日産e.dams、フォーミュラEモナコe-Prixレースレポート

歴史あるストリートサーキットで日産の新世代パワートレイン「Gen2」を初披露
日産e.dams、フォーミュラEモナコe-Prixレースレポート

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は、5月8日に開催されたABB FIAフォーミュラE世界選手権モナコe-Prixに参戦しました。オリバー ローランドは、日産の新世代フォーミュラEパワートレイン「Gen2」の性能と効率の高さを証明してスーパーポールに進出し、決勝は6位でゴールしました。セバスチャン ブエミは、グループ予選が赤旗で中断され、13番手からスタートしたものの、決勝は11位でゴールしました。今回のレースで、チームは8ポイントを獲得しました。

英語音声のみ

 

モナコでフォーミュラEが開催されるのは4回目ですが、2020-21年のシリーズ第7戦は世界的に有名なモナコのモンテカルロ・ストリート・サーキットでのレースとなりました。晴天でハイグリップなコンディションの中、45分+1周のレースでローランドとブエミは周囲のマシンと激しいバトルを繰り広げ、グランドスタンドでソーシャルディスタンスを保ちながら観戦したファンを存分に楽しませました。

日産のグローバル・モータースポーツ・ディレクターであるトマソ ヴォルペは、「モナコのレースには、もう少し期待していました。しかし、ローランドがチームのためにポイントを獲得し、チーム選手権での順位を上げることができました。ブエミは残念ながらポイント圏外で終わりました。次のレースまで5週間あるので、シーズン後半に向けてしっかりとした計画を立て、すでにメキシコで再びレースに出ることを楽しみにしています」と語りました。

日産e.dams監督であるオリビエ ドリオは、「世界で最も象徴的なストリートサーキットのひとつで行われた今回のレースで、望んだポイントは獲得できませんでした。メキシコのプエブラにある新しいサーキットに向かうまでの数週間、集中して倍の努力をするつもりです」と語りました。

次の第8戦、第9戦は6月19日、20日にメキシコで開催されます。

 

ドライバーコメント

オリバー ローランド:「全体的には、まずまずの一日だったと思います。スーパーポールに入ることは常に重要ですが、スーパーポールでの周回をうまくまとめることができませんでした。決勝はペースも良く、エネルギーマネジメントとアタックモードのタイミングも良かったと思います。最終的には、スタート時と同じ位置でフィニッシュできたので、まずまずの結果と言えるでしょう。そして、しっかりとチームポイントを獲得することができました」

 

セバスチャン ブエミ:「今日は厳しい一日でした。予選では運悪く赤旗が出てしまいましたが、実はそのとき、とても良いラップを刻んでいました。再度走行しなければならなったときには、すでにタイヤの性能が落ちていました。決勝では、多くの集団の中で挽回するのは困難でした。中断された予選によって、本当に後方に沈んでしまいました。メキシコに向けて頑張ります」

 

以上


Formula E概要については こちら