日産e.dams、メキシコ大会に向け始動

日産e.dams、メキシコ大会に向け始動

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は、2月12日にメキシコシティで開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン8の第3戦に参戦します。日産e.damsは、シーズン6と7のメキシコ大会で表彰台を獲得しています。

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フォーミュラEでメキシコ大会が開催されるのは、今シーズンで6回目です。今回のレースが開催されるのは、シーズン6と同じアウトドローモ エルマノス ロドリゲスサーキットで、かつて野球場として使用されていたフォロソルスタジアムを通過するユニークなレイアウトが特長です。コーナーが多い本サーキットでは、ドライバーは何度もフルパワーで加速しなければならず、レースモードで20kW増の220kW、アタックモードで15kW増の250kWの出力が可能となった新しい「Gen2」マシンを適切にコントロールする必要があります。シーズン6の本大会では、セバスチャン ブエミが、スリリングなレース展開の中で戦い抜き、3位を獲得しました。

日産のグローバル モータースポーツ ダイレクターのトマソ ヴォルペは「シーズン6で好成績を収めたこの素晴らしいサーキットに戻ってくることができ、とても嬉しく思っています。うねるようなコースと、マシンバランスが肝となる高速コーナーが組み合わさったこのコースは、技術的に難しいだけでなく、雰囲気も最高です。スピードとエネルギー消費の最適なバランスを見つける必要がある難しいコースですが、ドライバーたちには好評ですし、特にスタジアムにいらっしゃるファンの皆さんには、ワクワクするようなオーバーテイクをお見せできると思います。メキシコでは2014年から『日産リーフ』を販売していますし、多くの日産ファンに、電気自動車のワクワクする走りと素晴らしいレースをお見せしたいと考えています」と述べました。

日産e.damsのチーム監督であるグレゴリー ドリオとオリビエ ドリオは「日産e.damsがメキシコシティに戻ってきました。メキシコでは常に熱問題に直面します。標高が高いため、他のサーキットに比べて空気密度が低く、モーターやブレーキなどのマシンの主要コンポーネントの空冷効率が低下しやすいためです。しかし、このような条件でこそ、フォーミュラEは実力を発揮します。高効率の電動モーターのおかげで、パワーユニットの熱上昇は最小限に抑えられます。ブレーキについても同様で、マシンの減速時には、ブレーキディスクを加熱するのではなく、主にモーターがエネルギーをバッテリーに回生することで減速します。あとは、バッテリー温度をしっかりとモニターし、熱問題に対処していきます」とコメントしました。

 

ドライバーコメント

セバスチャン ブエミ:「過去、メキシコシティでチームは良い成績を残してきました。シーズン6では表彰台に上りましたし、シーズン5でも素晴らしいペースで走れました。今回も速く走れると思いますし、このワクワクするコースで再びレースができることをとても楽しみにしています。ディルイーヤで行われた開幕戦のダブルヘッダーは、結果だけを見ればあまり良い成績ではありませんでしたが、パフォーマンスは改善することができました。第1戦、第2戦の教訓を生かして、ここメキシコでは良い成績を残したいと思います」

 

マクシミリアン ギュンター:「シミュレーターでしっかりとトレーニングしてきました。メキシコの素晴らしいサーキットで再びレースができることをとても楽しみにしています。スタジアム・エリアの観客と素晴らしい雰囲気に包まれてあの区間を走り抜けることは、大きな励みになります。ディルイーヤでの最初の2レースでも、チームとの連携はうまくいっていました。ポイント獲得とはなりませんでしたが、様々な面で着実に進化できたと思いますので、メキシコでも良いパフォーマンスを見せたいと考えています」

TV details
https://www.fiaformulae.com/en/watch/ways-to-watch

#FANBOOST
日産e.damsのファンの方は、nismo.comにアクセスして投票していただくことで、レース中のドライバーに追加で加速するパワーを与えることができます。投票はレースの3日前から始まり、レース開始6分後に締め切られます。ファンブースト投票上位5人のドライバーだけが、この特別なエネルギーを手に入れることができます。

 

以上


Formula E概要については こちら

About Nissan in Formula E
Nissan made its all-electric racing debut in Season 5 (2018/19) of the ABB FIA Formula E Championship, becoming the first and only Japanese manufacturer to enter the series.

In Season 7 (2020/21), Nissan announced its long-term involvement in Formula E and its commitment to the Gen3 era, which will run from Season 9 (2022/23) through to the end of Season 12 (2025/26) of the all-electric racing series.

In April 2022, Nissan acquired the e.dams race team, with the Japanese automaker taking full ownership of its involvement in the ABB FIA Formula E World Championship.

In June 2022, Nissan announced it would supply its Nissan EV powertrain technology to McLaren Racing for the entirety of the Formula E Gen3 era.

For Season 10 of the ABB FIA Formula E World Championship, the Nissan Formula E drivers will be Oliver Rowland and Sacha Fenestraz.

Nissan races in Formula E to bring the excitement and fun of zero-emission electric vehicles to a global audience. As part of its goal to achieve carbon neutrality across its operations and the life cycle of its products by 2050, Nissan intends to electrify every all-new vehicle offering by the early 2030s in key markets. The Japanese automaker aims to bring its expertise in transferring knowledge and technology between the racetrack and road for better electric vehicles for customers.

About Formula E
The ABB FIA Formula E World Championship became the first global sport to be certified with a net zero carbon footprint from inception back in 2020, having invested in certified climate-protecting projects in all race markets to offset emissions from every season of electric racing.

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The World's greatest manufacturers race against each other on street circuits and Formula E promotes the adoption of sustainable mobility in city centres in a bid to combat air pollution and lessen the effects of climate change.