の第2レースで表彰台を獲得。また、WECのハイパーカー部門でも競技し、カタールのデビュー戦で表彰台を獲得。9月に日産フォーミュラEチームへの復帰が発表される。
2024/25年:シーズン11に向けて日産フォーミュラEチームに復帰。
2025/26年:シーズン12も日産ドライバーとして続投

サム バード
サム バードはフォーミュラEで複数回の優勝経験を持つドライバーで、2025年11月に日産フォーミュラEチームのリザーブ兼開発ドライバーとして加入しました。ジュニア時代に成功を収めた後、フォーミュラE初年度から参戦。以降すべてのシーズンでグリッドに名を連ね、3世代すべてのマシンで優勝を飾っています。
「この2シーズン、日産と密接に仕事をしてきたので、パワートレインについては熟知しており、準備は万端です。ローランドとナトーとは素晴らしい関係を築いていて、2人は心から尊敬するドライバーです。サーキットではもちろん、現在のGEN3 Evoや将来のGEN4マシンの開発面でも、あらゆる形で彼らをサポートしていきます。過去2年間で培った知識を活かし、シミュレーターでもすぐにフィードバックを提供し、チームがシーズン11でつかんだ勢いをさらに強めていきたいと思っています。」
生年月日: 1987年1月9日
出身地: イギリス・ローハンプトン
国籍: イギリス

アビー プリング
2024年F1アカデミー王者のアビー プリングは、2025年6月に日産フォーミュラEチームと複数年契約を結び、ルーキー兼シミュレータードライバーとして加入しました。シーズン11開幕前、マドリードで行われた初の女性ドライバー限定セッションで最速タイムを記録し、パドックに強烈な印象を残しました。2025年のベルリン・ルーキーテストにも参加し、同シーズンから導入された日産「 e 4ORCE 05」マシンで貴重な経験を積んでいます。
F1アカデミーでの活躍に加え、プリングは英国F4で史上初の女性優勝者としても知られています。2025年にはGB3選手権にも参戦し、ブランドハッチの第6戦で表彰台を獲得しました。
「日産フォーミュラEチームに加入できて本当に嬉しいです。ハラマやベルリンでのマシン走行に加え、またチャンスを頂けたことにワクワクしています。ルーキーの私に対してクルーが惜しみなく時間と手間をかけ、親切かつ忍耐強く支えてくれたことに感銘を受けました。GEN3 Evoは特に350kWのAWDモードが本当にユニークで、楽しんで走行しました!これまで乗ってきたどのマシンとも違うので、パワーに慣れるまで少し時間が必要でしたが、シミュレーターでの作業や走行機会をこれからも楽しみにしています。」
生年月日: 2003年3月21日
出身地: イギリス・ゴズバートン
国籍: イギリス