日産e.dams、バレンシアePrixレースレポート

第6戦でオリバー・ローランドが4位入賞
日産e.dams、バレンシアePrixレースレポート

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は、4月24日と25日に開催されたABB FIAフォーミュラE世界選手権のバレンシアePrix(第5、第6戦)に参戦しました。第6戦でローランドが決勝で4位に入賞し、12ポイントを獲得しました。

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第5戦でローランドは9位グリッドからスタートし、スリリングな走りを見せながらオーバーテイクを重ね、最終ラップで2位まで順位を上げました。しかし、レース終盤に運営側のレースコントロールの判断により、全チームから大量のエネルギーが差し引かれたため、ローランドは失格となりました。一方ブエミは、徐々に乾いていく路面で力強い走りを見せ、予選で5位に入りました。決勝レースの序盤は4位を走行していましたが、追突されてリタイアとなりました。

第6戦では、ローランドは予選で8位となりましたが、決勝は4位まで追い上げ、12ポイントを獲得しました。ブエミは11位でゴールしています。

日産のグローバルモータースポーツダイレクターであるトマソ ヴォルペは、「非常に波乱に満ちたレースでした。第5戦では、最終ラップで運営側が判断したエネルギー削減により、半数の選手が完走できないという結果になりました。非常に残念ですが、この決定を受け入れます。しかし、このような形でレースを終えると、フォーミュラEの魅力をファンにうまく伝えられないのではないかと懸念します」と語りました。

日産e.damsチーム監督であるグレゴリー ドリオは、「第5戦で、ローランドは終盤までとても良い走りをしていたので、ポイントを獲得できず残念でした。また、4位を走行していたブエミが追突されてリタイアになったことも残念でした。ドライコンデイションとなった第6戦はペースが良く、ローランドも素晴らしい走りをしてくれたので、次戦のモナコでもこうした走りをしていきたいですね」と語りました。

フォーミュラE選手権第7戦は、5月8日にモナコで開催されます。

 

ドライバーコメント

オリバー ローランド
「バレンシアでのレースを初めて経験しましたが、全体的に良かったと思います。第5戦で終盤にエネルギー削減の判断が出たことは残念でしたが、第6戦では集中力を取り戻し、チームのためにポイントを獲得することができました。ウェットでもドライでも速く走れたと思います。予選でスーパーポール争いに参加できなかったのは少し残念でしたが、決勝レースはうまくいきました。全体的には好調で、今日の結果を踏まえてモナコに向かうことができると思います。シーズン5のモナコでは表彰台を獲得していますから」

 

セバスチャン ブエミ
「第6戦は、9位からスタートして11位となりましたが、望んでいた結果ではありません。他のドライバーたちとかなり激しくぶつかり合い、マシンにいくつかのダメージも負ってしまいました。昨日の第5戦も4位を走行していましが、最終的にリタイアとなったのも残念でした。どこを改善すべきか分析し、モナコに備えます」

 

以上


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